全国都道府県対抗男子駅伝競走大会
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全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(ぜんこくとどうふけんたいこうだんしえきでんきょうそうたいかい)は、毎年1月に開催される駅伝大会。ロームが冠スポンサーで広島で開催される。
広島の平和公園をスタート&ゴールとする。此方は平和大通・宮島街道・宮島口・駅前・城南・中広と通る道は6つと女子の2分の1。旧・宮島町で現在の廿日市市に当たる宮島口ロータリーと旧・大野町で此方も現在の廿日市市の中国電力研修所前の2ヶ所で折り返し此方も来た道を戻って行く48kmを7人で繋いで行く。「ひろしま男子駅伝」とも呼ばれている。
クライマックスはアンカーの7区。距離は13km。ゴール地点の平和公園を一度、通って広島市内をぐるりと周回してゴールする。この区間は別名・≪逆転の7区≫とも言われる。
開催は京都で開催される全国都道府県対抗女子駅伝競走大会の翌週の日曜日(1月第3日曜日、第1日曜日が1月1日の年は第4日曜日の1月22日)に開かれる。
目次 |
[編集] コースとその特徴
[編集] 1区(7.0km)平和公園⇒広電・井口前
(スタート)平和記念公園前→(西広島バイパス高架下)→広島電鉄井口駅東
スタート地点が平和公園になったのは2000年の第5回記念大会から。1999年の第4回大会までは県営広島スタジアムがスタート地点だったが転倒するシーンが多く見られた為にその転倒を完全に無くすべく現在の平和公園発着のコースに変更した。コースは平和大通りと宮島街道の2つの通りを通る。割り合いは大通りが40%、宮島街道が60%である。第1区は高校生が走る。
[編集] 2区(3.0km)広電・井口前⇒海老園
広島電鉄井口駅→海老園交差点
中学生が走る2区は3㎞と短いながらも次の大学・一般への区間・第3区へ重要視する区間。コースは八幡川橋の3Mのアップダウンを除いて略、フラットと言える。
[編集] 3区(8.5km)海老園⇒宮島口(第1折返し)
海老園交差点→(宮島街道)→宮島口ロータリー(第1折り返し)
前半の1つのクライマックスがこの第3区。例年、順位変動が激しいこの区間は終盤には約10Mの高低差がある。中継所へ行くには宮島街道に別れを告げて宮島口通りへと入り厳島神社への入口のフェリー乗り場へと近づいて行って別名・「杓文字コーナー」とも言われるヘアピンを通過し凡そ50M程走る。襷を外す位置は宮島競艇場のメインスタンドが見える辺りか?
[編集] 4区(5.0㎞)宮島口⇒大野町(第2折り返し)⇒JR阿品・南口
宮島口ロータリー→大野町/中国電力研修所前(第2折り返し)→JR阿品駅南
この4区と次の5区は続いて高校生が走る。4区は宮島口通りから宮島街道へ。そしてスタートして1.7km地点の大野町の中国電力研修所前が折り返し。2回目の高校生区間。宮島から前空方面に向かい再び、宮島に戻ってくるのが4区の大まかなコース。
[編集] 5区(8.5km)JR阿品・南口⇒広工大高前
JR阿品駅南→広島工業大学高校前
3回目の高校生区間は高校生としては最長の8.5㎞。高校生は全48㎞の内、実に20.5㎞も担当するので若手の層の厚さが重要視される。又、この5区で「首位になったチームが其のままゴールテープを切る」と言うテレビ中継での言葉が出る程にこの5区も終盤に向けての大きな区間に成りそうだ。
[編集] 6区(3.0km)広工大高前⇒草津橋
広島工業大学高校前→草津橋
第2区と同じく3㎞を走る中学生区間。最終・第7区の大学・一般区間に向けての大きな区間。
[編集] 7区(13.0km)草津橋⇒平和公園
草津橋→(広島城周辺周回)→広島平和記念公園前(ゴール)
最終の第7区は最長の13㎞。大学・一般区間。草津橋から宮島街道を北上。平和大通りに帰って来た後にゴールの平和公園を一度、通って広島市内をぐるりと1周してゴールするコース。橋はなんと合計12回も渡る為、細かいアップダウンの連続でペースを乱す選手も続出する事も予想される(広島市内周回コースは平和大通り、駅前、城南、中広の4つの通りで構成される)。更にこの区間では1996年の第1回記念大会の地元・広島/1997年の第2回大会の京都/2005年の第10回記念大会の長野と大逆転でゴールテープ切りする事から駅伝ファン等からは俗に「逆転の7区」とも言われる。
[編集] 歴代優勝チーム
年度 | 回 | 優勝 |
---|---|---|
1996年 | 1 | 広島 |
1997年 | 2 | 京都 |
1998年 | 3 | 福岡 |
1999年 | 4 | 兵庫 |
2000年 | 5 | 鹿児島 |
2001年 | 6 | 愛知 |
2002年 | 7 | 福岡 |
2003年 | 8 | 福岡 |
2004年 | 9 | 長野 |
2005年 | 10 | 長野 |
2006年 | 11 | 長野 |
[編集] テレビ・ラジオの中継
[編集] テレビ中継
[編集] ラジオ中継
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