毛利蘭
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毛利蘭(もうり らん)は、青山剛昌作の漫画・テレビアニメ・テレビドラマ『名探偵コナン』に登場する架空の人物。
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[編集] 概要
工藤新一の幼馴染。空手を得意とする。
一途に新一の帰りを待っているが、時折「コナン=新一」かと疑うことがあり、コナンを慌てさせる。新一とは両想いなのだが、彼同様、素直になれないでいて、園子などに度々新一との仲を「未来のフィアンセ」などと冷やかされると顔を赤らめつつ否定するのがお決まりとなっている。母に代わって父親の悪癖を制止する歯止め役でもある。
[編集] 人物像
帝丹高校2年B組。空手部所属(都大会優勝。劇場版では関東大会優勝)で、固く施錠されたドアを蹴り破ったり、車のドアガラスを蹴り砕いたり、犯人をその技術で叩き伏せたりなど、その腕は一級品だが、話の展開上から言えば役立つことの方が少ない。その他のスポーツも万能で、ピアノで「月光」も弾ける。得意科目は国語。英語も簡単なヒアリング、及び日常会話はできる。 コバルト文庫系らしき少女向けライトノベルを中学時代に愛読していたらしく(7巻)、また、三国志にも詳しい(39巻)という文学少女的な一面もある。
身長は高校1年の時点で160cm。毛利家の家事全般を担っている。一応、和洋中の料理全てを作れるらしいが、料理下手な母の下でどうやって料理の腕を身につけたかはイマイチ不明。
少々怒りっぽい性格だが(特に新一に対して)、基本的は優しく、人と仲良くなれる人当たりの良さがある。その反面臆病で涙脆く、怪談や妖怪の類が大の苦手で(実体のある人間がお化けの振りをしていた場合、正体が分かれば平気)、よく悲鳴をあげている。だが意思は強いので、正義感から大胆な行動を取ったり、犯人の動機に対して物申すこともある。また、誰かを守るために自らの命を危険にさらすことも。ギャンブルに関しては、かなりの強運。方向音痴は父親の小五郎譲りな部分がある。一度寝たらなかなか起きない。
両親の別居を快く思っておらず、仲を取り戻そうと策を講じることがたまにあるが、どれも失敗に終わっている。しかし、決して無意味に終わっているわけでもなく、徐々に夫妻の中は当初に比べるとかなり縮まりつつある。(これは、元々互いの意地の張り合いなためでもあるが)
[編集] 服装
当初、私服着用の時は頻繁にオーバーニーソックス(色は黄色、白色、緑色、黒色など)を穿いていたが、現在はあまり穿いていない。通学用の靴下は白色の短いソックス(三つ折り)だったが、途中からは黒色のハイソックスに変わった。
[編集] 補足
名前の由来は、アルセーヌ・ルパンの作者であるモーリス・ルブラン。