ペプチド結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ペプチド結合(-けつごう)とは、アミド結合のうちアミノ酸同士のが脱水縮合して形成される結合である。
このようにして生成する物質はペプチドであり、その縮合しているアミノ酸の数が2つ、3つ、4つ、5つ・・となるごとにジペプチド、トリペプチド、テトラペプチド、ペンタペプチド・・・という。多数のアミノ酸が縮合した高分子物質はタンパク質であり、このため、タンパク質をポリペプチドとも呼ぶ。
アミド結合は強固な結合であり、加水分解は強酸性や強アルカリ性の条件でしか起こらない。 しかし生体内にはペプチド結合のみを選択的に加水分解する酵素ペプチダーゼ、プロテアーゼが存在し、これらの中には中性に近い生物の体温程度の温度でかなり迅速にペプチド結合を加水分解することができるものもある。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 自然科学関連のスタブ項目 | 化学結合