レインボーアイランド
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『レインボーアイランド』(Rainbow Islands)は、タイトーが1987年に発売したアーケードゲーム、およびその移植作品。
[編集] 概要
前年に発表したアーケードゲーム『バブルボブル』の続編にあたる。ゲームデザインは三辻富貴朗。
『バブルボブル』のエンディングで怪獣(バブルドラゴン)の姿から人間に戻ったバビーとボビーの兄弟が、両親より授かった虹の魔法を使って敵を倒しながら冒険するというもの。
前作では固定だったステージ画面が縦方向にスクロールするなど、システム面は前作と大きく異なるが、キャラクターやアイテムなどに類似が認められる。また、あるアイテムをとると、ステージごとの敵キャラの正体が実は前作のキャラクターであることが明らかとなる。
各ステージごとのダイヤモンドを集めるという条件を満たすことで隠しステージが現れたりするなど、やり込み要素も多く、高い評価を得た。
全部で10の島(うち隠し3つ)があり、1つの島はそれぞれ4つのステージから構成される。各島ごとに統一されたテーマの背景・敵キャラが登場し(たとえば1面は昆虫、3面はホラーなど)、ステージが進む楽しみとなった。とりわけ5面のアルカノイド、8面のフェアリーランドストーリー、9面のダライアス、10面のバブルボブルなどはBGM・効果音まで元のゲームのもじりとなっており、タイトーファンを喜ばせた。
翌年には、難易度を高くし、面の順番を入れ替えた「エキストラ・バージョン」も発売された。
[編集] 関連作
- バビーとボビーが主人公の一人として登場する。
[編集] 移植作品
- ファミリーコンピュータ版(1988年・発売:ディスコ)
- 全部で8つの島、うち隠し1。オリジナルステージの6面はBGMや効果音まで、元のゲームである奇々怪界のもじりとなっている。
- メガドライブ版「~エキストラ」(1988年)
- アーケード版にほぼ忠実な移植。
- ワンダースワン版「~パティーズパーティー」(2000年・発売:メガハウス)
- バビーとボビーも登場するが、主人公は彼らの(自称)弟子の女の子。名前はパティー。縦画面となり、島の数が減り、また左右にもスクロールするステージがあるなど、変更された要素が多い。
- ニンテンドーDS版「ニューレインボーアイランド」(2006年)
- 元の要素は残っているものの、タッチペン操作になり、ゲームとしてはほぼ別物。元々のレインボーアイランドは入っていない。
- プレイステーション・ポータブル版「~エキストラ」(2006年)
- タイトーメモリーズ ポケットに収録。
- プレイステーション2版(2007年)
- タイトーメモリーズII 上巻に収録予定。