中山寺駅
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中山寺駅(なかやまでらえき)は、兵庫県宝塚市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線(JR宝塚線)の駅。
駅名は、総武線の「下総中山」や横浜線の「中山」駅と区別するため、中山寺にかつて改称された。その中山寺へは阪急電鉄の中山駅が最寄駅となる。 阪急電鉄への対抗策として、2003年から、快速列車の停車駅に格上げされている。国鉄~JR初期は無人駅だったが、乗降客が増えたため、現在は駅員配置駅となり、みどりの窓口も設置された。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ橋上駅である。駅業務は株式会社ジェイアール西日本交通サービスに委託されている。 券売機は高額紙幣(2000円札除く)及びオレンジカード対応のものが2台(内1台はJスルーカードにも対応)。ICカード(ICOCA・Suica・PiTaPa)入金機が1台、乗越精算機が1台(当初は非設置であったが、快速停車を機に新設)、SMART ICOCA専用クイックチャージ機が1台ある。改札機は入場専用・出場専用・入出場兼用がそれぞれ1通路、計3通路あるが、快速停車以降乗客が大幅に増えているにも関わらず通路の増設は行われておらず、夕方帰宅ラッシュ時以降はしばしば改札機付近の流れがやや停滞してしまう。 下りホームに通じる階段付近には花コーナーが設けられている。 エレベーターは上りホーム・下りホーム、また改札外の南北に各1ヶ所、計4ヶ所ある。 エスカレーターについては平成19年度までに新設する。 なお快速停車駅であるにも関わらずキオスクが無い。
[編集] 利用状況
2003年度の1日あたりの乗車人員は平均5,471人。
[編集] 駅周辺
- 北口
- 南口
- グランドゲート宝塚(コーナン、食品専門館Lucky、joshin、SPORTS DEPO)
- 業務スーパー
- 大丸ピーコック
- シーズガーデンカフェ中山寺店
- 大阪芸術大学短期大学部(伊丹キャンパス) - 徒歩15分
- 荒牧バラ公園 - 徒歩20分
[編集] バス
- 72系統(宝塚市内線) 阪急逆瀬川 行(宝塚市立病院・宝塚市役所前経由)
- 76・77系統(宝塚市内線) 野里 方面循環(阪急山本・南花屋敷経由)
- 90系統(宝塚市内線) 仁川駅前(宝塚市立病院・宝塚営業所・宝塚安倉団地・西野団地経由)
- 91系統(宝塚市内線) 西野団地(宝塚営業所・宝塚安倉団地経由)
[編集] 歴史
- 1897年(明治30年)12月27日 阪鶴鉄道の駅として開業。
- 1907年(明治40年)8月1日 国有化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
- 2003年(平成15年)12月1日 快速の停車駅となる。
- 2005年(平成17年)4月25日 JR福知山線脱線事故の影響で列車の発着が無くなる(みどりの窓口のみ営業)。
- 2005年(平成17年)6月19日 55日ぶりに福知山線が復旧。
[編集] 快速電車停車駅としての賛否
上記の通り、平成15年から快速が停車するようになったが、この分の所用時間の増加分が電車の速度アップ及び停車時間短縮と相殺される形で宝塚~尼崎間の所要時間は据え置かれた。これが後に福知山線脱線事故の間接的な原因とされる見方もあり、事故後スポーツ報知の社会面で取り上げられていた。この記事の中には「地元の人はみんな阪急を使うからJRが快速止めても乗らないし、客が少ないのに止めること自体が利益目的の安全軽視だよ」とのいい加減なコメントが掲載されていた。
しかしその発言とは裏腹に、快速停車は中山寺駅周辺を確実に変えている。利便性、速達性が高いJR線の中山寺駅最寄で物件を探す人が増えていることも事実である。この中山寺駅南側では、土地区画整理により、大規模商業施設がオープンしたことや、宝塚市内ではめずらしく、駅徒歩圏でかつ坂道がないフラットなエリアで宅地開発できる用地が十分にあることから、同駅のニーズはかなり高まっている(宝塚市の山本・長尾地区と同じく植木畑が多くあるため、宅地可能な用地がある)。また、伊丹市荒牧地区の住宅も、中山寺駅快速停車に伴い、確実に増えている。