村田機械
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
村田機械株式会社(むらたきかい、Murata Machinery, Ltd.)は、日本の京都市にある機械メーカーである。
[編集] 概要
- 社 名 村田機械株式会社
- 設 立 1935年(昭和10年7月)
- 本 社 京都府京都市伏見区竹田向代町136
- 資本金 9億円(2006年6月1日現在)
- 代表者 代表取締役社長 村田大介
- 従業員 2200名(2006年4月現在)
- 売上高 【単独】1157億円 【連結】1532億円 (2005年5月期)
- 未上場
1935年、西陣ジャガード機製作所として発足し、主に繊維機械を中心に展開。1961年に工作機械、1962年に物流機器分野に進出。1962年に現在の社名に変更された。
1970年代からは繊維機械と並ぶ同社の主軸商品・ファクシミリの製造事業にも取り組み、1973年に発売された「dex180」は、日本電信電話公社(後のNTT)からファクシミリ認可商品の第1号を取得した。1990年頃にはファクシミリ事業に続く情報通信事業として米国向け携帯電話市場へ参入した。
繊維機械において1979年空気の力を利用し、結び目なしに糸をつなぐマッハスプライサーを開発。この装置を装備した同社の自動ワインダーが世界中の紡績工場に導入されるようになる。現在に至るまで、この自動ワインダーは同社の主力製品となっている。
現在は、繊維機械、工作機械、デジタル複合機等の情報機器の他、ロジスティクスシステム、半導体工場や液晶パネル・プラズマディスプレイパネル工場向けのクリーンルーム対応FAシステムなどを主力製品としている。
同じ京都を本拠地とする企業・村田製作所とは資本関係は一切ない。(ホームページでもその旨の説明が記されている)区分けのため「Muratec」(ムラテック)のブランド名を使用している。
また、テレビCMでは演歌歌手の村田英雄(故人)を起用していたことがあった。その時のセリフは「俺が村田だ」だった。
1989年からは、毎年1月に京都で開催されている全国都道府県対抗女子駅伝の協賛を続けている。