コバトン
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コバトン(こばとん)は県民の鳥シラコバトをモチーフにした埼玉県のマスコットで、当時川越工業高校に在学していた竹腰博晃によってデザインされた。2004年の彩の国まごころ国体の大会マスコットを経て、2005年より埼玉県のマスコットとなった。 2006年現在、県広報誌やイベント、県関連企業の催し等で印刷物、グッズ、着ぐるみとして登場している。また、民間企業や市民にデザインの使用、着ぐるみの貸し出しも行われている。
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[編集] 歴史
- 2000年 埼玉県が国体マスコットとキャラクター名を公募。
- 2004年 彩の国まごころ国体大会マスコットとして活躍。多数のグッズも登場。
- 2005年1月4日 埼玉県上田知事がコバトンに埼玉県のマスコットとして辞令を交付。
- 2005年5月 埼玉りそな銀行がコバトンを起用。行員の名刺、キャッシュカードのデザイン等に使用(2004年まではスタジオジブリ製作のオリジナルキャラクター「ひびきが丘物語」を起用していたが、2003年りそな銀行が事実上国有化される際にキャラクター提携契約が打ち切られた)。
- 2005年10月 埼玉県がぬいぐるみL,S、カレンダーを発売。
- 2006年3月 埼玉県がステッカーを発売。
- 2006年6月 埼玉県がコバトンのバスケットをしているピンバッジを発売。
- 2006年秋 埼玉県が昨年に引き続きカレンダーを発売。
- 2006年12月 埼玉県がコバトンの携帯ストラップを発売。
[編集] 補足
- 2004年、コバトンの着ぐるみが浦和レッズの試合前に彩の国まごころ国体のPRに訪れた際、浦和レッズが驚異的な勝率を誇った。
この年、レッズはJ1セカンドステージを制覇している。 - 2004年、彩の国まごころ国体実施に当たって西武ライオンズの松坂大輔が広報インタビューに応じた際、コバトンのぬいぐるみが2体寄贈された。
そのうちの1体は西武のポストシーズンに帯同して全試合ベンチ入り、西武のパ・リーグ優勝と日本一の胴上げにも参加している(日本一の胴上げの写真には、胴上げのどさくさに紛れてコバトンのぬいぐるみを高々と掲げる星野智樹の姿が映っている)。
- これらの事実から、両チームのファンにはコバトンを「勝利の鳥」と見る向きも多い。
- 秩父市の和同開珎を模した商品券にコバトンが描かれている。
- 2005年発売されたぬいぐるみのSには2種あり、形状が微妙に異なっていた。
- 2005年から2006年3月の埼玉県広報誌「彩の国だより」には、コバトンとじゃんけんをするコーナーが存在した。
- 県が、作ったポスター「2005年11月14日県民の日」に、コバトンと、子供たちが、わくわくな顔をしていた。
- 県内の学校給食では、牛乳のパッケージにコバトンを模したものが存在する。
- 県のPR書類にはコバトンが多く存在し、クールビズ、ウォームビズや、2006年埼玉スタジアムで行われるバスケットボール世界選手権の県内PRにも一役かっている。
- 県が作った「コバトン デザインガイドマニュアル」があり、民間でコバトンを使用する時はこれに掲載されているデザインしか使えない(但しその規制については行政にしてはかなり緩やかなものといえる)。
- コバトンのぬいぐるみ(着ぐるみ)には夏祭りなどを盛り上げるためコバトン専用の「ハッピ」や、コバトン専用の「女のコバージョン」の衣服などが存在する。コバトンはかなりの“衣装持ち”である。