ファンファン (機動戦士ガンダム)
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ファンファンは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する架空の兵器。地球連邦軍の保有する戦闘用ホバークラフト式ヘリコプター。
[編集] 機体解説
ファンファンは、両脇左右下部にファンを装備し、同じく両脇の左右上部に5連装ミサイルポッドを装備、そして中央にコックピット及び後方に向けられた推進器がある、戦闘用ホバークラフトである。左右のファンによってジャブロー内部のような不整地(鍾乳洞内部)でも自在にホバー走行を行い、有線式ミサイルによってミサイル発射後のコントロールを可能にし、命中率の高い攻撃を行う事ができる。
ジャブローに配備されていた拠点防衛用の兵器の中では唯一飛行可能な兵器であったが、モビルスーツが登場する以前に開発された兵器でもあり、対モビルスーツ戦では苦戦を強いられる事となる。
[編集] 劇中での活躍
アニメ『機動戦士ガンダム』では、ホワイトベースがジャブローに到着し、その後ジャブローがジオン公国軍部隊の大攻撃を受ける第29話にて登場する(映画版では、同様の場面が描かれる『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』後半にて登場)。ホワイトベースの修理に関する責任者であったウッディ・マルデンが、ファンファンに搭乗してホワイトベースの防衛に当たる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
ジャブロー内にて、ガンダムとシャア・アズナブルの乗るズゴックが交戦している最中にガンダムの援護のため、割って入り、ズゴックに若干のダメージを与えるが直後にコックピットを腕で粉砕され、撃墜されてしまう。ちなみにこの前後の映像では61式戦車も多数、ズゴックやアッガイに撃破されており、通常兵器ではモビルスーツに対抗する事が難しい様子が描かれている。