日下部基栄
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女子 柔道 | ||
銅 | 2000 | 女子 57kg級 |
日下部 基栄(くさかべ きえ、1978年10月11日 - )は、福岡県福岡市出身の元柔道選手で、元福岡県警察本部警察官。大外刈りなどのパワフルな技を得意とし、シドニーオリンピックでは柔道女子57キロ級で銅メダルを獲得した。アテネオリンピックで日本人女子唯一メダルを逃したことで引退し、福岡県警も退職した。その後は福岡でタレント・スポーツコメンテーターとして活動。2005年11月に結婚。
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[編集] 来歴
- 1999年5月に痛めた左膝の故障(前十字靱帯断裂)と戦いつつも好成績を挙げ続ける。
- 2000年のシドニーオリンピックでは、銅メダル。
- 2004年アテネオリンピックでは、日本代表を再び勝ち取り出場。
- 2005年1月17日、現役引退を表明。
- 2000年のシドニーオリンピックの頃から一部のインターネット上の電子掲示板で、「基栄タン」という愛称で親しまれ萌えキャラとして人気がある。
- 2ちゃんねるでは2000年10月に行われた毎日新聞と日経新聞の「シドニーオリンピックで感動したメダル」のネット投票で日下部を1位にしようと2ちゃんねらーによる投票の呼びかけが行われたことがある。結果、毎日では38800票を獲得して2位、日経では333579票を獲得して1位を記録した。
- 福岡の女性アームレスリング選手を取材した番組企画から2005年、一緒に全日本アームレスリング大会に出場し、-60キロ級でいきなりレフトハンド、およびライトハンド共に準優勝を遂げる。
- 時期はわからないが、FBS福岡放送「ナイトシャッフル」において、カーリングについてスポーツとは認めない、という趣旨の発言をし、蔑視的だという批判の声もある。ちなみに、2006年トリノオリンピックに出場したチーム青森の小野寺歩選手の「カーリングはスポーツだ」というコメントが報道ステーション内では紹介されている。
- 「夢空間スポーツ」では、大分県にあるオートポリスサーキットで行われる「ママチャリレース」に“チーム夢スポ”の一員として参加しているが、2006年は参加を辞退。その理由として番組内で、妊娠したことを次のフレーズで明らかにした。
「今年は“チャリ”ではなく、“ママ”のほうに参戦します」
[編集] 主要大会での成績
[編集] オリンピック
- シドニーオリンピック(2000年)3位(銅メダリスト。)
- アテネオリンピック(2004年)左膝靱帯の故障を押しての代表出場も、3回戦でベニシュ(ドイツ代表)にあわせ技一本負けで敗退。敗者復活戦でも、フェルナンデス(スペイン代表)に判定負け。
[編集] 世界選手権
- ミュンヘン大会(2001年)3位
[編集] 福岡女子国際
[編集] アジア選手権
[編集] アジア大会
- 1998年大会 3位
- 2002年大会 準優勝
[編集] その他
- ハンガリー国際(1998年)優勝
- フランス国際(2001年)優勝
- フランス国際(2002年)優勝
[編集] JAWA全日本アームレスリング選手権大会
- 2005年大会 -60キロ レフトハンド ライトハンドで共に準優勝
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