基幹バス (名古屋市)

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基幹2　日野ブルーリボン

基幹バスレーン（基幹2）　撮影　徳川園新出来

基幹2　市役所バス停

基幹バス（きかんバス）とは、名古屋市交通局（名古屋市営バス）と名鉄バスが運行するバス。名古屋市営バスが運行する基幹バスには「ミッキー」の愛称がある。現在2系統ある。

[編集] 特徴

ダイヤの間隔はほぼ地下鉄並みに設定されている。（昼間:栄発着が10分間隔で名古屋駅発着が12分間隔、朝:4分間隔、夕方:5分間隔）
停留所の間隔を通常の系統より長くする。
- 通常の系統と比較して2～3倍の距離
月～土はバスレーン規制を行う。（バス専用規制時間:7:00～9:00・17:00～19:00（夕方の規制は新出来町線のみ））
- レーンの区分をはっきりさせるためのカラー舗装

以上により、表定速度を向上させることを目標とする。

[編集] 歴史

1979年5月に名古屋市総合交通計画研究会が提案したもので、この構想には次の路線が含まれていた。

東郊線（現在の基幹1号系統）
新出来町線（現在の基幹2号系統）
志段味線（栄-志段味・一部は現在のゆとりーとライン）
楠町線（栄-楠町）
富田町線（金山-富田）
南陽町線（熱田-福田）
金城埠頭線（高畑-金城埠頭・現在のあおなみ線にほぼ並行）
山手通線（本山-新瑞橋・現在の名古屋市営地下鉄名城線の一部）

[編集] 基幹1号系統（東郊線）

基幹1号系統は、1982年 3月28日開通。名古屋市交通局が運行しており、名古屋市中区の栄と南区の笠寺駅、星崎、鳴尾車庫バス停を結ぶ。大部分の区間では道路中央に名古屋高速道路の橋脚が存在するため、中央走行方式は断念され、バスレーンは道路の端に設置されている。

[編集] 運行系統

栄～鳴尾車庫
栄～星崎
栄～笠寺駅

[編集] 基幹2号系統（出来町線）・名鉄バス本地ヶ原線

基幹バス新出来町線（きかん-しんできまちせん）は、名古屋市営バス・名鉄バスが運行する路線である。

[編集] 概要

名古屋市営バスが基幹2号系統・出来町線として、名鉄バス（当時は名古屋鉄道）が本地ヶ原線として1985年 4月30日開通。バスレーンが道路の中央にある（中央走行方式）のが特徴（桜通大津交差点～引山バスターミナル）。名古屋市中心部の名古屋駅・栄と名東区の引山、名鉄バスはさらに尾張旭市を経て瀬戸市の菱野団地等を結ぶ。栄～引山は名古屋市交通局と名鉄バスによる共同運行区間となっており、この区間内を指定する定期券に限り、どちらの運行便でも乗車が可能である。また、共通カード利用システム「トランパス」により、プリペイドカード（ユリカ、SFパノラマカード）を相互で利用できる。また、名古屋市交通局・名鉄バス双方発行の昼間割引バスカードで、相互乗車可能である。なお、市営の名古屋駅方向は桜通大津から分岐するため栄を通らないが、名鉄バスは栄から白川公園（若宮大通）を経由して名鉄バスセンターへ到着する。

2003年 3月27日に地下鉄上飯田線開業に伴うダイヤ改正で名古屋市営バスが運行する区間が三軒家まで延長。2004年12月の名古屋市営地下鉄4号線全通に伴うダイヤ改正にて四軒家まで再延長され、現在に至る。ただし、引山～四軒家間は出入庫時の運行であるため、便数は少なく特定の時間に集中している。

なお、定期券の相互利用区間は変わっていない。料金も三軒家から先の部分について両社局ともに変更もされていないため、料金格差も出来てしまった（栄～四軒家間では、市バス200円に対し、名鉄バスは360円と大きな差がある）。

道路の中央を走るため、4車線道路の交差点で一般的な「←・↑・↑・→」ではなく、「←・↑・→・↑」であるが、この状態では右折車がバスレーン（直進車線）と交差してしまうため、ほとんどの交差点が方向別に完全分離した矢印信号となっている。

なお、この路線は中央走行方式に伴う停留所の構造(バス停付近でバスレーンが大きく湾曲している)により、ノンステップバスの導入はされていない。その為に名古屋市交通局・名鉄バスともにこの路線専用のノンステップ車両だけは存在しない（名古屋市交通局では基幹1号系統のみにノンステップバスが投入されている）。名鉄バスが一部を除きワンステップバスにて運行しているが、名古屋市交通局が発行する敬老パスや福祉パスは利用できないため、車椅子を使用する旅客には運賃が発生してしまうケースが多い。