千葉県立船橋芝山高等学校
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千葉県立船橋芝山高等学校 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 千葉県 |
設立年月日 | 1978年(昭和53年)5月4日 |
創立記念日 | 1978年(昭和53年)4月15日 (開校式挙行日) 1978年(昭和53年)5月4日 (開校記念日) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制 |
学科 | 普通科 |
定員 | 280名(7クラス) 140名(一般) 140名(特色化選抜) |
通学区 | 第2学区 |
偏差値 | 54(Cランク) 進学研究会 |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒274-0816 千葉県船橋市芝山七丁目39番1号 |
電話番号 | 047-463-5331 |
外部リンク | 千葉県立船橋芝山高等学校 |
千葉県立船橋芝山高等学校(ちばけんりつ ふなばししばやまこうとうがっこう)は、千葉県船橋市芝山にある県立高等学校。通称は「芝山」(しばやま)「芝高」(しばこう)である。
1978年(昭和53年)、団塊ジュニア世代の中学浪人対策として、津田沼高校、松戸六実高校など県北西部地域の6校と同時に開校した。建設費削減のため、これらの高校の校舎の設計等は全て同じ規格品である。団塊ジュニア世代のピーク時は、生徒数は10クラス470名にも達した。
目次 |
[編集] 交通機関
- 東葉高速鉄道 飯山満駅から徒歩約8分
- 新京成電鉄 薬園台駅から徒歩15分、高根木戸駅から徒歩20分
- JR総武線 東船橋駅から船橋新京成バス([船28A]・[東01]系統【芝山中学校】行)で約15分、終点より徒歩約8分
- (平成18年4月1日より【芝山団地】~【芝山中学校】は廃止)
バスアクセス情報
[編集] 通学区域
第2学区に位置し交通手段の選択肢が多彩なため、浦安市・市川市・松戸市・鎌ケ谷市・白井市・八千代市・習志野市・千葉市と生徒の居住地域は多彩である。
また、近隣以外の生徒でも自転車通学も多く、7割近くを占める。
[編集] 教育環境
芝山団地の東部に位置し、同団地に隣接して千葉県立船橋東高等学校、私立東葉高等学校(旧・船橋女子高等学校、平成8年に船橋市宮本より移転改称、後に共学化)などがあり、市内では習志野台に次ぐ文教地区を形成しつつあるところである。また高台の地理条件にあり、校舎からの見晴らしも良く学習環境は抜群である。正門より中門への坂(通称:「芝山坂」)は、春になると桜が大変に美しい。
[編集] 学校行事
学園祭は創立当初「文化発表会」「体育大会」と呼ばれていたが、現在は「翔鷹祭」「体育祭」と改称された。
[編集] 部活動
- 運動系部活動:陸上競技、剣道、剣道場、弓道、野球、卓球、サッカー、バスケットボール、バレー、テニス、
- ソフトボール、なぎなた
- 文化系部活動:吹奏楽、アースサイエンス、演劇、美術、書道、茶道、漫画研究、文芸、写真
- 同好会:科学研究、合唱、ボランティアグループ
- 野球部は創部から10年ほど公式戦で1勝もできなかったが、1987年(昭和62年)に国府台高校を相手に奇跡の初勝利をあげ、また2回戦では名門・銚子商業高校(昭和49年第56回全国高等学校野球選手権優勝校)に敗れはしたが善戦したことから、新聞を賑わせた。またその翌年にはベスト16、平成に入ってベスト8などの好成績を残してもいる。
- 他にも弓道はH17関東大会出場、H17,18国体選手輩出と陸上競技はインターハイへの出場経験を持つ。
[編集] 生活指導
「西の愛知」に負けてならじと創立当初は、県内きっての管理教育のモデル校とされ、登校指導では遅刻で1点、早退で1点、欠席で2点とする点数制を導入、3点になると1週間の早朝掃除を行った。1990年7月6日に校門圧死事件が起きた兵庫県立神戸高塚高等学校と同じような登校指導を行い、登校時間後は門扉を施錠していた。
他にも月1度の除草作業を生徒全員参加で行い、愛校心を深める教育にも力を注いでいた。靴下は全員白で統一され、船橋市内では校則の厳しい事でも定評のある船橋市立御滝中学校と同レベルの厳しさで、同中学校より進学した者は「刑務所エリートコース」と揶揄されていた。近隣住民から見るとそれが好意的に映り、「芝山の生徒は真面目だ!」との印象があり、近隣の校風が自由な船橋東高校に対し、規制が厳しい当校には「統制の美」が感じられるといわれた。
上記の内容は1985年から90年代前半まで行われていたもので、現在(2006年)には生活指導に関するものは登校指導、頭髪服装検査が学期間に数回実施されるのみになった。近年ではカーディガン着用を認められ、これからは徐々に指導が甘くなることが予測される。
[編集] 校風
厳しい生活指導の影響で生徒は自主性が大変に低く、決められないと何も出来ない人間が育つ傾向にある。社会に出て従順な人材を育成する面では大変に良い傾向である。厳しい規則の反動で、卒業後は自由を求める生徒が多い。大学進学希望者は多いが現役での大学進学率は低い。東葉高速線の開通に伴い人気が高まり、5年前に比べ偏差値も5~6上昇した。 2006年までの近年では生徒の出席率が98%を越え、留年者、退学者が少ないのも特徴である。