プロトカルチャー
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プロトカルチャーは、SFアニメーション『超時空要塞マクロス』に登場した巨大異星人ゼントラーディ(メルトランディ)の創造主と推定される異星人。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 歴史
彼らは、人類有史の遥か以前に全宇宙規模で繁栄し、銀河系に一大星間国家を築きあげ、高度な文明をもって栄えていたが、その後、この星間国家は2つの勢力に別れ戦争状態となった。
二つの勢力(劇場版では男女で別々の社会)は互いに、直接の損害を防ぐ為の代理戦争の目的の為に、遺伝子工学を使って、それぞれが手足となるべき生体兵器・代理兵士として「巨人の兵士」を作り上げ、彼らをコントロールするために「プロトカルチャーに手を出してはならない。触れたる者は滅びる」というコードを潜在意識に組み込んだ。
なお、その分裂した一方の勢力(劇場版では男性社会)によって作られたのが「ゼントラーディ」であり、もう一方(劇場版では女性社会)によって作られたのが「監察軍」(劇場版ではメルトランディ)である(『マクロス7』ではまた設定が変わり、ゼントラーディより強力な生体兵器として開発された「プロトデビルン」が暴走し、プロトカルチャーやゼントラーディを洗脳して支配下に置き、監察軍を作り上げたとされている)。
しかし、争うことしか知らない巨人達の戦争は拡大の一途をたどり、コントロールは失われ、敵に打ち勝つ為に一度は解除された、上記のプログラムを再発令することは不可能となった。
そして暴走した巨人達の戦火の中で、プロトカルチャー達も犠牲となり、自らの生み出した創造物によって滅ぼされた。 地球時間でおおよそ50万年ほど過去のことである。
なお「現世人類」は、プロトカルチャーが地球に立ち寄った際に原住生物を遺伝子的に改造、将来の移民に備えて惑星環境に適応した亜プロトカルチャー人種作成計画を実行した結果、発生した種族と推測される(劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』およびOVA『マクロス_ゼロ』では地球上に残されていたプロトカルチャーの遺跡が登場する)。
つまりプロトカルチャーは人類の祖先なのである。
巨人達は、ファーストコンタクト時に地球人類のことを、ゼントラーディ語で「デブラン」(英語から来た呼び方では「マイクロン」=ちっぽけな生き物)と呼んだが、これは彼ら、彼女ら巨人達が、過去にも同様な生物と接触したことが推察される。
そして、地球人類が行う彼らの造物主と同じ程度の文化的創造や、男女間の感情表現を目撃した後、これを「文化を持つデブラン(マイクローン)」すなわち「プロトカルチャー(注)」として驚愕を持って怖れるようになった。
注:巨人達が、地球人のうち主要な接触先だったSDF-1 マクロスの主要言語だった英語を通信傍受・解析したものと思われ、彼らの原語ではどのような発音だったかは不明