掛川市市街地循環バス
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掛川市市街地循環バス(かけがわししがいちじゅんかんばす)とは、掛川市が運営するコミュニティバス。通称スローライフバス。
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[編集] 概要
北回りと南回りの2路線があり、掛川駅南北に点在する各種施設を経由しながら中心市街地を一周する。北回り・南回りとも、右回りの一方通行であり、1周12kmを45分周期で1日19便運行する。
北回りはジーネット・コーポレーション、南回りは掛川バスサービスが運行する。
[編集] ルート
バス停には駅ナンバリングのように番号が振られており、路線を意味する文字と起点からの停車順を意味する数字で表される。 北回りは北1,北2,...,北43、南回りは南1,南2,...,南44となる。以下のリストでは表記の簡単のため路線名は省略する。
[編集] 北回り
車両カラーは緑。
掛川駅北口を起点とし、駅北方面の住宅地・商業地を通る。市役所、サンテラスユニー、オカノ、掛川北病院、さんりーな、生涯学習センター、掛川城大手門などを経由する。
1.掛川駅北口 → 2.研屋町 → 3.中町商店街 → 4.西町商店街西 → 5.掛信下俣支店前 → 6.下俣町 → 7.十九首北 → 8.十九首西 → 9.中央3丁目東 → 10.中央3丁目西 → 11.市役所 → 12.生物循環パビリオン前 → 13.新長谷橋南 → 14.橘町 → 15.つくし会館入口 → 16.さやの家入口 → 17.末広町 → 18.サンテラスユニー前 → 19.オカノ掛川店前 → 20.秋葉路入口 → 21.秋葉路西 → 22.秋葉路東 → 23.掛川北病院 → 24.さんりーな入口 → 25.上屋敷 → 26.七日町西 → 27.七日町東 → 28.中宿公園入口 → 29.中宿 → 30.柳町 → 31.天王町西 → 32.天王町東 → 34.徳育保険センター前 → 35.御所原 → 36.旭町 → 37.神明町 → 38.奥姫橋 → 39.天然寺前 → 40.大手門前 → 41.連雀 → 42.紺屋町 → 43.栄町 → 1.掛川駅北口
[編集] 南回り
車両カラーは青。
掛川駅北口を起点とし、主に駅南方面の住宅地を通る。市立病院、掛川花鳥園、掛川駅南口、掛川東高、資生堂、市役所などを経由する。
1.掛川駅北口 → 2.塩町 → 3.上張 → 4.緑ヶ丘1丁目 → 5.緑ヶ丘2丁目 → 6.掛川税務署前 → 7.京徳池前 → 8.南郷保育園前 → 9.杉谷1丁目 → 10.杉谷 → 11.小笠教育会館前 → 12.市立病院 → 13.結縁寺 → 14.花鳥園前 → 15.亀の甲2丁目 → 16.駅南公園入口 → 17.南2丁目 → 18.神代地公民館前 → 19.南1丁目 → 20.掛川駅南口前 → 21.掛信駅南支店前 → 22.美感ホール入口 → 23.農協Aコープ南店前 → 24.久保1丁目 → 25.社会保険事務所前 → 26.県営住宅前 → (26-2.富士見台霊園 → )27.掛川東高入口 → 28.下俣南2丁目東 → 29.下俣南2丁目西 → 30.資生堂アートハウス入口 → 31.東名小笠パーキング入口 → 32.長谷大橋南 → 33.長谷寺前 → 34.長谷西 → 35.長谷東 → 36.水質保全パビリオン前 → 37.市役所 → 38.小鷹町西 → 39.小鷹町東 → 40.中央小学校前 → 41.中央2丁目 → 42.労金掛川支店前 → 43.掛川郵便局前 → 44.スルガ銀行掛川支店前 → 1.掛川駅北口
以下のお盆・彼岸のシーズンの日中の便のみ富士見台霊園を経由する。このとき、2路線ともに時刻表が変わるので注意が必要である。
[編集] 利用
[編集] 乗換・乗継
2路線のバス停はいくつか共通しており、乗り継ぎが可能である。
- 共通のバス停
- 掛川駅北口(北1, 南1)
- 市役所(北11, 南37)
以下の組のバス停も共通であるが、道路の向い側にあるため注意が必要。
- 中央3丁目東(北9)と小鷹町東(南39)
- 中央3丁目西(北10)と小鷹町西(南38)
掛川駅北口(北1, 南1)、掛川駅南口前(南20)にて掛川駅を発着する電車及びバスと乗換可能。但し、天浜線の改札や他のバス停は全て北口にあるため、南口からこれらの路線に乗り換える場合には自由通路を通って回りこむ必要がある。
[編集] 運賃
乗車運賃は区間にかかわらず一律100円。但し、2路線を乗り継いだ場合には別に徴収される。この他、サポートパスや回数券が販売されている。
[編集] 経緯
かつて掛川市では市内循環なるバス路線が静岡鉄道によって運行されていた(左回り・右回り両方が存在した)。しかし、これが廃止されて以後は市街地をカバーするバス路線が存在しなくなり、兼ねてよりのモータリゼーションと郊外化により市街地は拡大、市街地の住民には復活が望まれていた。
このような状況のもと、市の掲げるスローライフ政策の一環として、西部方面(大池・長谷地区)への路線の拡張と駅南方面への路線を追加して、2003年5月20日にコミュニティバスとして復活した。名称が「市内循環」でなく「市街地循環」となったのは、市内とするには市域が広すぎるためである。
両路線ともに概ね好評であり、利用者は増加傾向にある。現路線の左回りや、東部工業団地・つま恋方面への新路線の設定も要望されている。