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政事総裁職(せいじそうさいしょく)は、江戸時代後期、幕末に新設された将軍後見職、京都守護職と並ぶ江戸幕府三要職の一つである。
1862年(文久2年)に京都の朝廷と薩摩藩は、越前国福井藩主松平慶永を大老職に、一橋慶喜の将軍後見職就任を求めるように幕府に圧力をかける。幕府は新たに役職を新設し慶永を政事総裁職とした。文久の幕政改革を行う。慶永は翌年には辞職し、後任には川越藩主松平直克が任命され、1864年(元治元年)に廃止される。
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