白い恋人
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白い恋人(しろ-こいびと)は、北海道札幌市にある菓子メーカー・石屋製菓の製造する、ラング・ド・シャクッキーでチョコレートを挟んだ菓子。ホワイトチョコレートを挟んだ「白い恋人ホワイト」と、ミルクチョコレートを挟んだ「白い恋人ブラック」の2種類がある。
ある年の師走、社長が近くの公園から歩くスキーを終えて会社に戻ってきたときの「白い恋人たちが降ってきたよ」という何気ない一言が名前の由来。
1976年12月に発売された。色が白いことが北海道の雪景色を連想させることや、北海道限定販売にしたことが功を奏し、出張や旅行の際の土産品として人気を得た。現在では年間約2億枚を売り上げるまでになり、北海道の土産と言えば白い恋人とも言われる。土産品の単品売り上げでは赤福(三重県)に次いで全国2位とされる。
また、オーダーメイドで、「白い恋人」の製品パッケージに顔写真等を入れられるサービスなどもある。
1997年には、姉妹商品として「白い恋人チョコレートドリンク」が発売された。
石屋製菓がJ2コンサドーレ札幌のオフィシャルスポンサーであるため、ユニホームの胸の位置に「白い恋人」のロゴが入っている。
札幌市にある「白い恋人パーク」という施設には、「白い恋人」の生産工場や、チョコレートの歴史や美術品などを見学できる「イシヤチョコレートファクトリー」、コンサドーレ札幌の練習場やクラブハウスなどが設けられている。