ニウエ
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公用語 | ニウエ語(ポリネシア語系)、英語 | |||
元首 | エリザベスII世女王 | |||
総督 | ニュージーランド総督が兼任 | |||
首相 | ミティタイアギメネ・ヤング・ビビアン | |||
首都 | アロフィ (Alofi) | |||
面積 - 総計 |
世界第215位 260km² |
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人口 - 総計(2004年) |
世界第230位 2,156人 |
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GDP (PPP) - 合計(2000年) |
世界第227位 760万ドル |
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通貨 | ニュージーランドドル () | |||
時間帯 | UTC-11 | |||
国歌 | Ko e Iki he Lagi | |||
ccTLD | .NU | |||
国際電話番号 | 683 |
ニウエ(ニウエ島、Niue)は、南緯19度、西経169度にある国。ニュージーランドとの自由連合関係を維持している。 ニュージーランドの北東、トンガの東、サモアの南東にある。日本はニウエを国家として承認していない。国際連合は、クック諸島とともに非加盟国として扱っている。
総面積は259km²。総人口は1,500-2,000人程。首都はアロフィ。
立憲君主制で、元首はイギリス女王のエリザベス2世。総督はニュージーランド総督が兼任している。
また、比較的広く使われている.nuドメインは、元々この国のccTLDである。
目次 |
[編集] 歴史
- 1774年-キャプテン・クックにより発見される。
- 1846年-サモア人キリスト教宣教師団が進出する。
- 1900年-ニウエ王の要請によりイギリスの保護領となる。
- 1901年-クック諸島の一部としてニュージーランドの属領となる。
- 1974年-内政自治権を獲得し、ニュージーランドの連合自治領となる。
[編集] 地理
ニウエ島に最も近いのはほぼ真西に420km離れたヴァヴァウ諸島(トンガ)である。ニュージーランドは南南西へ2300kmも離れている。
ニウエは世界最大のサンゴ礁の島で、海面上約60メートルに渡って石灰岩の断崖がそそり立ち、その地形がほぼ島全体を縁取っている。つまり台地状であり、山岳や湖などは存在しない。島の形状は基本的に楕円形であるが、首都アロフィと、南部のアヴァテレは湾状の地形となっている。 人口の多くはアロフィを中心とする北西から西の海岸地帯に集中している。 気候はサバンナ性で、11月から翌年の4月が雨期に当たる。
[編集] 経済
主産業は農業(パッション・フルーツやライム、バナナ、コプラなど)で、切手の販売や観光業も重要である。しかし、ニウエでは仕事がほとんどなく、約1万人近くのニウエ人が不満を抱えつつニュージーランドに移住し暮らしている。将来、移住者が減少するのを期待してニュージーランド政府はニウエの経済に多額の投資をして来ているが、援助金の効果の悪い使い道や、サイクロンによる被害などがニウエの経済発展を妨げている。
[編集] 住民
住民はサモア人の血を引く、ポリネシア系ニウエ人がほとんどである。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: ニュージーランド | ニュージーランドの島 | 太平洋の島 | ニウエ