心理療法
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心理療法(Psychotherapy)(しんりりょうほう)とは精神疾患の治療、心理的問題の解決、あるいは精神的健康の増進を目的とする理論・技法の体系を心理療法という。臨床心理学の分野においては心理療法、精神医学の分野においては精神療法と呼ばれるが、実際には同じものを指している。明治以降の西洋学問の輸入において、同じpsycheという外国語が、医学では「精神」と、心理学では「心理」と訳されたからである。ただその手法を使用する人の資格と利用の意味合いがかなり異なる。
心理療法を行う者はカウンセラー、セラピスト、治療者などと呼ばれ、心理療法を受ける者は、クライエント、患者、来談者などと呼ばれる。
精神分析、行動療法、来談者中心療法の3つが心理療法の主要な源流であるとされているが、現代ではこの3流派に限らず、他にも様々な学派が数多く存在している。
最新の心理療法として、短期に問題解決、症状緩和ができるエネルギー療法(TFT・EFT・エナジータッピング)や EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と 再処理)や 短期療法が注目されている。
目次 |
[編集] 主な心理療法
- 精神分析
- 行動療法
- 来談者中心療法
- フォーカシング
- イメージ療法
- 認知療法
- 理性感情行動療法
- 集団療法
- グループ・アプローチ
- 家族療法
- カップル・セラピー
- ナラティブ・セラピー
- 短期療法
- 遊戯療法
- 箱庭療法
- コラージュ療法
- ゲシュタルト療法
- 交流分析
- 森田療法
- 内観療法
- 臨床動作法
- 自律訓練法
- 催眠療法
- エネルギー療法
- グリーフ・セラピー
- プライマル・スクリーム
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 氏原寛・亀口憲治・成田善弘・東山紘久・山中康裕共編『心理臨床大辞典』
- 河合隼雄『心理療法序説』岩波書店
- 河合隼雄『カウンセリングの実際問題』誠信書房
- 国分康孝『カウンセリングの理論』誠信書房
- 国分康孝『カウンセリングの技法』誠信書房
- 『心理療法ハンドブック』創元社
[編集] 外部リンク
【エネルギー療法関連】