ウォーアドミラル
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性別 | 牡 |
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毛色 | 黒鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1934年5月2日 |
死没 | 1959年10月29日 |
父 | マンノウォー |
母 | ブラッシュ |
生産 | Samuel D.Riddle |
生国 | アメリカ合衆国 |
馬主 | Glen Riddle Farm Stable |
調教師 | George Conway(米) |
競走成績 | 26戦21勝 |
獲得賞金 | 273,240ドル |
ウォーアドミラル(War Admiral、1934年 - 1959年)は、父マンノウォー(Man o'War)と母ブラッシュ(Brushup)の間に生まれた黒鹿毛の牡のサラブレッド。アメリカ三冠に勝利したアメリカの名競走馬。
日本では、映画「シービスケット」でシービスケットに負けた馬との印象が強いが、アメリカ三冠等に勝利し、1937年年度代表馬を獲得したかなりの名馬である。実際ブラッドホース誌の20世紀のアメリカの名馬100選(英語版)ではシービスケット(25位)を上回る13位に格付けされている。全成績は26戦21勝。2歳時は目立った存在ではなかったが、3歳時にはアメリカ三冠、ピムリコスペシャル含む8戦無敗。ケンタッキーダービーでは逃げて、2歳チャンピオン、ポンプーンに1と3/4馬身差の勝利。プリークネスステークスでも再びポンプーンを破り、ベルモントステークスではレース前にゲートで負傷し血まみれのまま後続を3馬身ちぎって圧勝した。
4歳時は11戦9勝、マサチューセッツハンデでメノウに負けた他、有名なピムリコスペシャルでのマッチレースでシービスケットに敗北した。
種牡馬としては1945年のアメリカリーディングサイアーになるなど、成功を収めたがすでに直系子孫は滅んでいる。産駒はブッシャー(Busher、ハリウッドダービー、ワシントンハンデキャップ、アーリントンハンデキャップ)等、日本輸入のリンボーもいる。
[編集] 年度別競走成績
1936年(6戦3勝)
1937年(8戦8勝) - ケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークス、ピムリコスペシャル
1938年(11戦9勝) - ジョッキークラブゴールドカップ、サラとがカップ
1939年(1戦1勝)
[編集] 主な産駒
- ブッシャー(米殿堂馬)
- Blue Peter フューチュリティステークス、ホープフルステークス
等
[編集] 血統表
ウォーアドミラルの血統 (マンノウォー系(マッチェム系)/アウトブリード) | |||
父
Man o'War 1917 栗毛 |
Fair Play 1905 栗毛 |
Hastings | Spendthrift |
Cinderella | |||
Fairy Gold | Bend Or | ||
Dame Masham | |||
Mahubah 1910 鹿毛 |
Rock Sand | Sainfoin | |
Roquebrune | |||
Merry Token | Merry Hampton | ||
Mizpah | |||
母
Brushup 1929 鹿毛 |
Sweep 1907 黒鹿毛 |
Ben Brush | Bramble |
Roseville | |||
Pink Domino | Domino | ||
Belle Rose | |||
Annette K. 1921 鹿毛 |
Harry of Hereford | John o'Gaunt | |
Canterbury Pilgrim | |||
Bathing Girl | Spearmint | ||
Summer Girl F-No.11-g |
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