和歌山県立近代美術館
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和歌山県立近代美術館(わかやまけんりつきんだいびじゅつかん)は和歌山県和歌山市にある美術館。1963年和歌山城内に開館した和歌山県立美術館から拡大発展したもので、1970年、和歌山県民文化会館の1階部分に開館した。現在の和歌山城隣の施設に移転したのは1994年である。建物は和歌山県立博物館に隣接している。
所蔵品数は9000点近くに及ぶ。保田龍門、川口軌外、川端龍子、浜口陽三ら郷土作家の紹介を中心としているが、充実した近現代コレクションの中でも佐伯祐三の油彩13点は特に名高い。また、近現代の版画コレクションも充実している。
目次 |
[編集] 主な収蔵品
- 洋画
- 佐伯祐三 「レ・ジュ・ド・ノエル」(1925)
- 佐伯祐三 「広告のある門」(1925)
- 佐伯祐三 「リュ・デュ・シャトーの歩道」(1925)
- 佐伯祐三 「オプセルヴァトワール附近」(1927)
- 須田国太郎 「風景」(1950)
- 菅井汲 「雷神」(1958)
- 難波田龍起 「緑の空間」(1960)
- 荒川修作 「The ObserverContinues」(1965-66)
- 元永定正 「作品」(1964)
- マーク・ロスコ 「赤の上の黄褐色と黒」(1957)
- トム・ウエッセルマン 「シースケープ#8」(1966)
- フランク・ステラ 「ラッカ III」 (1968)
- ヴィクトル・ヴァザレリ 「ピソール」(1978)
- マーク・ボイル 「黒いふちの石の研究」(1980-81)
- クリスト 「ポン・ヌフ」(1985)
- 日本画
- 下村観山 「魔障図試作」(1910)
- 野長瀬晩花 「島の女」(1916)
- 川端龍子 「芭蕉翁」(1923)
- 彫塑
- 建畠大夢 「感に打たれた女」(1932)
- バーバラ・ヘップワース 「弦を張った円板」(1969)
- ルイーズ・ネヴェルスン 「北の星」(1977-82)
- イサム・ノグチ 「考える議長」(1978)
- 版画
- エドヴァルド・ムンク 「病める子」(1895)
- パブロ・ピカソ 「貧しき食事」(1904)
- パブロ・ピカソ 「ミノトーロマシー」(1935)
- パブロ・ピカソ 「泣く女」(1937)
- ジョルジュ・ブラック 「コンポジション」(静物I )(1911)
- ワシリー・カンディンスキー 「響き」(1913)
- パウル・クレー 「内なる光りの聖女」(1921)
- ジョルジュ・ルオー 「ミゼレーレ」(1922-27)
- ジョアン・ミロ 「月の前の女と犬」(1936)
- アンリ・マティス 「ジャズ」(1947)
- ロイ・リキテンスタイン 「クラック!」(1964)
- アンディ・ウォーホル 「キャンベル・スープII」(1969)
[編集] 建築概要
- 設計― 黒川紀章
- 竣工― 1994年
- 延床面積― 11,838m²
- 構造― 鉄筋コンクリート造
- 規模― 地上2階、地下1階
- 所在地― 〒640-8137 和歌山市吹上1-4-14
[編集] 交通アクセス
[編集] 関連項目
- 和歌山県民文化会館
- 紀南文化会館
- 和歌山ビッグ愛
- 和歌山ビッグホエール
- 和歌山県立体育館
- 和歌山県立博物館
- 和歌山県立自然博物館
- 和歌山県立紀伊風土記の丘
[編集] 外部リンク
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