師走冬子
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師走 冬子(しわす とうこ、7月27日 - )は、日本の4コマ漫画家。女性。群馬県出身・在住。芳文社、竹書房、双葉社の4コマ誌(4コマ漫画専門雑誌)などで作品を発表している。
おーはしるい、小笠原朋子、海藍、弓長九天、荒巻ユミ(須藤ゆみこ)、倉田ジュリ(故人)らと親交があり、とりわけデビュー前からの友人で師走に最初作品投稿を勧めたおーはし、一緒にニューヨークまで行った小笠原との仲はファンの間では有名である。
2000年頃から芳文社の4コマ誌で作品を連載していたが、2003年5月に『スーパーメイドちるみさん』第1巻が著者の初めての単行本として発売されて以降、他の連載作品も続々と単行本化され、2006年1月現在でその冊数は12冊を数える。まだ単行本1冊分のページ数に達していない2作品以外はすべて単行本化されており、単行本化されること自体が難しい4コマ誌の分野においては、人気のある作家であるといえる。
本人もマンガ同様(以上に?)波乱万丈のネタ生活を送っている。詳しくは著者のHP内の日記(サルフォカゴス)を参照。
作風については、各作品の記事を参照されたい。
目次 |
[編集] 年譜
- 1999年10月 - 『大高女クラ物語』(『女クラのおきて』の前身となる作品)の連載が、青磁ビブロス社(後のビブロス)の雑誌「Do! ぴーかん」において開始される。
- 1999年11月 - 『大高女クラ物語』の連載が、掲載誌「Do! ぴーかん」の廃刊に伴い、僅か2回で終了となる。
- 2000年1月12日 - 『超メイドちるみさん』(現『スーパーメイドちるみさん』)の連載が、芳文社の雑誌「まんがタイムジャンボ」(月刊)において開始される。
- 2000年2月12日 - 『女クラのおきて』の連載が、芳文社の雑誌「まんがタイムラブリー」(月刊)において開始される。
- 2000年9月12日 - 『超メイドちるみさん』の連載が終了する。
- 2000年11月22日 - 『あおいちゃんとヤマトくん』が、芳文社の雑誌「まんがタイムスペシャル」(月刊)においてゲスト掲載される(本作品は、翌々月にも同誌にゲスト掲載された)。
- 2001年1月 - 『いつも心に太陽新聞!!』の連載が、芳文社の雑誌「まんがタイムナチュラル」(不定期刊)において開始される。
- 2001年6月12日 - 『あおいちゃんとヤマトくん』の連載が、芳文社の雑誌「まんがタイムジャンボ」(月刊)において開始される(現在に至るまで連載されている)。
- 2001年8月22日 - 『はっぴいガーデン』が、芳文社の雑誌「まんがタイムスペシャル」(月刊)においてゲスト掲載される。
- 2002年5月17日 - 『超メイドちるみさん』(現『スーパーメイドちるみさん』)の連載が、芳文社から新たに創刊された雑誌「まんがタイムきらら」(月刊)において再び開始される。
- 本作品は、約1年8ヶ月ぶりの連載再開となる(現在に至るまで連載されている)。
- 2002年6月17日 - 『ぼくの家庭教師(カテキョ)』の連載が、竹書房の雑誌「まんがライフ」において開始される。
- 芳文社以外の雑誌での連載は、本作品が初めてとなる(最初期の『大高女クラ物語』を除く)。
- 2002年7月18日 - 『超メイドちるみさん』の連載が、芳文社の雑誌「まんがタイムポップ」(不定期刊)においても開始される。
- 2002年8月22日 - 『超メイドちるみさん』の連載が、芳文社の雑誌「まんがタイムスペシャル」(月刊)においても開始される。
- 2003年1月9日 - 『超メイドちるみさん』が、現在の『スーパーメイドちるみさん』に名称変更される。
- 2003年3月10日 - 「まんがタイムセレクション 師走冬子」が、芳文社より「まんがタイムスペシャル」の増刊号扱いで発売される。
- 「まんがタイムセレクション」とは、毎月異なる作家を採り上げ、その作家の作品のうち未だ単行本化されていないものを再録して発行されていたものであり、判型は通常の4コマ誌と同じくB5判であった。この号の表紙は、背景が全体的にピンク色で、『スーパーメイドちるみさん』の主人公である香田ちるみが、メイド服姿で大きく描かれていた(当時の4コマ誌としては、メイド服などの特殊な服装の登場人物が表紙を飾ること自体が異例であった)。
- 2003年5月1日 - 初単行本『スーパーメイドちるみさん』第1巻が発売される。
- 2003年5月20日 - 『花やか梅ちゃん』の連載が、双葉社の雑誌「まんがタウンオリジナル」(月刊)において開始される(現在に至るまで連載されている)。
- 双葉社の雑誌での連載は、本作品が初めてとなる。
- 2003年8月18日 - 『いつも心に太陽新聞!!』の連載が、掲載誌「まんがタイムナチュラル」の廃刊に伴い、終了となる。
- 最終号には、廃刊の旨の表示が無く、数ヵ月後に一部の作品が芳文社の他誌に移籍して連載を開始したことにより、読者は初めて「まんがタイムナチュラル」が廃刊となったことを知るに至った(つまり、読者に対して何の予告もなく突然廃刊となったといえる)。本作品は他誌に移籍されなかったため、必然的に連載終了となった。
- 2003年10月3日 - 『スーパーメイドちるみさん』第2巻が発売される。
- これを記念して、翌10月4日には、初のサイン会が阪急ブックファースト渋谷店において行われた。
- 2003年12月2日 - 『スーパーメイドちるみさん』の連載が、芳文社の雑誌「まんがホーム」においても開始される(奇数月号のみの隔月連載である)。
- 2004年1月7日 - 『女クラのおきて』第1巻が発売される。
- 2004年5月7日 - 『スーパーメイドちるみさん』第3巻が発売される。
- 2004年5月24日 - 芳文社の雑誌「まんがタイムきららMAX」において、海藍『トリコロ』のパロディ『トリパロ』がゲスト掲載される。
- 2004年7月2日 - 『あおいちゃんとヤマトくん』第1巻が発売される。
- 2004年7月7日 - 『あいたま』の連載が、双葉社の雑誌「コミックHIGH」(月刊)において開始される。
- 4コマ誌以外での連載は、これが初めてとなる(最初期の『大高女クラ物語』を除く)。
- 2004年7月17日 - 『ぼくの家庭教師(カテキョ)』の連載が終了する。
- これまでにも終了した連載はあるが、「最終回」が描かれたのは本作品が初めてとなる。
- 2004年7月27日 - 『ぼくの家庭教師(カテキョ)』の単行本が発売される(全1巻完結)。
- 2004年7月28日 - 『奥さまはアイドル♥』が、竹書房の雑誌「まんがライフMOMO」においてゲスト掲載される(本作品は、同年10月18日の「まんがライフ」にもゲスト掲載された)。
- 2004年8月7日 - 『あいたま』の連載が、掲載誌「コミックHIGH」の休刊に伴い、僅か2回で中断となる(後に再開)。
- 2004年10月4日 - 『女クラのおきて』第2巻が発売される。
- 2004年11月29日 - 『奥さまはアイドル♥』の連載が、竹書房の雑誌「まんがライフMOMO」(月刊)において開始される。
- 2005年1月12日 - 『いつも心に太陽新聞!!』が、「まんがタイムジャンボ」においてゲスト掲載される。
- 約1年4ヶ月ぶりの掲載となる。この回の内容は、改めて登場人物の設定等を読者に紹介するような構成となっていたため、ファンの間では連載再開への期待が高まった。
- 2005年2月3日 - 『スーパーメイドちるみさん』第4巻が発売される。
- 2005年3月22日 - 『スーパーメイドちるみさん』の「まんがタイムスペシャル」での連載が終了する(「まんがタイムきらら」「まんがホーム」での連載は継続)。
- 2005年4月4日 - 『女クラのおきて』第3巻が発売される。
- これを記念し、掲載誌「まんがタイムラブリー」と『女クラのおきて』第3巻の両方を購入した読者を対象に、師走冬子にまつわるグッズを詰めたとされる“師走福袋”を賞品とした懸賞が行われた。
- 2005年4月22日 - 『いつも心に太陽新聞!!』が、「まんがタイムスペシャル」において連載再開される。
- 同日 - 『あいたま』が「コミックHIGH」の復刊に伴い連載再開される。
- 2005年6月2日 - 『スーパーメイドちるみさん』の「まんがホーム」での連載が終了する(「まんがタイムきらら」での連載は継続)。
- 2005年7月4日 - 『あおいちゃんとヤマトくん』第2巻が発売される。
- 師走冬子の10冊目の単行本となる。これを記念し、直筆のイラストとサインを描き下ろしたペーパーバッグを賞品とした懸賞が行われた。
- 2005年7月12日 - 『花やか梅ちゃん』第1巻が発売される。
- 2006年1月6日 - 『スーパーメイドちるみさん』第5巻が発売される。
- 2006年2月22日 - 『いつも心に太陽新聞!!』が、「まんがタイムスペシャル」において連載終了となる。
- 2006年3月3日 - 『あおいちゃんとヤマトくん』第3巻が発売される。
- 2006年5月8日 - 『いつも心に太陽新聞』の単行本が発売される(全1巻)。単行本化に当たり、タイトル末尾の「!!」がはずされている。
- 2006年7月13日 - 『女クラのおきて』が連載終了となる。
- 2006年7月20日 - 『花やか梅ちゃん』の連載が、掲載誌「まんがタウンオリジナル」の休刊に伴い中断。
- 2006年9月5日 - 『花やか梅ちゃん』が、「まんがタウン」において連載再開される。
- 2006年11月13日 - 『うさぎのーと』の連載が、「まんがタイムラブリー」において開始される。
[編集] 連載中の作品リスト
連載開始号の古い順に掲げる。なお、各作品の詳細は、それぞれの記事を参照のこと。
- 『あおいちゃんとヤマトくん』(2001年-、まんがタイムジャンボ(芳文社))(まんがタイムスペシャルでもゲスト掲載あり)
- 単行本(芳文社より刊行)
- 第1巻(2004年) ISBN 4-8322-6346-3
- 第2巻(2005年) ISBN 4-8322-6403-6
- 第3巻(2006年) ISBN 4-8322-6450-8
- 単行本(芳文社より刊行)
- 『スーパーメイドちるみさん』(2002年-、まんがタイムきらら(芳文社)、他)
- 単行本(芳文社より刊行)
- 第1巻(2003年) ISBN 4-8322-6288-2
- 第2巻(2003年) ISBN 4-8322-6305-6
- 第3巻(2004年) ISBN 4-8322-6335-8
- 第4巻(2005年) ISBN 4-8322-6379-X
- 第5巻(2006年) ISBN 4-8322-6438-9
- 単行本(芳文社より刊行)
- 『花やか梅ちゃん』(2003年-、まんがタウンオリジナル(双葉社))
- 単行本(双葉社より刊行)
- 第1巻(2005年) ISBN 4-575-93955-2
- 単行本(双葉社より刊行)
- 『あいたま』(2004年、2005年-、コミックHIGH(双葉社))
- 単行本(双葉社より刊行)
- 第1巻(2006年) ISBN 4-575-94044-5
- 単行本(双葉社より刊行)
- 『奥さまはアイドル♥』(2004年-、まんがライフMOMO(竹書房))(まんがライフでもゲスト掲載あり)
- 『うさぎのーと』(2006年-、まんがタイムラブリー(芳文社))
[編集] 連載が終了した作品リスト
連載開始号の古い順に掲げる。
- 『女クラのおきて』(1999年-2006年、まんがタイムラブリー(芳文社))
- 単行本(芳文社より刊行)全4巻完結
- 第1巻(2004年) ISBN 4-8322-6319-6
- 第2巻(2004年) ISBN 4-8322-6358-7
- 第3巻(2005年) ISBN 4-8322-6387-0
- 第4巻(2006年) ISBN 4-8322-6502-4
- 単行本(芳文社より刊行)全4巻完結
- 『いつも心に太陽新聞!!』(2001年-2003年、まんがタイムナチュラル(芳文社))(2005年-2006年、まんがタイムスペシャル)(まんがタイムジャンボでもゲスト掲載あり)
- 単行本『いつも心に太陽新聞』(芳文社より刊行)全1巻(2006年5月23日初版発行 2006年5月8日発売) ISBN 4-8322-6461-3
- 『ぼくの家庭教師(カテキョ)』(2002年-2004年、まんがライフ(竹書房))
- 単行本(竹書房より刊行)全1巻完結(2004年) ISBN 4-8124-6008-5
[編集] 関連項目
- 火星人と今日子と醤油 - 師走冬子の各作品でしばしば登場する、架空の小説作品。
[編集] 外部リンク
- サルフォカゴス - 本人による公式サイト。