帝冠様式

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帝冠様式（ていかんようしき）は、昭和初期に流行した、鉄筋コンクリート造の現代建築に和風の瓦屋根を載せた建築様式である。

目次 1 概要 2 代表的な建造物 3 関連項目 4 参考文献

[編集] 概要

1930年代、ナショナリズムやファシズムの台頭を背景に、モダニズム建築に対抗して発生した建築様式であり、現代的なビルに伝統的な屋根を載せた非常に特徴的な意匠を持つ。軍服を来た建物という異名をもつ建築物様式としても知られる。朝鮮、満州など日本の植民地でも用いられ、現存するものも多い。

[編集] 代表的な建造物

• 神奈川県庁（小尾嘉郎、1928）
• 名古屋市庁舎（平林金吾、1933）
• 軍人会館（現・九段会館）（小野武雄、1934）
• 東京帝室博物館（現・東京国立博物館）（渡辺仁、1937）
• 静岡県庁（中村與資平、1937）
• 愛知県庁（愛知県建築部営繕課、1938）

[編集] 関連項目

• 建築史
• モダニズム建築

[編集] 参考文献

• 彰国社編　『建築大辞典　第2版』　彰国社、1993年、1113頁。
• 「帝冠様式ネットワーク」　2005年3月26日。
• 静岡県　「しずおか文化財ウォーク（静岡）」　2005年3月31日。