千種川
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千種川 | |
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赤穂市坂越にて撮影 |
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延長 | 68 km |
水源の標高 | 1098 m |
平均流量 | m³/s |
流域面積 | 730 km² |
水源 | 江浪峠(中国山地、兵庫県) |
河口 | 播磨灘(兵庫県) |
流域 | 兵庫県 |
千種川(ちくさがわ)は、兵庫県南西端部を流れる千種川水系の本流で、二級河川。「ちぐさがわ」とも。
清流で知られ、名水百選に選ばれている。
目次 |
[編集] 地理
宍粟市千種町の江浪峠(中国山地、標高1098m)付近を源流とする。佐用郡佐用町久崎で佐用川が、佐用郡佐用町中島で志文川が、赤穂郡上郡町で鞍居川が合流。上郡町では市街地東部をかすめ、赤穂市では東部の坂越を通って尾崎・中広で播磨灘に注ぐ。
[編集] 流域の市町と主な支流
[編集] 並行する交通路
流域の交通路としては、千種川本流沿いより千種川~佐用川ルートの方が、近畿・岡山と鳥取を結ぶルートとして重要視されている。
[編集] 鉄道
- JR西日本山陽本線 有年駅~上郡駅
- JR西日本赤穂線 坂越駅~播州赤穂駅
- JR西日本姫新線 三日月駅~播磨徳久駅、佐用駅~上月駅(三日月~播磨徳久は志文川、佐用~上月は佐用川)
- 智頭急行智頭線 上郡駅~久崎駅、佐用駅~石井駅(佐用~石井は佐用川)
[編集] 道路
- 国道179号 中流域で本流・支流群を東西に横切り、一部並行する。
- 国道250号 千種川が赤穂市街へ入る前の西北部を並行する。
- 国道373号 赤穂市有年から佐用町石井まで、ほぼ千種川~佐用川ルートに沿う。
[編集] トピック
- 鞍居川上流に、播磨科学公園都市がある。
- 1921年(大正10年)から1951年(昭和26年)まで、有年駅~播州赤穂駅(現在のJR播州赤穂駅とは別物)の千種川沿いを赤穂鉄道が走っていた。国鉄(当時)赤穂線開通の前日に廃止となった。
- 河口一帯は嘗て塩田が広がっていた。