センサ
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センサ(sensor)は、物理量を信号(主に電気信号)に変換する電気回路構成要素である。計測器の心臓部として使われる他、各種電子機器に組み込まれて、状態検出や自動制御に利用される。
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[編集] 概要
ほとんどのセンサは、例外もあるが、電気的・電子的な作りになっている。 センサーは一種のトランスデューサーである。 センサによる測定は測定された値が直接読める物(Direct Indicator、たとえば水銀温度計や電気メーターなど)と測定された値が、人間が読めるように変換することで判読可能となる物(AD変換器を使用したり、コンピューターおよびディスプレイを通して測定結果を読むなど)に分けられる。 センサーは特に医学、産業およびロボット工学で大いに使用される。 技術的進歩は、ますます多くのセンサがMEMS技術で製造することを可能にする。これにより多くの場合、従来よりもははるかに高い感度に達する可能性がある。
[編集] センサの分類
[編集] 力
[編集] 変位
[編集] 位置
- 光位置センサ (PSD)
[編集] 速度
- タコジェネレータ
- レーザードップラー振動速度計
[編集] 加速度
- 加速度センサ
- 地震センサ
[編集] 角速度
- ジャイロセンサ
[編集] 回転数
- タコジェネレータ
- ロータリーエンコーダ
[編集] 距離
- 超音波距離計
- 静電容量変位計
[編集] 光
- 光電素子
- フォトダイオード
[編集] 磁気
[編集] 温度
[編集] 化学
[編集] 音声
[編集] その他
[編集] スマートセンサ
スマートセンサ、あるいはインテリジェントセンサは解析、情報処理の能力が付加されたセンサである。スマートセンサには測定対象に複数のセンサでもって測定を行う。一度に複数のデータを取得し、異常な値や例外値を取り除き、データを処理しそれを蓄積する。これにより、自動校正機能、自動補償機能が備わっているといえる。また、その他の種類のセンサと組み合わせて統合されたデータの測定も可能である。