まんがタウンオリジナル
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まんがタウンオリジナルは、双葉社が発行していた4コマ誌(4コマ漫画専門雑誌)。略称はタウオリ。
まんがタウンの増刊として2002年11月に創刊、最終号(2006年9月号)まで増刊扱いのままであった。
原則として毎月20日に発売されていた(但し、地域によっては発売日が異なることがあった)。
B5判、中綴じである。
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[編集] 主な内容
4コマ漫画が多い。2005年1月号と10月号で、ロゴ変更を伴うリニューアルを2回行い、2回目のリニューアルでは休刊した4コマ漫画誌もえよんからの移籍があり、雑誌のカラーがやや萌え系にシフトした。 自社から出る雑誌・単行本の紹介は他の雑誌でもよくあるが、この雑誌ではそのほかに月替わりで連載作家陣による体験漫画も別にあった。
なお、休刊後の各連載は一部が終了し、その他は「まんがタウン」「コミックハイ!」「ケータイまんがタウン」「週刊大衆」(いずれも双葉社)へ移行。
[編集] 最終号時点の主な作品
- 派遣戦士 山田のり子(たかの宗美)→まんがタウンでの並行連載のみ継続
- うちの大家族(重野なおき)→まんがタウンでの並行連載は継続、コミックハイ!で連載開始
- ミルククラウンの王子様(小池田マヤ)→まんがタウン移行も休止状態
- かりあげクン(植田まさし)→週刊大衆に移行
- ご神木童子 くすのぼん(南ひろこ)→ケータイまんがタウンに移行
- ごんべさんのごはん(胡桃ちの)→ケータイまんがタウンに移行
- セレブリティ麗子さん(神奈川のりこ)→まんがタウン移行
- ちっちゃいナース(荻野眞弓)→まんがタウン移行
- 子連れ☆おおがみ(関根亮子)→まんがタウン移行
- OL狂騒曲外伝 お気楽ドンナ(岡田がる)→終了
- 花やか梅ちゃん(師走冬子)→まんがタウン移行
- チワ(たかはしけんじ)→まんがタウン移行
- はるうらら(たかまつやよい)→まんがタウン移行
- 男爵校長(ÖYSTER)→コミックハイ!移行
- ふるーつメイド(寺本薫)→まんがタウン移行
- ルームメイツ☆パニック(いでえいじ)→終了
- 桜田だもん(唯洋一郎)→終了
- 阿佐ヶ谷あけぼの探偵社(夏目けいじ)→終了
- 中華なOLめいみん。(高田ミレイ)→まんがタウン移行
- とっても豆太郎(さかもとみゆき)→終了
- すてきなムコさま(富永ゆかり)→まんがタウン移行
- みらいのあったかカップ(真島悦也)→終了
- 突撃!第二やまぶき寮(岩崎つばさ)→まんがタウン移行
- 微分・積分・いい気分(松本蜜柑)→終了
- ほほかベーカリー(ボマーン)→まんがタウン移行
- かっちゃんとアニキさん(あっきう)→終了
- 兄妹円満(小笠原朋子)→ケータイまんがタウンに移行
- スットコ図書館(刻田門大)→ケータイまんがタウンに移行
- シスコなふたり(後藤羽矢子)=不定期ゲスト→まんがタウンにゲスト掲載
- だめよめにっき(私屋カヲル)=不定期ゲスト→まんがタウンに正式連載として移行
[編集] 表紙の変遷
いくつかの漫画のキャラがカットで描かれており、巻頭に来る漫画のキャラクターによる絵がメイン扱いで一番大きい。創刊号(2002年12月号)は「かりあげクン」(植田まさし)がメインで、脇を「BARレモンハート」(古谷三敏)が飾っていた。その後「派遣戦士 山田のり子」(たかの宗美)が長期間にわたってメインだったが、05年10月号のリニューアルを境にメインが固定されなくなった。
年/月 | 作品名 | 作者名 | 備考 |
05/10 | だめよめにっき | 私屋カヲル | ※ゲスト |
---|---|---|---|
05/11 | シスコなふたり | 後藤羽矢子 | ※ゲスト |
05/12 | うちの大家族 | 重野なおき | |
06/01 | 派遣戦士 山田のり子 | たかの宗美 | |
06/02 | 派遣戦士 山田のり子 | たかの宗美 | |
06/03 | ミルククラウンの王子様 | 小池田マヤ | ※ゲスト |
06/04 | うちの大家族 | 重野なおき | |
06/05 | シスコなふたり | 後藤羽矢子 | ※ゲスト |
06/06 | ミルククラウンの王子様 | 小池田マヤ | ※連載1回目 |
06/07 | うちの大家族 | 重野なおき | |
06/08 | 派遣戦士 山田のり子 | たかの宗美 | |
06/09 | 派遣戦士 山田のり子 | たかの宗美 | ※最終号 |
メインを毎月変更するのは表紙・巻頭を一定期間固定する慣習のある4コマ誌としては異例であるが、加えて「派遣~」「~大家族」以外不定期掲載のゲストであるということも特筆すべき点。*(「ミルククラウン~」は1回目のメインはゲスト。2回目から連載) 連載作品を差し置き、他社誌の看板級作家をスポット的に投入してメインを任せる同誌の姿勢には疑問視する向きもあった。
[編集] 兄弟誌
- まんがタウン(毎月5日発売)