監察軍

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監察軍（かんさつぐん）とは、TVアニメ『超時空要塞マクロス』に登場する架空の組織で、宇宙を戦場とする軍である。

50万周期（地球で言うところの50万年）前から、銀河を二分する大戦争をゼントラーディ軍と繰り広げている。アニメのタイトルにもなっているマクロスは、1999年に落ちてきたこの監察軍の宇宙戦艦を地球人類が修復したものである。

物語中では地球とゼントラーディ軍の戦いが主に描かれており、監察軍はほとんど姿を現さない謎の軍隊であるが、マクロスのサイズなどから判断するとゼントラーディ軍と同様、プロトカルチャーに遺伝子操作で作られた巨人族の軍隊だと思われる。ゼントラーディ軍との戦況は、大きく圧され気味といった状況である（太陽系は、最前線よりわずかにゼントラーディ勢力圏内に位置している）。

監察軍はTV版のみに登場し、劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』では男性のみのゼントラーディ軍と女性のみのメルトランディ軍が戦っている。また、海外版の『ロボテック』では、Tirolian（『超時空騎団サザンクロス』の敵勢力であるゾル人）がこれに相当し、マクロスも彼らの作った物とされている。

続編『マクロス7』においては、その正体は50万周期前にプロトデビルンがプロトカルチャーやゼントラーディ人を洗脳して構成された勢力の生き残りであるとされていて、国内・海外シリーズにおいてそれぞれ扱いが異なる。