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タワー・オブ・テラー - Wikipedia

タワー・オブ・テラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Disambiguationこの項目では東京ディズニーシーのアトラクションについて説明しています。海外のディズニーテーマパークにある「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」についてはトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーをご覧ください。

タワー・オブ・テラー(Tower of Terror 略称ToT)は、東京ディズニーシーアメリカンウォーターフロント2006年9月4日にオープンしたフリーフォール型のアトラクション。

目次

[編集] 概要

タワー・オブ・テラー
オープン日 2006年9月4日
スポンサー なし
所要時間 約2分(プレショー含まず)
定員 22名/1台
利用制限 3歳以上 身長102cm以上
ファストパス 対応
シングルライダー 対象外

このアトラクションはディズニーランド・リゾートディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーや、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのディズニー・MGM・スタジオにあるアトラクション『Twilight Zone Tower of Terror』を元にしたアトラクションであるが、海外のアトラクションの元になっているテレビドラマ『トワイライトゾーン』は関係ない東京ディズニーシーオリジナルストーリーになる。

建物の外観も海外のものとは大幅に異なる。海外のものは舞台設定は同じでも少しずつ形が違うが、日本のものは全くデザインが異なる。総工費は210億円で東京ディズニーリゾート内で最も高額である。

他のアトラクションと比べバックグラウンドストーリーを強く打ち出している。東京ディズニーリゾート公式サイトではアトラクション独自のフラッシュのサイトを開設(#外部リンク参照)している。

アトラクションを囲っていた塀は7月10日に一部分、7月11日に全て撤去され入り口直前まで近づけるようになった。

また、公式オープン日の9月4日の13日前である8月22日から8月29日にかけてスニークプレビュー、8月31日にプレスプレビューが行われた。

オープン当日の9月4日にはファストパス列、スタンバイ列共に長蛇の列となり、待ち時間にいたっては240分待ちを記録した。

エレベーター内での演出は海外でのものをベースにしているが、和製ホラー的なアレンジが施されている。

エレベーターは全部で6つあり、上昇・下降の動作パターンは3種類ある。

[編集] ストーリー


ネタばれ注意 : 以降に、アトラクションなどの展開やストーリーなどが記載されています。
こうした情報を得たくない場合は閲覧を中止することをおすすめします。


世界中から様々な骨董品などを収集していた大富豪、ハリソン・ハイタワー三世。彼は1899年コンゴ川流域に住むムトゥンドゥ族から、呪いの偶像だと言われている「シリキ・ウトゥンドゥ」を手に入れた(実際は強奪したものらしいが)。そのシリキ・ウトゥンドゥのお披露目パーティーが1899年12月31日に開かれた。場所はハイタワー三世が建設し、オーナーとなっていた「ホテルハイタワー」。そのパーティーの後、ハイタワー三世はホテルの最上階にある自室にシリキ・ウトゥンドゥを飾るため、エレベーターに乗り込んだ。ところが、深夜0時ちょうどにホテルは停電に。すると、そのとき緑色の光がエレベーターを包み込み、同時にハイタワー三世の悲鳴が響き渡った。そして制御不能となったエレベーターは1階まで急降下した。ところが奇妙なことに、落下してぐちゃぐちゃになったエレベーターの中からハイタワー三世は姿を消していた。トルコ風帽子とシリキ・ウトゥンドゥだけを残して…。この事件以来、ホテルハイタワーはニューヨーク市民から恐怖のホテル、「タワー・オブ・テラー」と呼ばれるようになった。

時は経ち、1912年。1899年の事件以来ホテルは閉鎖されてきたが、ニューヨーク市保存協会は「建築物の歴史的価値が高い」という理由で改修工事を行った。修復が行われた背景として、エンディコット三世の娘の存在がある。ニューヨーク市保存協会の会長はハイタワー三世と長年の確執があるエンディコット三世の娘、ベアトリス・ローズ・エンディコットであるが、そのベアトリスはハイタワー三世にものすごい尊敬の念をもっていた。当然確執があったベアトリスの父のエンディコット三世はホテルハイタワーを取り壊し、自分のホテルを建設する予定であった。しかし、娘のベアトリスに反対されてしまった。ニューヨーク市保存協会は設立の目的を「ニューヨーク州ニューヨークの歴史ある建造物を保護すること」としているが、実際にはホテルハイタワーの修復・保護だけの目的で設立したという噂が立っている。ホテルはニューヨーク市保存協会により修復された後、同協会主催によるツアーが開催される。ゲストはツアーの参加者となり、ホテルなどに関しての説明を受け、ホテル内を見学する。そして最後には業務用エレベーターに乗り込み、最上階のハイタワー三世の部屋へと向かう。

私たちはこのホテルのツアーに参加し、このホテルに飾られている歴史的価値のあるものを見て行く。という感じでスタートする。 そしてツアーの最後に、ハイタワーⅢ世の部屋へ行くためエレベーターに乗る。すると…。

ここから先は自分で体験してください。

[編集] 重要キーワード

ハリソン・ハイタワー三世
  • 1835年ニューヨーク生まれ。世界各地を冒険し、文化的遺産を収集していた。1892年には自分のホテルホテルハイタワーをオープンさせた。しかし、1899年12月31日に「シリキ・ウトゥンドゥー!」という悲鳴を残し失踪。以後、消息不明。
コーネリアス・エンディコット三世
  • ニューヨークに本社を持つ「U.S.スチームシップカンパニー」の社長。長年ハイタワー三世とは確執があった。会社はS.S.コロンビア号やS.S.ガルガンチュア号など様々な豪華客船を製造する一方で、ホテルの建設にも意欲を示しており、ホテルハイタワーが閉鎖されたのち、そのホテルを取り壊し自分の会社が経営する新しいホテルを建設しようとしていたが娘のベアトリスにより阻まれる。
ベアトリス・ローズ・エンディコット
  • コーネリアス・エンディコット三世の娘。1912年にニューヨーク市保存協会を設立し、ホテルハイタワーの保護に乗り出す。そのことにより父と対立。ハイタワー三世にひそかなあこがれを抱いている。
マンフレッド・ストラング
  • ニューヨークの新聞社、「ニューヨーク・グローブ通信」の記者。1899年12月31日、ハイタワー三世が失踪する前に開いた記者会見で質問をするが質問のし過ぎで退場となってしまう。その後、ウエイターに化けたストラングはハイタワー三世が消えたエレベーターの落下事故に遭遇した。ホテルが閉鎖されてしばらくしたある日、彼はベアトリスから誘いを受けホテルハイタワーへ向かった。ベアトリスがホテルを案内したいという。ベアトリスによりホテル内を案内されていた時、彼は一本の電話を受ける。ホテルはとうの昔に廃墟になっており、電話が鳴るはずがないのだが…
スメルディング
  • 32年間にわたり、ハリソン・ハイタワー三世の忠実な従者だった執事。ハイタワー三世唯一の友人でもある。ホテルにある様々なコレクションの管理を任されており、失踪事件直前にハイタワー三世と最後の会話を交わしている。失踪事件後、行方不明になった。彼の過去には多くの謎が隠されており、失踪事件の真実を知る人物では、と囁かれている。彼とアーチーは同一人物ではないかと噂されている。
アーチー
  • ベアトリス・ローズ・エンディコットにホテルハイタワーツアー計画をすすめた、ホームレス風の謎の男。以前はホテルハイタワーでコックの助手として雇われていた。ホテルハイタワーにとても詳しく、たびたびホテルを眺めるために公園までやってくるという。現在は、ブルックリンにある姉の家で暮らしている。彼とスメルディングは同一人物ではないかと噂されている。
シリキ・ウトゥンドゥ
  • コンゴ川に住むムトゥンドゥ族に祀られていた偶像。ハイタワー三世により奪われる。ムトゥンドゥ族の呪術師が作ったといわれている。「シリキ・ウトゥンドゥ」とは部族の言葉で「災いを信じよ」という意味で、シリキ・ウトゥンドゥに攻撃しようとした者に対し、呪いをかけるらしい。呪いかどうかは定かはないが、シリキ・ウトゥンドゥを奪ったハイタワー三世はホテルのエレベーターの落下後消息不明で、エレベーターにはシリキ・ウトゥンドゥのみが残っているという怪現象が起きている。その落下事故以後、廃墟となったホテル内でシリキ・ウトゥンドゥを目撃したという話が後を絶たない。
ニューヨーク・グローブ通信
ホテルハイタワー
  • ニューヨークにある、ハリソン・ハイタワー三世がオーナーになっているホテル。14階建て("13"は不吉な数字であるため階を飛ばしているだけであり、実質13階建てである)。このホテルの従業員用エレベーターでハイタワー三世は失踪した。最上階にハイタワー三世のオフィスがある。1892年1月23日オープン。

[編集] その他

  • TOKYO FMで、7月から「タワー・オブ・テラー」のラジオストーリーがスタートする。これはアトラクションのストーリーを元にした物語である。時代が現代、舞台が日本、登場人物が日本人など細かい設定は異なるが、タワー・オブ・テラーに関する謎が続々と判明すると思われる。毎週月曜日から木曜日の午後8時55分から午後9時にかけて放送される。(4話を1週とし)奇数週にはの2006年の日本が舞台の主人公「冴子(さえこ)」(アトラクションの内容とは無関係の人物)と冴子の周辺で起きる事件とホテルハイタワーの関連性を描いたオリジナルストーリー、偶数週には上記で述べたタワー・オブ・テラーのエピソードの詳細を知ることができる内容になっている。なお、このラジオストーリーはポッドキャスティングでも視聴可能となっている。9月28日に最終回を迎えたがTOKYO FMポッドキャスティングのホームページで聞くことが可能だ。
  • 2006年7月28日に首都圏で、4ページの「タワー・オブ・テラー」に関する号外(広報ペーパー)が配布された。
  • 2006年9月2,3日にも渋谷、新宿にて号外が配布された。
  • オープン日である9月4日は、東京ディズニーシーの開園した日である。

[編集] 公式サイト

公式サイトのホテルツアーは、バックグラウンドストーリーを体験できるちょっとしたアドベンチャーゲームになっている。 SIRENのスリープウォーカーのように、各所をクリックすると詳しい解説が聞けるようになっている。

[編集] 試乗会

タワー・オブ・テラーでは、いくつかの試乗会が企画開催された。招待客の試乗会、マジックキングダムクラブやファンダフル・ディズニーの企画として抽選招待による試乗会などが開催された例はあったが、このような食事や宿泊と試乗会のセット販売は、東京ディズニーリゾートでは、今回が初めてであった。

[編集] 外部リンク

東京ディズニーシー アメリカンウォーターフロント
アトラクション
タワー・オブ・テラー | ビッグシティ・ヴィークル | ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ | ディズニーシー・トランジットスチーマーライン
ショップ
マクダックス・デパートメントストア | スチームボート・ミッキーズ | ニュージーズ・ノヴェルティ | ハーバーサイド・スーヴェニア | アーント・ペグズ・ヴィレッジストア | タワー・オブ・テラー・メモラビリア
レストラン
S.S.コロンビア・ダイニングルーム | テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ | レストラン櫻 | セイリングデイ・ブッフェ | ニューヨーク・デリ | ケープコッド・クックオフ | リバティ・ランディング・ダイナー | バーナクル・ビルズ | パパダキス・フレッシュフルーツ | ハイタイド・トリート | デランシー・ケータリング
クローズしたアトラクション
-
クローズしたショップ
-
クローズしたレストラン
-
東京ディズニーリゾート
オリエンタルランド
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