スノーシェルター
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スノーシェルターとは、雪害から建物・施設・設備を保護するためそれらを覆う建造物。豪雪地帯に設置されている。雪囲いの一種で、単に元々「雪囲い」と呼んでいたものを「スノーシェルター」と呼ぶようになった物なども存在する。
[編集] 鉄道の場合
設置目的から下記のように分類される。
1が最も多い類型である。ポイントにはトングレールやポイントマシンといった可動部分があり、この部分に雪が詰まったり凍結したりすると、「ポイント不転換」という異常事態が発生して、列車を運行する事ができなくなる恐れがある。これを防止するため、ポイント設置部分をドーム状の雪囲いで覆ってしまうものである。
2の類型は1を発展させて構内全体を覆い、除雪作業を行わなくてもよいようにしたものである。また、雪ぴ崩落・雪崩の危険性がある区間に堅牢な屋根を施工して、線路を保護する場合もある。
3の類型はホームを含めて構内全体を覆い、乗客や駅員を風雪から守り、除雪作業を行わなくてもよいようにしたものである。八戸駅新幹線ホームはこれに該当する。