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ジェファーソン・エアプレイン - Wikipedia

ジェファーソン・エアプレイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジェファーソン・エアプレインJefferson Airplane)/ジェファーソン・スターシップJefferson Starship)/スターシップStarship)は、アメリカ合衆国ロックバンド。年代によってバンド名を変えていて、同一のバンドとみなされがちだが、それは誤りと言える。

現在ではミッキー・トーマスが結成したスターシップStarship featuring Mickey Thomas)と、ポール・カントナーが再結成したジェファーソン・スターシップJefferson Starship - The Next Generation)という似通った名の二つバンドが並立して存在しているが、前者は、エアプレインとは無関係のバンドとしてみなすべきであり、実際、アメリカ本国での大半の見方もそうなっている。

ジェファーソン・エアプレインは1960年代後半のサンフランシスコサイケデリック文化を代表するバンドであり、1996年ロックの殿堂入りを果たした。

目次

[編集] バイオグラフィー

[編集] ジェファーソン・エアプレイン時代

1960年代に吹き荒れたビートルズ旋風、その影響下で続々と誕生したアメリカンバンド第一世代を代表するグループ。反体制や薬物体験を歌った歌詞からは、60年代カウンターカルチャーの申し子とされる。ライトショウやドラッグカルチャーに象徴されるサイケデリアの時代にバンドは最初のピークを迎えた、というイメージからか、日本では単に「サイケデリック・ロック」の代表として語られる事も多いのだが、実際にはその時期は短く、もっと幅広い音楽的要素を持っていると言える。

バンド創設者のひとり、マーティ・バリンは1962年ポップス/R&Rシンガーとしてシングル・デビューし、その後サンフランシスコに移ってフォーク・グループで活動していたが、自分のバンド結成を目論む。一方、根っからのフォーキーであるポール・カントナーはフォーク・シンガーとしてサンフランシスコのコーヒーハウスなどで活動していた。この2人が出会ってメンバーを集め1965年に新バンドがライブ・デビュー、ジェファーソン・エアプレインの母体が出来上がった。やがてサンフランシスコ初のメジャー契約バンドとして1966年にRCAからレコードデビュー、一躍注目を集める。当初はバリンのボーカルを中心にしたストレートなフォーク・ロックのバンドではあったが、そのベースにはフォーク/R&R/R&B/ブルースが混ざり合い、男性/女性3人のボーカルに個性的でハイレベルなギター/ベース・サウンドが絡むスタイルはすでに確立されていた。

1967年の2nd名作アルバム『Surrealistic Pillow』からのグレイス・スリック加入がバンドの一大飛躍をもたらす。そのカリスマ性を体現する強力な歌声で「White Rabbit」「Somebody To Love」の大ヒットが生まれた。さらに2作目にして早くも各メンバーも強烈に主張し始め、バリン作のメランコリックな曲、すでにホット・ツナを予感させるカウコネンの名曲、3人のボーカルが絡み合うスリリングな曲と、その後長らくバンドを彩る多様なスタイルがすべて現れている。そして、モンタレー・ポップ・フェスティバルの好演によりエアプレインの名前は全米に広まった。

このように、高い演奏力とオリジナリティ溢れる創作力を持つメンバーが集まったことにより、これ以降、実験的な試みをスタジオ作品やライブで繰り広げ、サウンドは目まぐるしく変化し、音楽的クオリティも高まって行く。当初はバリンがリーダーだったが、3rdアルバムを制作する頃から独創性を発揮し始めたカントナーのリーダーシップや、他メンバーの主張も急激に台頭して力関係も変化し始める。傍目には危ういとさえ感じられるこの個性のぶつかり合いこそが、バンドを時代の頂点に押し上げる原動力になった。

ちなみに、バリンはストレートなポップ・ソングやR&B、カントナーはフォーク・ミュージック、ギターのヨーマ・カウコネンはトラディショナルなブルースの追求者、ベースのジャック・キャサディはR&B、ブルーズ、R&R、ジャズと幅広く好み、ドラムスのスペンサー・ドライデンはジャズ出身という多様性を持っていた。

当時の一大ムーブメントになった大掛かりなフェスティバルにもくまなく参加し、1968~1969年にかけて人気はピークに達する。ひたすら新しい音楽表現を追求したサイケデリアの時代が過ぎ、1969年ウッドストックに出演する頃にはベトナム戦争が泥沼化、バンドは反体制メッセージの代弁者としての存在感が増して行く。その中心は、政治的メッセージを発するカントナーとカリスマ性が頂点に達したスリックに移っていた。また、演奏スタイルも1970年代に入る頃にはストレートでよりヘヴィなものに変化して行った。

一方、ビジネスとして巨大化し余りにも過酷になった活動の中で、よりパーソナルな音楽活動を望むカウコネンとキャサディは1969年ごろからブルーズ・デュオHot Tunaの原型をスタート。西海岸のミュージシャンとPlanet Earth Rock and Roll Orchestraと呼ぶセッションを活発に行なっていたカントナーは、1970年に自己のプロジェクトユニット、Paul Kantner Jefferson Starship名義でのアルバムを発表した。(ここでスターシップという次のコンセプトが生まれた。理屈の通らない権力者などは相手にせず理想を追求する人達で宇宙に脱出しようというストーリーは、1969年発表の曲「Wooden Ships」が原点。)さらに、オルタモントでの事件やジミ・ヘンドリックスジャニス・ジョプリンの死を契機に、バリンは音楽活動自体を見直したいと考えるようになり、1971年に自分が作ったバンドから脱退。

RCAとの契約期間が終了したバンドは、このような状況においても1971年に自分達のインディペンデント・レーベル「GRUNT(グラント)」を設立し、同年、エアプレインとしてミリオンセラーのスタジオ作『Bark(バーク)』を制作。他のアーティストとも契約して作品をリリースするなど、チャレンジは続けた。しかしこの時期、メンバー各自のソロ活動も本格的になり、音楽シーンの変化による新旧交代も影響してエアプレインとしての活動は停滞。カントナーはスリックのソロを含むプロジェクト作品を1973年までに更に3枚制作してスターシップのコンセプトを発展させて行き、Hot Tunaもアルバム制作を続けるなど、各々の活動は外に向かって行った。

1972年に最後のツアーが行なわれた後、カウコネンとキャサディのHot Tuna組が脱退を表明。翌1973年にはそのライブ盤がリリースされたが、ジェファーソン・エアプレインは正式に解散した。

[編集] ジェファーソン・スターシップ時代

エアプレイン解散の翌1974年、カントナー・プロジェクトのメンバー達によってグレース・スリックの1stソロをプロモートするツアーを行なう事になり、バンド名をパーマネントバンドとしてのジェファーソン・スターシップに決定。メンバーは、ポール・カントナー、グレース・スリック、デビッド・フライバーグ、パパ・ジョン・クリーチ、ジョン・バーベイタのエアプレイン最終組に、ギタリストのクレイグ・チャキーソ、ベーシスト/ギタリストにピーター・カウコネン(ヨーマの実弟)を加えたもの。このツアーの後、ピーター・カウコネンがピート・シアーズに交代して1stアルバム『Dragon Fly』 が制作された。

このように、ある時期を境にエアプレインからスターシップに単に改名されたのではなく、「エアプレイン」と「カントナーのスターシップ」が平行して活動し、エアプレインが解散した後でスターシップが改めてデビューしたのが経緯だった。1stアルバムとライブにはマーティ・バリンが早くもゲスト参加し、その曲「Caroline」はFMステーションでヘビーローテーションになる。2ndアルバム『Red Octopus』(エアプレイン以来初の全米最高1位獲得)からはバリンがフルタイムで復帰し、彼の作品「Miracles」(シングルチャート最高3位)が大ヒット。復活したバリン/スリック/カントナーのコーラスワークを、新しいバンド・アンサンブルに載せて一気に人気グループの座を奪還した。70年代のロックシーンで通用するサウンド作りという面では、作曲・アレンジで大活躍を見せたピート・シアーズの貢献が大きい。また、カウコネンとは全く違ったコンテンポラリーなスタイルを持つクレイグ・チャキーソも演奏・作曲で活躍する。

4年余り続いたこの体制での全盛期にはバリンの存在感が圧倒的になり、エアプレイン結成以来ようやく彼の理想的なバンドが実現した時代でもあった。そして彼だけでなく、グレイス・スリックの圧倒的な歌唱力を生かした曲や、エアプレイン以来のコーラススタイルを生かした名曲も数多く生まれ、バンドとしての調和がとれた時期だった。しかし、長らくバンドのシンボルであり続けたスリックは、精神的不安定から深刻なアルコールのトラブルを抱え一時脱退を余儀なくされる(1978-81年)。バンドは女性ボーカル抜きでツアーを続けるが、さらにドラマーが自動車事故で活動停止、バリンも再度の脱退を決意、とバンドは存続の危機に見舞われる。

残されたメンバー達はイメージチェンジを図って存続する事を決め、新たなボーカリストとしてオーディションでミッキー・トーマスを参加させる。1979年の『Freedom At Point Zero』は久しぶりにカントナーの楽曲も前面に押し出してハードロック色を強め、まずまずの成功を収める。同じ路線で創られた1981年の『Modern Times』ではグレイスがゲスト・ヴォーカルとして参加、さらに1982年の『Winds Of Change』では正式復帰した。バンドは万全の体制に回復したかに見えたのだが、急速に変化する音楽シーンはMTV全盛の時代に突入。レコード会社も過渡期に差し掛かってベテラン・アーティストには厳しい時代となっていた。会社との軋轢・チャート実績を意識せざるを得ない状況下で、バンドはよりポップな路線に転向する事を選び、またプロデューサー主導の色合いが濃くなって行く。ジェファーソンらしいサウンドは急激に失われていった。

この間、カントナーは13年ぶりにソロ・プロジェクトでの制作を復活、「Planet Earth Rock And Roll Orchestra」名義でのソロ・アルバム『Planet Earth Rock And Roll Orchestra』を発表。こちらの方が、本来のジェファーソンサウンドが展開されている傑作だった。続くジェファーソン・スターシップの『Nuclear Furniture』では、当時最新のエレクトロ・ポップが大幅に導入されており、ここで本来のコンセプト・メーカーであったカントナーとバンドの決裂が決定的になった。

[編集] スターシップ/KBC BAND/再結成エアプレイン時代

バンドの変容は進み、ライブでは女性バック・コーラスを配置する案まで出たというがカントナーは激怒。また、生き残りを図るために、後進のジャーニー前座を務めるという話もあったがこれも拒否。1984年、イニシアチブが取れなくなる程の状態を見たカントナーは解散を申し渡すがメンバーは存続を要求する。結局単独で脱退し、バンド名「ジェファーソン・スターシップ」を使わないよう求めて訴訟を起こす。(公判中、一時スターシップ・ジェファーソンと名乗ってツアーを続けたといい、事態の混乱を物語っている)1985年の判決の結果両者とも使えないことになり、折衷案として「ジェファーソン」をはずして「スターシップ」とした。バンドは当時先端のエレクトロ・ポップを全面的に取り入れ、シングル「We Built This City(シスコはロックシティ)」(これは邦題だけで実際は特定の街を歌ったものではない。)は、エアプレイン時代から通算してもシングル初となる全米1位(1985年11月16日付~23日付)を獲得した。エアプレイン以来果たせなかった日本公演も実現している。

アルバム『Knee Deep in the Hoopla』制作中にデイビッド・フライバーグが脱退。その後、1974年以来、事実上の音楽的リーダーだったピート・シアーズも脱退。外部ライターの楽曲中心にマーケティング主導型の制作をするバンドに変貌を遂げ、さらに勢いは衰えず「Sara」(1986年3月15日付)、「Nothing's Gonna Stop Us Now」(1987年4月4日付~11日付)の2曲の№1ヒットを生んだ。しかし、1988年に年齢と音楽性の不一致を理由にスリックはライブ活動からの引退を表明。中心メンバーがミッキー・トーマスとクレイグ・チャキーソだけになったバンドは、メンバーを補充しながら活動を継続したが、1989年にドラマーのドニー・ボールドウィンが脱退。1990年に一旦解散した。

一方、カントナーは自分の音楽をやる為に動き始め、ソロ活動をしていたマーティ・バリンのライブで1984年中に共演する。これにSVT(Hot Tuna解散後結成した自己のバンド)が解散していたジャック・キャサディも加わり、1985年にKBC(カントナー・バリン・キャサディ)BANDとして正式にデビューし、1986年にアルバム『KBC BAND』を発表した(全米最高75位)。セールス的には振るわなかったが、ジェファーソンの正統な流れを汲む演奏を聴かせ、アメリカでは事実上のジェファーソンファミリー再出発としてライブで人気を博した。1987年、アルバムに収録されていた曲「Mariel」がきっかけで、カントナーはニカラグアに長期滞在し、『Nicaragua Diary』を出版。帰国後、2ndアルバムにとりかかったがレコード会社のサポートは得られず解散した。短期間の活動に終わったが、この時のメンバーが、現ジェファーソン・スターシップ(JEFFERSON STARSHIP -The Next Generation)再結成の基盤になった。

当時、アメリカの抱える諸問題をストレートに取り上げた、ブルース・スプリングスティーンの「Born In The USA」やジャクソン・ブラウンの「For America」などがヒットし注目を集めていたが、KBC BANDではカントナー/バリン共作の「America」を発表している。ベトナム戦争後の問題・権力への批判を織り込みながらも未来を肯定した。チャート・アクションという重石が取れ、晴れて軽やかに世の中に目を向けて歌えるようになった、久々のカントナー・ソングだった。

1988年、引退したはずのスリック、カントナー、ヨーマ・カウコネン、ジャックキャサディが同じステージで16年ぶりに顔を合わせ、次の再編劇が始まった。1989年には、かつてのドラマーだったスペンサー・ドライデンを除く全盛期の5人でジェファーソン・エアプレインを再結成。これは、グレースを含むメンバーでバンドにもうひと華咲かせようと望んだカントナーが奔走して実現したリユニオンであり、決してレコード会社主導のイベントではなかった。ツアーは成功をおさめ、ゴールデン・ゲイト・パークのチャリティーライブには65,000人を動員、アルバム『Jefferson Airplane』を発表するがまた活動停止。ホット・ツナ再始動に向けて動き始めたヨーマ・カウコネンとジャック・キャサディの再びの脱退が直接の原因になったとされる。ちなみに、カントナーの初来日となるはずだった日本公演は中止になっている。音楽メディアの反応は冷ややかで1990年発表のRolling Stone誌の"Unwelcome-Back Band"(最も歓迎されない再結成)にビー・ジーズらとともに選出された。

かつての仲間同士が裁判沙汰になったりまた再び手を組んだりと、この一連の離合集散の動きにスターシップに残ったメンバーは激怒したといわれる。1989年のスターシップのアルバム『Love Among The Cannibals』は彼等を皮肉ったタイトルであるとミッキーはインタビューで語っていた。1989年、この2グループのチャート実績は、『Jefferson Airplane/Jefferson Airplane』最高85位、『Love Among The Cannibals/STARSHIP』最高64位。

全体的にはスターシップのレコードセールスが圧倒的だったことから、特に日本にはこちら側の情報しか入らず、長いジェファーソンの歴史で単に最後のバンドがスターシップということになっている。しかし、1985年以降の数年間は、グレース・スリックやミッキー・トーマスを看板とするスターシップと、ポール・カントナーを中心としたKBC/再結成エアプレインに分裂していた時代と見るのが妥当で、欧米のベテラン・ファンの間ではそのように認識されている。

[編集] 1990年代以降 現在まで

1990~1991年にかけては、カントナーはKBC BANDのキーボーディスト、ティム・ゴーマンと、ギタリスト、スリック・アギラーらとソロ・アコースティックユニットPaul Kantner's Woodenshipを組み全米でライブ活動を行なった。この当時のライブは日本向けに収録され、NHK-BSで放映されたことがある。 また、Paul Kantner&Female Singers Projectを立ち上げてデモ音源まで制作したが正式には発表されないままになっている。但しここには、Jefferson Starship-The Next Generationに参加する女性シンガー、ダービー・グールドも参加し、この時の楽曲は後のスタジオ作でも取り上げられている。

1992年、Paul Kantner's Woodenshipの3人に、ベースのジャック・キャサディ、フィドルのパパ・ジョン・クリーチ、新女性シンガーに地元シスコで活動していたダービー・グールドを加え、ジェファーソン・スターシップが再結成された。翌1993年にはバリンも再合流し、1994年にはようやくの初来日(福岡・大阪・東京)を果たしている。権利関係の問題もあり名前はスターシップだが、1965年デビュー以来の各ソロ作品も含めた膨大な楽曲を網羅したライブ活動を今日まで続けていて、21ケ国で計900回近くが行なわれている。またフル編成のJefferson Starship-The Next Generation、マーティとドラムスが外れたカントナーのソロステージに近いJefferson Starship-Acoustic Exprolerの2種類があり、セットリストが大幅に異なる。1995年、新曲を含むライブCD(グレイス・スリックもゲスト参加)を発表。一部収録曲・ミックスの異なるスタジオ作品(グレイス・スリックもゲスト参加)を1998年(ドイツ盤)、1999年(アメリカ・日本盤)に発表。1999年には2度目の東京公演も行なった。2000年以降には、ライブCDやDVDをマイナーレーベルや公式サイトから数多く発売している。2005年以降は、ファミリーのデビュー40周年を祝うツアーを全米・ヨーロッパで続けている。

現在の正式メンバーは、マーティ・バリン、ポール・カントナー、デイビッド・フライバーグ(2005年正式復帰)、ダービー・グールド、ダイアナ・マンガーノ、スリック・アギラー、プレイリー・プリンス、クリス・スミスの8名。

ソロ活動に転向していたミッキー・トーマスは、1992年にスターシップ名義でのソロバンドを編成。かつてKBC BANDに在籍していたドラマー以外はつながりのあるメンバーはいないが、1979年以降に自分が関わった曲をパッケージしたツアーを続けている。2004年(東京)、2006年(米軍厚木基地内)に来日公演を行なった。一時、レコード会社と契約をしていたが新作の発売は実現していない。このように、ミッキー・トーマス率いる現在のスターシップは名前こそ紛らわしいが、ジェファーソン・エアプレイン~ジェファーソン・スターシップ(および、グレイスが在籍していた時期の初期スターシップ)とは別の流れを汲むバンドとみなさなければならない。

[編集] 歴代メンバー (正式に在籍した経歴があるもの総て)

マーティ・バリン(Marty Balin) - Vocal/Acoustic guitar(1965-'71年, '75-'79, '93-) ソロでレコードデビュー、フォーク・グループ「タウン・クライアーズ」での活動等を経て、1964年、クラブマトリックスを開設、エアプレインを結成。独特なハイトーンボイスを持つシンガー。エアプレインのアルバムやライブでは時々アコースティック・ギターも担当している。R&Bも好み、初期のエアプレインでウィルスン・ピケットの「In The Midnight Hour」、1970年代にはシル・ジョンスンの「You Wear Your Dresses Too Short」をカバーしている。1971年に一時脱退し、サンフランシスコ・バンドの「グルートナ(Grootna)」をプロデュースし、自身のバンドである「ボデイシャスDF(Bodacious DF)」でアルバムを発表した後、ジェファーソン・スターシップに復帰。ソロ転向後は1981年に「ハート悲しく」などのヒットを放った。ジェファーソン・スターシップにヒット曲を提供した友人、ジェシ・バリッシュのアルバム2枚のプロデューサーも務めている。ソロ・キャリアでの成功もおさめたが、セッション・ミュージシャンを従えた完全なソロ・シンガーの道は取らず、常に気心知れたバンドで歌うことを選んだ。結局、1993年よりジェファーソン・スターシップに再合流し、ソロ活動も並行して継続。画家としても制作活動をしている。ベイリンと表記される事が多かったが、実際の発音はバラン~バリンの間であり、本稿ではバリンで統一した。

ポール・カントナー(Paul Kantner) - Vocal/Guitar (1965-'84, '89, '92-) エアプレイン以降、84年から脱退していた時期を除いて現在までバンドの中心人物。元々はフレッド・ニールに憧れたフォーキーであり、欧米ではユニークな12弦ギター奏者の代表格としても知られる。サイエンスフィクションを愛し、ここからスターシップのコンセプトも生み出された。エアプレイン中期からは、実質的にバンドのオーガナイザーとなり、スターシップに移行した後~現在まで変わらない。

ヨーマ・カウコネン(Jorma Kaukonen) - Guitar/Vocal (1966-'72, '89) 同じクラブに出入りしていたカントナーに誘われてエアプレインに参加。厳密には、彼とバリン/カントナーの3人がオリジナルメンバー。1969年にジャック・キャサディとともに「ホット・ツナ(Hot Tuna)」を結成。1990年に再結成して現在も活動を続ける。平行してソロ活動も精力的に行なう。また、ギターキャンプを運営してギターを教える活動も行なっている。

ボブ・ハーヴェイ(Bob Harvey) - Bass (1965) ごく初期に在籍したベーシスト。アップライトベースを使いオーソドックスなフォークソング・スタイルのバッキング演奏をした。レコーディング以前にジャック・キャサディに交代した。

ジェリー・ペロクィン(Jerry Peloquin) - Drums (1965) ごく初期に在籍したドラマー。軍隊のバンドでドラムを担当した経歴を持ち、自身はジャズのバックグラウンドを持つと伝えられる。レコーディング以前にスキップ・スペンスに交代した。

シグニー・トリー・アンダーソン(Signe Toly Anderson) - Vocal (1965-'66) 結成時の女性ヴォーカリストで歌唱力も優れていたが、ファースト・アルバムを発表した直後、子育てに専念する為に引退・脱退。 ジェファーソン・スターシップTNGでは何度かステージに登場している。

ジャック・キャサディ(Jack Casady) - Bass (1966-'72, '89, '92-'2000) エアプレイン以前はリード・ギタリストだったが、カウコネンに請われてベーシストとして参加。エアプレイン解散後も、カントナーとの交流は続いてKBC BANDやジェファーソン・スターシップTNGにも参加した。2000年以降は、サザン・グループのガヴァメント・ミュールにゲスト参加していたが、現在はHot Tunaメインの活動を続けている。

アレックス・スキップ・スペンス(Alex Skip Spence) - Drums (1965-'66) 本来はギタリストで、エアプレイン加入前に、ごく初期のクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスで活動していたことがあるとも言われている。(クイックシルヴァーの歴史においては、ほとんど重要視されていない。)ブラスバンドやハイスクールのR&Rバンドで叩いていた経験がある程度だったが、バリンに「君がバンドのドラマーだ」と言われてドラムを担当することになった。この時、本人はギタリストだとしか自己紹介せず、バリンも彼の経歴は全く知らずに誘ったという。ジェファーソン・エアプレイン脱退後、モビー・グレイプに参加。1999年に死去。

グレイス・スリック(Grace Slick) - Vocal/Piano (1966-'79, '81-'88, '89) マトリックスに出演していたバンド、グレート・ソサエティから引き抜かれてライブデビュー。アルバムは『シュールリアリスティック・ピロー』(1967年)から参加。以降バンドを象徴する重要人物になり、女性ロックスターの草分け的存在。アルコールのトラブルで一時期バンドを抜けている。ちなみに松任谷由実はスリックのファンで、「グレイス・スリックの肖像」(『昨晩お会いしましょう』に収録)を書いたり、スリックの2ndソロ「Dreams(ドリームス)」のライナーノーツを担当したりもしている。ジェファーソン・スターシップTNGでは、1995年・2001年とステージに登場しているが、原則的には音楽界からは引退して画家などの活動をしている。

スペンサー・ドライデン(Spencer Dryden) - Drums (1966-'70) 全盛期ジェファーソン・エアプレインのリズムセクションを支えた実力派ドラマーで、喜劇王・チャップリンの甥。ジャズ出身らしいシャープなドラミングがバンドサウンドに特色を与えた。脱退後はグレイトフル・デッドのスプリンター・バンドであるニュー・ライダース・オブ・パープル・セイジに参加してカントリーロックを長らく演奏。元クイックシルバーのジョン・シポリナとも活動を共にした。1989年の再結成ジェファーソン・エアプレインには不参加。KBCバンドや現在のジェファーソン・スターシップのライブにはゲスト参加した事がある。2005年に死去。

パパ・ジョン・クリーチ(Papa John Creach) - Violin (1971-'75,1992-'94) 友人だったジョーイ・コヴィントンに紹介されて加入。フィドラーのいるバンドと言えばカンサスやイッツ・ア・ビューティフル・デイも思い出されるが、こちらはブルース・カントリー・ジャズなどのルーツ・ミュージックが得意な黒人フィドラーが西海岸バンドに参加というのがユニークだった。並行してHot Tunaや自分のバンド、ズールーでも活動。1994年没。1992年から死去まで、現ジェファーソン・スターシップTNGに参加。クリーンヘッド・ヴィンスンやスリム・ゲイラードなどの有名ブルーズ・ミュージシャンとの交流もあり、若い頃の録音も残っている。 死去の数年前には、日本で青江美奈のレコーディングに参加していた。(青江はヨーマやHot Tunaのファンだったと言われている。)現在、第一線で活躍するブルーズ・ギタリスト、ケブ・モ(ケビン・ムーア)は、かつてパパ・ジョンのバック・バンドの一員だった。

ジョーイ・コヴィントン(Joey Covington) - Drums/Vocal (1970-'72) スペンサー・ドライデンの後任としてエアプレインに参加。バンドが望んだ、よりロック的でタイトなリズムをもたらした。エアプレインを辞めた後も、サンフランシスコのミュージシャンと活動を続けている。

ジョン・バーベイタ(John Barbata) - Drums/Vocal (1972-'79) タートルズ、C,S,Nとの活動などを経て、エアプレインに参加した名ロックドラマー。伝説のL.A.スワンプバンドLAゲッタウェイでの活動も知られる。西海岸らしいカラっとした音色で端正なビートを叩き出す。交通事故で1978年に活動休止。現在は、自分のバンドで活動中。

デイヴィッド・フライバーグ(David Freiberg) - Bass/Keyboards/Vocal (1972-'85,2005-) クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスのオリジナルメンバーで、バリン脱退の穴を埋める為にシンガーとしてエアプレインに参加。デビュー前には、カントナー、デビッド・クロスビーと共同生活をしていたという、西海岸人脈における隠れたレジェンドのひとり。ジェファーソン・スターシップではピート・シアーズと、Bass,keyboardsのパートを分け合って担当。2005年からジェファーソン・スターシップに正式復帰。

グレイグ・チャキーソ(Craig Chaquico) - Guitar (1974-'92) エアプレインが運営するグラントレーベル所属のバンド、ジャックトレイラー&スティールウインドに在籍してレコードもリリース。1971年からカントナー&スリックのプロジェクトに参加、後に若干19歳でジェファーソン・スターシップに加入。個性的でカラフルなギターワークでバンドに新風を吹き込んだ。スターシップ解散後はソロに転向し、アコースティックアルバムを精力的に発表してグラミー賞ノミニーとなっている。自己のバンドでライブ活動も行なっている。

ピーター・カウコネン(Peter Kaukonen) Bass (1974) ヨーマ・カウコネンの実弟で、グラントレーベルからソロ作品をリリース、カントナーのプロジェクト経てジェファーソン・スターシップ初期のツアーに参加した。1989年の再結成エアプレイン・サマーツアーにはサポートとして参加、1990年代にはジェファーソン・スターシップTNGのツアーでジャック・キャサディの代役として度々登場している。近年もソロアルバムをインディペンデントからリリースしている。

ピート・シアーズ(Pete Sears) - Bass/Keyboards (1974-'87) ニッキー・ホプキンス等と同じく英国から西海岸に渡って来たミュージシャンのひとり。ロッド・ステュアートとの仕事でも知られ、、ジャーニー結成以前のニール・ショーンとHappy Birthdayというトリオを組んだこともあるが、このユニットは実質的にほとんど活動しないまま空中分解している。サンフランシスコの名シンガー、キャシ・マクドナルドのソロにも参加。1973年、グレースの1stソロアルバムからファミリーに加わり、ジェファーソン・スターシップのメンバーになる。また、コパーヘッドで元クイックシルヴァーのギタリスト、ジョン・シポリナと活動したこともある。近年は、一時期Hot Tunaの正式メンバーになったり、ジェファーソン・スターシップTNGのライブにゲスト参加したりしている。

ミッキー・トーマス(Micky Thomas) - Vocal  (1979-1990,1992-) 南部出身で、黒人ゴスペルシンガーのバックコーラスなどを経て、エルビン・ビショップ・バンドで活躍。スリック、バリンの後釜としてジェファーソン・スターシップに参加。1985年頃、ピーター・セテラが抜けたシカゴ参加の打診も受けたが実現しなかった。近年ではプロジェクト=オーヴァー・ジ・エッジ(2004年)を立ち上げるなどの活動も行っている。

エインズレー・ダンバー(Aynsley Dunber) - Drums  (1979-'82) 名門ジョン・メイオール・ブルースブレイカーズ出身で、ジェフ・ベック・グループジャーニーにも在籍していた英国人の名ドラマー。ピート・シアーズの推薦でジェファーソン・スターシップに参加。 脱退後は、ホワイト・スネイクに参加、近年は再編されたアニマルズのライブに参加している。

ドニー・ボールドウィン(Donny Baldwin) - Drums  (1982-'92) 通算で6代目のドラマー。エルビン・ビショップ・バンドではミッキー・トーマスの僚友。2005年には、久しぶりにジェファーソン・スターシップTNGにゲストとして登場した。2006年現在、再結成したベイエリアの名ファンクバンド、リディア・ペンス&コールド・ブラッドでアルバム・ツアーに参加している。

ブレット・ブルームフィールド(Blett Bloomfield) - Bass (1987-'92) ピート・シアーズが抜けた後、スターシップに参加。

マーク・モーガン(Mark morgan) - Keyboards (1987-'92) ピート・シアーズが抜けた後、スターシップに参加。

ダービー・グールド(Darby Dould) - Vocal (1992-'95, 2005-) サンフランシスコで人気のあった、ワールド・エンタテインメント・ウォー(World Entertainmennt War)から、ポール・カントナー&フィーメイル・シンガーズ・プロジェクトに参加した後、ジェファーソン・スターシップに。ライヴ・アルバム『Deep Space/Virgin Sky』でCDデビュー。その後脱退するが『ウィンドウズ・オブ・ヘヴン』にもトラック8でゲスト・ヴォーカルとして参加。最近またライブに登場し、ダービーとのツインボーカルも復活している。

ダイアナ・マンガーノ(Diana Mangano) - Vocal (1993-) 1993年に開催されたWoodstock-Mexicoでジェファーソン・スターシップTNGのシンガーとしてデビュー。カントナーにカセットテープを渡して抜擢された。時にはダービーとのツインヴォーカルでもステージに立つ。ダービー脱退後はメインヴォーカルとなる。 

マーク・スリック・アギラー(Slick Aguilar) - Guitar/Vocal (1992-) ジェファーソン・スターシップTNGのリードギタリスト。マイアミのスタジオミュージシャン出身で、KC&The Sunshine Bandなどに参加。1980年代にバリンのソロ、デビッド・クロスビー等と活動。1985年KBC参加以降、カントナー、バリンの右腕として活動を共にしている。

ティム・ゴーマン(Tim Gorman) - Keyboards/Vocal (1992-'95) ジェファーソン・スターシップTNGに参加。1980年代のThe Whoに参加。1985年KBC BAND参加。ニッキー・ホプキンス、ピート・シアーズを思わせるピアノプレイが秀逸。

ゲイリー・キャンブラ(Gary Cambra) - Keyboards (1995-'96) ジェファーソン・スターシップTNGに参加。西海岸では、TV音楽番組のプロデューサーとしても知られる人物。

T・ラヴィッツ(T Lavitz) - Keyboards (1996-'98) ジェファーソン・スターシップTNGに参加。スティーブ・モーズ(現ディープ・パープル)もいたバンド、ディキシー・ドレッグスの元メンバー。

クリス・スミス(Chris Smith) - Keyboards (1998-) ジェファーソン・スターシップTNGに参加。ダイアナ・ロス・バンド等、R&B系のアーティストのサポートをしていたミュージシャン。

プレイリー・プリンス(Prarie Prince) - Drums (1992-) ジェファーソン・スターシップTNGに参加。通算7人目で、一番長くドラマーの座についている。かつてメジャー・デビュー以前のジャーニーであったゴールデン・ゲート・リズムセクションに在籍。サンフランシスコのニューウェイブ・グループであったThe TUBESのオリジナルメンバー。現在は、他にThe NEW CARSでも並行して活動。

以上、通算すると合計は30名となる。

[編集] ディスコグラフィ

(ベスト盤を除くオフィシャル盤/太字はスタジオ作品)  

[編集] ジェファーソン・エアプレイン

  • 1966/RCA   Jefferson Airplane Takes Off
  • 1967/RCA   Surrealistic Pillow
  • 1967/RCA   After Bathing at Baxter's
  • 1968/RCA   Crown of Creation
  • 1969/RCA   Bless Its Pointed Little Head (Live)
  • 1969/RCA   Volunteers
  • 1971/GRUNT  Bark
  • 1972/GRUNT  Long John Silver
  • 1973/GRUNT  Thirty Seconds Over Winterland (Live)
  • 1974/GRUNT  Early Flight (スタジオ未発表曲集)
  • 1998/BMG   Live At The Fillmore East (Live 1968)
  • 2006/CHARLY At Golden Gate Park, May 7 1969 (Live)

[編集] プロジェクト

  • 1970/GRUNT  Blows Against The Empire / Paul Kantner Jefferson Starship
  • 1971/GRUNT  Sunfighter / Paul Kantner& Grace Slick
  • 1973/GRUNT  Baron Von Tollbooth & The Chrome Nun / Kantner,Slick & Freiberg
  • 1973/GRUNT  Manhole / Grace Slick

[編集] ジェファーソン・スターシップ

  • 1974/GRUNT  Dragon Fly
  • 1975/GRUNT  Red Octopus
  • 1976/GRUNT  Spitfire
  • 1978/GRUNT  Earth
  • 1979/GRUNT  Freedom At Point Zero
  • 1981/GRUNT  Modern Times
  • 1982/GRUNT  Winds Of Change
  • 1984/GRUNT  Nuclear Furniture

[編集] スターシップ

  • 1985/GRUNT  Knee Deep In The Hoopla
  • 1987/GRUNT  No Protection
  • 1989/RCA    Love Among The Cannibals

[編集] KBC バンド

  • 1986/ARISTA  KBC Band

[編集] ジェファーソン・エアプレイン(再結成)

  • 1989/EPIC   Jefferson Airplane

[編集] ジェファーソン・スターシップ(再結成)

  • 1995/INTERSOUND  Deep Space/Virgin Sky (Live)
  • 1998/SPV     Windows Of Heaven (GER Ver.)
  • 1999/CMC     Windows Of Heaven (USA Ver.)
  • 1999/CMC     Greatest Hits Live At The Fillmore (Live)
  • 2001/CIA      B.B.King's Blues Club 10-31-00 (Live)
  • 2001/CIA      Vinoy Park 11-11-00 (Live)
  • 2001/ZEBRA   Across The Sea Of Suns (Live)
  • 2003/CIA      Post 911-9.19.2001 Vincent's at Randolph,Ma. (Live)
  • 2003/CIA      Post 911-9.21.2001 NJ Harley Pistol Grip Rally-Seaside Heights,NJ (Live)
  • 2003/CIA      Post 911-11.02.2001 Mystic Theatre-Petaluma,CA (Live)
  • 2003/CIA      Post 911-11.10.2001 Chameleon Club-Lancaster,PA (Live)
  • 2003/CIA      Post 911-11.13.2001 Rechter Theater-Towson,MD (Live)
  • 2003/CIA      Post 911-11.19.2001 The Turning Point-Piermont,NY (Live)
  • 2003/CIA      UK 10-27-2002 Cardiff,Wales (Live)
  • 2003/CIA      UK 10-28-2002 The Stables Wavendon (Live)
  • 2003/CIA      UK 10-29-2002 Newcastle Opera House (Live)
  • 2003/CIA      UK 10-31-2002 The Mean Fiddler London (Live)
  • 2003/CIA      UK 11-01-2002 Bilston,England Robin2 (Live)
  • 2003/CIA      UK 11-02-2002 Southampton,England The Brook (Live)
  • 2003/RAINMAN    Deeper Space/Extra Virgin Sky (Live)
  • 2003/DISCLIVE   Live 6/6/2003 (Live)
  • 2003/DISCLIVE   Live 6/7/2003 8:00PM (Live)
  • 2003/DISCLIVE   Live 6/7/2003 10:30PM (Live)

[編集] 外部リンク

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