分隊
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分隊(ぶんたい)とは、軍隊編成上の戦術単位のひとつで、比較的小規模のものを指す。分隊を更に班に分けることも多い。
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[編集] 分隊 (陸軍)
陸軍における分隊とは、英語にいうsquadの訳語として充てられたもので、小隊の下位となり、下士官たる分隊長によって指揮される10名前後の小部隊をいうことが多い。近代以降の歩兵分隊の場合、小銃を主力として、1丁程度の軽機関銃(又は分隊支援火器、軽迫撃砲等)を装備する場合が多い。 海軍兵卒も陸戦編成を採る場合には同様のものとして扱われる。
「栄誉礼の細部実施要領について(通達)」(昭和59年1月25日海幕総第294号(平成8年7月24日海幕総務第3467号による第4次改正後のもの))によれば、1個分隊の編成は、分隊海曹1名及び分隊員(海士)8名の合計9名とされている。
[編集] 分隊 (憲兵)
大日本帝国陸軍の憲兵では、警察署に相当する部隊として憲兵分隊を運用していた。憲兵隊の下位、憲兵分遣隊の上位となっていた。自衛隊の警務隊では分隊という編成は行われていない。
[編集] 分隊 (海軍)
海軍における分隊とは、英語にいうdivisionの訳語として充てられたもので、隊員の規律の維持、隊員の身上取扱い等のため編成される。分隊長は大尉級(陸軍にあっては中隊長級)が補せられ、分隊長を補佐する分隊士には中尉・少尉・准士官等が命じられる。分隊には班が置かれる。
[編集] 分隊 (警察)
日本警察の機動隊では分隊長(巡査部長)1名及び隊員(巡査長・巡査)10名の合計11名が標準とされている。