下石野駅
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下石野駅(しもいしのえき)は、兵庫県三木市別所町下石野1丁目にある三木鉄道三木線の駅。三木線が三木鉄道へ転換されてから開業した簡便な駅となっている。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線のみを有する地上駅。ほぼ東西に走る線路の北側に、簡単なホームを添えただけのつくりとなっている。
線路は築堤の上を走っており、地平から見るとホームは高い位置にある。このためホームの宗佐方の端から階段が降りており、駅から外部へはこれを使う。階段を下りるとすぐに三木線のガードがあり、駅から線路をくぐって南側に行くことができる。
開業以来無人駅である。そのため駅舎はなく、ホームの上に短い上屋があるのみである。ホーム上にはその他、公衆電話が設置されている。
[編集] 駅周辺
駅の西側には南北に細長く下石野の集落が開けており、東側には田園地帯が広がっている。駅の南200メートルほどのところを三木鉄道にほぼ並行する形で県道20号が走っており、駅からは三木線のガードをくぐった後集落の中の路地を通って県道に出ることができる。駅の北すぐのところには三木市立別所小学校の下石野分校があったが、2001年(平成13年)に廃校となった。
当駅と隣の宗佐駅の間はわずか500メートルほどの距離であるが、三木市と加古川市の境を越える。間には小さな山が横たわっているため三木線の線路は切り通しの中を進んでいる。
[編集] 利用状況
2000年(平成12年)度の年間乗客数はおよそ7000名(内定期客は約4000名)であったが、分校が廃止された2001年(平成13年)度には9000名(内定期客は約6000名)に増加、以後の年間乗客数は1万名前後で推移している。
[編集] 歴史
このあたりの線路は1916年(大正5年)11月22日に開通しているが当初この駅は設置されていなかった。線路は当初播州鉄道のものであったが播丹鉄道、国鉄を経て三木鉄道に移管され、その後の1986年(昭和61年)に宗佐駅、西這田駅、高木駅とともに当駅が開業した。