ファイナルファンタジーXIII
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『ファイナルファンタジーXIII』(-サーティーン、FINAL FANTASY XIII、略:FFXIII,FF13)はスクウェア・エニックスより発売予定のコンピュータRPG。対応機種はプレイステーション3(以下PS3)。
プロジェクト名「FABULA NOVA CRYSTALLIS」(ラテン語で“新しいクリスタルの物語”を意味する)の本編。ファイナルファンタジーシリーズ(以下、FFシリーズ)メインタイトルの13作目にあたる。
発売日・価格共に未定。
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[編集] 概要
これまでのFFシリーズの中でも最も文明が進んだ未来の世界が舞台。クリスタルが導く、魔法とテクノロジーが融合し進化した未来世界を舞台に、そこで生きる人間達の物語が描かれるという。同プロジェクトの『ファイナルファンタジーヴェルサスXIII』とは対する関係にある作品である。
2006年5月に公開された開発中の映像にはアクション性の高いバトルシーンが含まれており、『XI』や『XII』と同様のリアルタイム性の高いバトルシステムが導入されるのではないかと言われている。
[編集] 発表までの経緯
- 当初はプレイステーション2向けに開発し、発売を予定していたが、ハードの世代遅れが原因でプログラムを総て破棄し、PS3向けに方針変更された。前作『FFXII』の大幅な制作・発売遅れも一因であるとされる。
- 2005年5月にSCEがPS3の基本仕様を発表し、スクウェア・エニックスは『FFVII』のオープニングデモ等を再現した技術デモ映像を発表した。この映像の制作でPS3の性能に触れたことがPS3向け『FFXIII』の開発を始める直接のきっかけになったとされる。
- 多岐に渡るPS3の基本ライブラリをゼロから作り上げるため、専門のテクニカルチームを編成し、独自の基本ライブラリの集合体である「White Engine」をベースに新生『FFXIII』の開発をスタートさせた。開発は主に『FFX』のチームを主力としたスタッフが担当している。
- 公式には2005年9月にSCEが発表したPS3の開発中タイトルリスト(PDF)に「ファイナルファンタジーシリーズ」の名前があるが、この時はメインシリーズであるのかどうかは発表されていなかった。
- この『FFXIII』を含むFABULA NOVA CRYSTALLISプロジェクトは、E3の開催直前となる2006年5月9日(日本時間)に発表された。新ハード発売の半年前というタイミングでFFのメインシリーズ投入を発表するのは異例の早さであり、関係者やファンに大きなインパクトを与えた。
- 2006年9月の東京ゲームショウでは映像が国内初公開された。5月に発表されたものと大きな差はなかったものの、一部初公開のシーンが含まれていた。
[編集] スタッフ
- 鳥山求 : ディレクター
- 野村哲也 : キャラクターデザイナー
- 野島一成 : シナリオ
- 上国料勇 : アートディレクター
- 小林一美 : メインプログラマー
- 藤井栄治 : ムービーディレクター
- 植松伸夫 : テーマソング作曲
- 濱渦正志 : 作曲
- 北瀬佳範 : プロデューサー
[編集] システム
「アクティブタイムバトルシステムをスピード感を出す方向性で進化」「コマンドの連鎖、仲間と繋がり広がっていく行動の連鎖」「『ファイナルファンタジーVIIAC』のような高速バトル」がテーマ。
バトル中もイベント映像のように高画質で、プレイ中でも疲れを感じさせない映像になっているという。
[編集] 外部リンク
- FINAL FANTASY XIII(スクウェア・エニックスによるE3 2006特設ページ)