スズキ・ギャグ
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ギャグ(GAG)とは、スズキが製造販売していたオートバイである。
呼称:RB50 通称:GAG 型式:A-LA41A
ギャグは1986年に発売された。当時発売された50ccのミニスポーツタイプとしては初めてのモデルであり、後に発売された、YSR50やNSR50などのコピーモデルを発生させた。
フルカウルボディにフロントディスクブレーキを装備した、マイクロ・スポーツもどき、というアイディアは当時発売されて衝撃を与えたGSX-Rシリーズの超小型版というコンセプトから当然のように(逆にいえば2ストロークのスズキらしくもないが)このサイズでありながらエンジンは4ストロークを使用していた。 ただし、マイクロ・スポーツもどき(デザインにパロディ感覚を取り入れたファッションバイク)、というコンセプトのためにパワーは4ストロークとしてはかなり高出力である5.2馬力(ただしビジネスモデルの同型エンジン搭載車であるバーディの出力が5馬力であることを考えると、少々スポーティな音のするマフラーに変更したため出力が変わっただけの可能性もある。たとえば、エンジン出力の要となるカムやポート径はバーディそのままであった。)の出力であったが、その後に出てきたライバル他車が当然の如く2ストロークエンジンを搭載し、それらのエンジンパワーには当然劣っていたため、当時の馬力を重視する風潮にはあがなえず、数年間で販売は終了してしまった。
なお車体のサイズとしては、スズキのGAGがこれら後発のライバル車より一番小さかった。
このオートバイの発売当時、スズキがフジテレビの番組『とんねるずのみなさんのおかげです』のスポンサーをしていた事から、『仮面ノリダー』で木梨憲武が演じるノリダーが乗り回すバイクとして、このギャグが用いられていたのだが、番組当初は、ヤマハ発動機のYSR50が使用されていた。本家の仮面ライダーの車輌をスズキが提供していた為、急遽GAGに差し替えられた。
[編集] GAG用改造パーツ
車体の発売当時、ヨシムラやタケガワといったそうそうたるカスタムメーカーから、多数のパーツが発売されたが、現在はそのほとんどが絶版になっており入手困難である。
また、当時のタケガワ製モンキー用スーパーヘッドボアアップキットや、スペシャルクラッチはGAGエンジンをベースに開発された事で有名である。