リッカルド・ザンドナーイ
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リッカルド・ザンドナーイ(Riccardo Zandonai, 1883年5月30日 - 1944年6月5日)は、イタリア・オペラの作曲家。1898年よりピエトロ・マスカーニに作曲を師事。ダンテの『煉獄篇』を自由に翻案したオペラ《フランチェスカ・ダ・リミニ》によって名高い。夫人は《コンキータ》のタイトル・ロールを創唱したタルクィニア・タルクィーニと結婚。
プッチーニが《トゥーランドット》の終幕を完成を見ないままに生涯最後の日々を迎えたころ、出版社のリコルディは、万一の場合の完成者に最もふさわしい人物として、ザンドナーイを候補に上げた。プッチーニ自身もその案に賛成し、トスカニーニもそれを英断として褒め称えている。しかしながらプッチーニの息子トニオが、ザンドナーイがまだ無名であるとして、その案を却下した。結局《トゥーランドット》を補筆したのはフランコ・アルファーノであったが、トスカニーニがアルファーノ実用版を手荒く扱ってから、それに倣ってアルファーノの補筆部分をカットして演奏することがこんにち広く普及している。
[編集] 主要作品
[編集] 歌劇
- 王者の杯 La coppa del re (1906年頃、未公開)
- 金の小鳥 L'uccellino d'oro (1907年)
- 炉ばたのコオロギ Il grillo del focolare (1908年)
- コンキータ Conchita (1911年)
- メラニス Melenis (1912年)
- フランチェスカ・ダ・リミニ Francesca da Rimini (1914年)
- 窓越しの道 La via della finestra (1919年)
- ジュリエッタとロメオ Giulietta e Romeo (1922年)
- エケブの騎士たち I cavalieri di Ekebù (1925年)
- ジュリアーノ Giuliano (1928年)
- ある別れ Una partita (1933年)
- ばかげた恋 La farsa amorosa (1933年)
- くちづけ Il bacio (1944年、死に瀕して未完成)
[編集] 声楽曲
- 多数