篠山口駅
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篠山口駅(ささやまぐちえき)は、兵庫県篠山市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅。
篠山市の代表駅である。計画当初は今の篠山市役所付近を通る予定であったが、現在のルート、現在の地になった。
福知山線が「JR宝塚線」の愛称を使うのは、東海道本線大阪駅から当駅までで、アーバンネットワークはこの駅までである。ここより北の福知山方面に向かうは乗客はぐっと減る。
1972年までは篠山市街地に向けて篠山線が伸びており、その始発駅でもあった。
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[編集] 駅構造
[編集] 利用状況
2002年度の1日の乗車人員は4,158人。
[編集] 駅周辺
橋上駅化以前は、東口から伸びる弁天地区が旧丹南町の中心地であった。駅には、国鉄の購買部を前身とするハートインと食堂があるのみであった。
橋上駅化後、駅正面が国道176号線に面して新たに設けられた西口に変わった。これによって、東口方面は急速に衰退し、弁天地区の衰退は甚だしい。ハートインも閉店した。他方で、西口方面は、都市再開発地区の指定を受け、周辺整備と急速な開発が進んでいる。
西口のバスターミナルからは、神姫バスの路線が、三田市、篠山市街、などへ延びている。
以前は、西日本JRバスの園篠線(えんじょうせん)などのバス路線が篠山口駅から福住・園部方面に向けて運行されていたが、利用者の減少に伴い篠山口~福住間は2002年3月31日、福住~園部間は同年9月30日をもって撤退した。現在は篠山~本篠山~福住間は神姫バス、福住~園部間は京阪京都交通が運行を引き継いでいる。
[編集] 歴史
- 1899年(明治32年)3月25日 阪鶴鉄道の篠山駅として開業。
- 1907年(明治40年)8月1日 鉄道国有法により阪鶴鉄道国有化。
- 1944年(昭和19年)4月1日 篠山口駅と改称。
- 1944年(昭和19年)3月21日 篠山線(篠山口~福住)開業。
- 1972年(昭和47年)3月1日 篠山線廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1997年(平成9年)2月8日 橋上駅となる。
- 1997年(平成9年)3月8日 JR東西線開業と同時に、新三田駅~篠山口駅間複線化。
[編集] 駅弁
1番ホームにある調製所兼用の食堂か2・3番ホームにある売店で購入できる。改札外のキヨスクでは販売されていないので注意が必要。
- 山菜デカンショ弁当
- 幕の内弁当
- かにずし
- 猪のぼたんめし
- 特製 松茸弁当
「幕の内弁当」「かにずし」以外は季節販売商品である。
[編集] 駅構内食堂
- 浪花食堂
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 福知山線(尼崎・大阪方面へはJR宝塚線)