ティンバーカントリー
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性別 | 牡 |
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毛色 | 栗毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1992年 |
死没 | (現役種牡馬) |
父 | ウッドマン |
母 | フォールアスペン |
生産 | Lowquest Ltd. |
生国 | アメリカ合衆国 |
馬主 | Gainesway Farm & Overbrook Farm |
調教師 | Darrell Wayne Lukas(アメリカ) |
競走成績 | 12戦5勝 |
獲得賞金 | 1,560,400ドル |
ティンバーカントリー(Timber Country、1992年 - )はアメリカの競走馬である。父は名種牡馬ウッドマン、母フォールアスペンは数多くのGI馬、重賞馬を輩出した名繁殖牝馬である。アメリカで現役生活を送った後種牡馬として日本に輸入された。
目次 |
[編集] 戦績
1994年6月のメイドンでデビューし3着。この後3戦目で初勝利を挙げると次走バルボアステークス(GIII)に勝ち初受賞制覇を飾る。GII3着の後シャンペンステークス、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルとGIを連勝。この活躍が評価され、エクリプス賞最優秀2歳牡馬に選出された。
1995年は勝ちきれない競馬が続き、3戦して3着、2着、4着という結果だった。次のケンタッキーダービーでもサンダーガルチの3着に敗れる。だが次走プリークネスステークスでは一転変わり身を見せ、直線で鋭く伸び優勝を飾った。この後ベルモントステークスを目指したが熱発で回避。さらに屈腱炎を発症していることが分かりそのまま引退した。引退後は種牡馬として日本へ輸入された。
[編集] 年度別競走成績
1994年(7戦4勝)
- シャンペンステークス(GI)、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(GI)、バルボアステークス(GIII)
1995年(5戦1勝)
- プリークネスステークス(GI)
[編集] 種牡馬
2001年にムガムチュウがダービーグランプリに勝ち産駒GI初制覇。その後アドマイヤドンがダート戦線でGIタイトルを荒稼ぎしたことで本馬の日本での知名度は飛躍的に向上した。また、リース種牡馬として海外で併用された時の産駒であるバレットがフリゼットステークス(米GI)を、エレメインがAJCオーストラリアンダービー(豪GI)等を勝ち海外でも活躍馬を輩出している。基本的にはダートで中距離以下の距離を得意とする産駒が多いのだが、障害レースや芝レースでも活躍馬を出しており、幅は広い。
[編集] 代表産駒
- ギルデッドエージ(中山大障害)
- ムガムチュウ(ダービーグランプリ)
- アドマイヤドン(朝日杯フューチュリティステークス、フェブラリーステークス、JBCクラシック3連覇、マイルチャンピオンシップ南部杯、帝王賞)
- チャームアスリープ(浦和桜花賞、東京プリンセス賞、関東オークス)
- バレット(フリゼットステークス)
- エレメイン(ローズヒルギニー、AJCオーストラリアンダービー、THE BMWクラシック、クイーンエリザベスステークス、ランヴェットステークス)
[編集] 血統表
ティンバーカントリーの血統 (ミスタープロスペクター系/Swaps 4×3=18.75%、War Admiral 5×4=9.38%、Hyperion 4×5=9.38%、Case Ace 5×5=6.25%、Nasrullah 5×5=6.25%) | |||
父
Woodman 1983 栗毛 |
Mr.Prospector 1970 鹿毛 |
Raise a Native | Native Dancer |
Raise You | |||
Gold Digger | Nashua | ||
Sequence | |||
*プレイメイト Playmate 1975 栗毛 |
Buckpasser | Tom Fool | |
Busanda | |||
Intriguing | Swaps | ||
Glamour | |||
母
Fall Aspen 1976 栗毛 |
Pretense 1963 黒鹿毛 |
Endeavour | British Empire |
Himalaya | |||
Imitation | Hyperion | ||
Flattery | |||
Change Water 1969 栗毛 |
Swaps | Khaled | |
Iron Reward | |||
Portage | War Admiral | ||
Carillon F-No.4-m |