松前漬け
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「松前」の名前のとおり、松前藩(現在の松前郡松前町周辺)の郷土料理が発祥。
元来はスルメ、昆布、醤油のみで漬け込んだものであったが、味覚の好みの変化もあって以下のように材料の種類も増え、漬け込み液も醤油単独から醤油主体に配合した調味液に移った。
乾燥したままのスルメと昆布の表面を濡れ布巾で拭いてからはさみで細切りにし、数の子は小さく切っておく。人参、生姜はスルメ・昆布よりも細い千切りにする。このように下ごしらえした材料に、酒、醤油、みりんを鍋に入れ、一旦煮立ててから冷ました調味汁をかけ、唐辛子(なんばん)をあわせて混ぜ合わせ、1週間冷所に保存して作る。
スルメと昆布の旨味が程よく引き出され、昆布のぬめり、スルメと数の子の歯ごたえが心地よい食感を織りなす珍味である。酒の肴にもご飯の友としても良く合う。
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