北日本銀行
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北日本銀行のデータ | |
統一金融機関コード | 0509 |
SWIFTコード | KNPBJPJT |
頭取 | 佐藤安紀(さとう やすのり) |
店舗数 (有人出張所2ヶ店を含む) |
82店 (2006年8月21日現在) |
設立日 | 1942年2月 (岩手県興産無尽) |
本店 | |
所在地 | 〒020-8666 |
盛岡市中央通1丁目6番7号 | |
電話番号 | 019-653-1111(代表) |
外部リンク | 公式サイト |
株式会社北日本銀行(きたにっぽんぎんこう、The Kita-nippon Bank, Ltd.)は、岩手県盛岡市に本店を置き、北東北地方に唯一現存する第二地方銀行である。通称は「きたぎん」。店舗の看板も「きたぎん」となっている(岩手県外支店の看板も「きたぎん」となっている<東京支店を除く>)。
2001年5月14日から郵貯ATMとの提携を実施しており、きたぎん口座を郵貯ATMで利用する場合も平日日中・土曜午前中等(14時まで)の出金が無料で利用できる。(入金はこれ以外の時間帯も無料)
隣県にある横手市から指定代理金融機関の指定を受けている(2005年10月の合併前の旧横手市から受けていた指定を新市でも引き継いだ)。
目次 |
[編集] 沿革
- 1942年2月2日 岩手県興産無尽株式会社として設立。
- 1951年10月 相互銀行に転換、株式会社興産相互銀行に商号変更。
- 1966年7月 株式会社北日本相互銀行に商号変更。
- 1989年2月 普通銀行に転換、株式会社北日本銀行に商号変更。
[編集] 勘定系システム移行への経緯
勘定系システムについては、従前から日立製作所のものを使っていたが、当初はPROBANKに移行することになっていた。しかしながら開発の遅れから、移行までに従前のシステムが保たないことを理由に契約解除をした。その後、システムの延命措置をはかったが(このときに副印鑑が廃止になっている。東北の銀行では最後であった)、四国の第二地銀(徳島・香川)が採用している日立製作所の共同システムNEXTBASEに参加することになった。
[編集] 総合口座通帳で利用可能な科目
きたぎんでは、「総合家計通帳」の名称で総合口座を提供している。利用可能科目は普通・貯蓄・定期で、見開きのページの下半分に「お預り残高ご照会欄」があり、定期預金残高・定期積金残高・債券残高・(それら3つの)合計が別途記帳できる欄がもうけられている(ただし、この欄だけはATM記帳できず、窓口でのみ記帳する)。
それぞれの記帳欄は、普通預金7ページ、貯蓄預金2ページ、定期預金2ページある。
なお、キャッシュカードは、普通・貯蓄のダブルストライプカードが発行できる。
[編集] 通帳の印字
フォーマットは秋田銀行のものに近いが、ATMによる入金・引出は、摘要欄に「ジドウキ」と表示される(窓口扱いの場合は空欄)。また、他店利用時は、入金時は「お支払金額」欄、引出時は「お預り金額」欄に、「(002)」(他店が、本店営業部の場合)のように、括弧付きで支店コードが表示される。
なお、カード振込時は、摘要欄に「カードフリコミ」、お預り金額欄に支店コード(他店利用時)と相手先名義が表示される。
余談だが、通帳の磁気ストライプは旧UFJ銀行のような横に細いストライプを採用している(総合口座の場合は裏表に1本ずつ)。
[編集] ATMベンダ
一部の支店で富士通を採用しているが、ほとんどは日立製作所(一部更新機種のみLeadus)のものである。
[編集] コンビニATM
2006年11月20日より、セブン銀行とのコンビニATMによる提携を開始した。引出については時間内(平日8:45~18:00、土曜日9:00~14:00)は無料となる(時間外は105円となる)。なお、入金は利用可能時間内は無料で対応する。
当初は岩手銀行と同様に「全時間帯で有料」の手数料を設定し、キャンペーンとして2007年3月末日まで105円減免した上記手数料で実施する予定だったが、顧客の利便性を考慮してキャンペーンではなく恒久的に上記手数料を実施することになった。
[編集] 出来事
[編集] 「平成銀行」
94年に、徳陽シティ銀行(仙台市)、殖産銀行(山形市)との合併を発表、行名も「平成銀行」と定めていたが、徳陽シティに不良債権が多く、負担が大きいことから同年頓挫した。もともとこの合併話は徳陽シティの経営悪化の救済が主な目的であったとも言われている。97年、徳陽シティは経営破綻している。