今津駅 (兵庫県)
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今津駅(いまづえき)は、兵庫県西宮市にある阪神電気鉄道・阪急電鉄の駅。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
阪神今津駅は快速急行・準急停車駅であり、平日夕ラッシュ以降と土休日は急行も停車する。
[編集] 駅構造
阪急と阪神の駅は連絡通路で結ばれている。
[編集] 阪神今津駅
相対式2面2線のホームを持つ高架駅。改札口は2階にあり、1ヶ所のみ。ホームは3階にある。
[編集] のりば
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- 甲子園・尼崎・大阪(梅田)方面行のりば
- 西宮・芦屋・御影・神戸方面行のりば
- ※高架化時に延伸され、有効長は6→8両となった。案内上ののりば番号は設定されていない。
[編集] 阪急今津駅
島式1面2線のホームを持つ高架駅。改札口は2階にあり、阪神線寄りに1ヶ所のみ。ホームは3階にある。
[編集] のりば
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- 1号線 ■西宮北口・大阪・神戸・京都・宝塚方面
- 2号線 ■西宮北口・大阪・神戸・京都・宝塚方面
- ※朝夕ラッシュ時間帯以外は2号線のみを使用する。
[編集] 地上駅時代
阪急今津線が今津まで延伸した際は地上駅で、現在とほぼ同じ位置に駅があり、阪神線とはL字接続であった。後に阪急今津駅は編成増強などもあり、約200m南へ、阪神線とほぼ平行になるよう延伸され、阪神線上りホームと隣り合うようになった。
高架化される直前までは、北から、阪急線降車ホーム、同乗車ホーム、金網を挟んで阪神線上りホーム、同下りホームという構造であった。阪急線の線路は、現在ある阪神今津駅北側の広場付近でほぼ直角の急カーブをしていた。
阪急線の線路は、戦時中に阪神線と繋げられたが、戦後に阪急車両が久寿川駅まで暴走したこともあって分断され、高架化されるまで続いた。分断された部分は、阪神の保線車、事業用車などが留置されていた(これらは現在堀切信号場に移設)。
阪神線が高架前は、ホームそれぞれに神戸方面端部に改札口が1ヶ所あった。改札口横に地下道が設けれており、阪急線⇔阪神線下りは地下道か、地下道西側の踏切を横断しての連絡であった。
[編集] 駅周辺
パチンコ屋、カラオケ店などが集う歓楽街。震災前は西宮市内で唯一の映画館(と言ってもピンク映画ばかり上映)があった。
[編集] 利用状況
2004年の年間の乗客総数は、阪神今津駅が3,971,000人、阪急今津駅が3,551,000人である[1] 。(したがって1日あたりの平均は、阪神今津駅が10849.726人、阪急今津駅が9702.1857人となる。)
[編集] 発着バス路線
[編集] 歴史
- 1926年(大正15年)12月18日 阪急今津駅開業。
- 1926年(大正15年)12月19日 阪神今津駅開業。
- 1946年12月13日 阪急の電車がブレーキの操作を誤り車止めを乗り越え、そのまま阪神線に突入して久寿川駅まで暴走。その後両線を繋いでいたレールは切断された。
- 1993年(平成5年)5月23日 阪急今津駅、200メートル北側(現在の高架駅舎の1階部分)へ移設。
- 1995年(平成7年)1月17日 阪神・淡路大震災発生により阪神本線、阪急今津(南)線ともに運休。
- 1995年(平成7年)1月23日 阪急今津(南)線復旧により、阪急今津駅の営業再開。
- 1995年(平成7年)1月26日 甲子園~青木間運転再開により、阪神今津駅の営業再開。
- 1995年(平成7年)6月26日 阪神本線全線復旧。
- 1995年(平成7年)12月16日 阪急今津駅、高架駅へ切替。
- 1998年(平成10年)5月30日 阪神今津駅、下り線のみ高架駅へ切替。
- 2001年(平成13年)3月3日 阪神今津駅、高架駅へ完全切替。
[編集] 隣の駅
- 阪神電気鉄道
- 本線
- 阪急電鉄
- 今津線
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- 阪神国道駅 - 今津駅
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[編集] 脚注
- ↑ 西宮市統計書(平成17年度版)掲載データに基づく。