南九州西回り自動車道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南九州西回り自動車道(みなみきゅうしゅうにしまわりじどうしゃどう、英称:MINAMI KYUSHU EXPRESSWAY)は、熊本県八代市を起点とし、熊本県水俣市、鹿児島県出水市、鹿児島県阿久根市、鹿児島県薩摩川内市等を経由して鹿児島県鹿児島市に至る予定の延長約140kmの国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)(B路線)である。一般国道3号のバイパスとして建設される。一般に南九州道や南九州自動車道とも呼ばれる。
既に熊本県の八代IC~日奈久IC間(L=12.0km)は「八代日奈久道路」として、鹿児島県の市来IC~鹿児島西IC間(L=21.3km)は、国土交通省と西日本高速道路の共同施行として、また熊本県の日奈久IC~田浦IC間及び鹿児島県の市来IC~串木野IC間は、国土交通省の単独事業として事業が進められ、開通している。 その他の区間はすべて国土交通省の単独事業として事業が進められており、鹿児島県の串木野IC~薩摩川内都IC間はH18年度末、熊本県の田浦IC~芦北IC間は、平成20年度末までに開通する予定。
建設中の市来-薩摩川内都間(13.6km)が開通とともに無料化される見通し。
串木野IC~薩摩川内都IC間は2006年度末までに開通する予定で、西日本高速道路が国土交通省に無料化を申請する。
すでに供用されている鹿児島IC-市来IC間(21.3km)は有料のままで変わらない。県高速道対策室は「国道3号のバイパス機能も持ち交通量が増えると同時に渋滞対策にもなる」としている。
目次 |
[編集] 経緯
九州自動車道計画時に終点を鹿児島市にするか宮崎市にするかで揉めた経緯があり、結局は両方の顔を立てて九州自動車道の路線は中間を通ることとなったが、鹿児島市が優先されていれば、南九州西回り自動車道の路線が九州自動車道となっていた。後に、第四次全国総合開発計画(昭和62年6月30日閣議決定)に基づき、当路線が計画路線として定められた。
[編集] 料金区分
- 有料道路区間 (西日本高速道路株式会社管理)
- 無料区間 (国土交通省管理)
- 日奈久IC~田浦IC (日奈久芦北道路)
- 串木野IC~市来IC (川内道路)
- 鹿児島西IC~鹿児島IC (鹿児島道路)
[編集] 歴史
- 1988年10月19日:鹿児島西IC~鹿児島IC開通、九州自動車道と接続
- 1998年3月26日:伊集院IC~鹿児島西IC開通
- 1998年4月20日:八代JCT~八代南IC開通により起点側で九州自動車道と接続
- 2001年10月6日:八代南IC~日奈久IC開通
- 2002年4月6日:市来IC~伊集院IC開通
- 2005年2月10日:市来料金所(市来IC)を廃止し、美山本線TBを設置
- 2005年2月19日:日奈久料金所を廃止し、日奈久本線TBを設置
- 2005年2月27日:日奈久IC~田浦IC開通
- 2005年3月13日:串木野IC~市来IC開通
[編集] インターチェンジなど
[編集] 一般国道3号八代日奈久道路
[編集] 一般国道3号日奈久芦北道路
[編集] 一般国道3号芦北出水道路
- (芦北IC:予定)
- (津奈木IC:予定)
- (水俣IC:予定)
- (袋IC:予定)
- (出水北IC:予定)
- (出水IC:予定)
[編集] 一般国道3号出水阿久根道路
[編集] 一般国道3号阿久根道路(仮称)
- (阿久根北IC:予定)
- (鶴川内IC:予定)
- (阿久根IC:予定)
[編集] 一般国道3号基本計画区間
- (阿久根IC:予定)
- (川内IC:予定)
[編集] 一般国道3号川内隈之城道路
- (川内IC:予定)
- (高江IC:予定)
- (薩摩川内都IC:予定)
[編集] 一般国道3号川内道路
[編集] 一般国道3号鹿児島道路
- 市来IC(国道3号)
- (美山IC:予定)
- PA 美山PA
- TB 美山本線TB
- 伊集院IC(鹿児島県道206号徳重横井鹿児島線)
- 松元IC(鹿児島県道210号小山田谷山線)
- 鹿児島西IC(鹿児島県道24号鹿児島東市来線)
- (29) 鹿児島IC(九州自動車道・指宿スカイライン・鹿児島東西道路)