コスモドリーム
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性別 | 牝 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1985年6月13日 |
死没 | (現役繁殖牝馬) |
父 | ブゼンダイオー |
母 | スイートドリーム |
生産 | 上田牧場 |
生国 | 日本(北海道白老町) |
馬主 | 田邉廣己 |
調教師 | 松田博資(栗東) |
競走成績 | 13戦4勝 |
獲得賞金 | 1億5650万3300円 |
コスモドリーム(1985年 - )は日本の競走馬。1988年の優駿牝馬(オークス)で優勝した。
※馬齢は旧表記で統一する。
目次 |
[編集] 出生
スイートドリームは後ろに立った馬を蹴り上げようとする危ない癖があり、高価な種牡馬を種付けするにはリスクが大きかった。それでも何とかモガミを種付けしたのだが不受胎。それで半分ヤケになって、もう半分は万が一蹴り飛ばされてもリスクが小さいからという理由で種付けされたのが、当時アテ馬をしていたブゼンダイオーだった。こうして翌年生まれたのがコスモドリームである。
[編集] 戦績
若手の熊沢重文騎手を背に、デビューしてから3戦はダートばかりを3戦1勝という成績だった。次走のチューリップ賞(当時はオープン特別)ではスタート直後に落馬し競走中止。この後岡潤一郎騎手に乗り代わりどうにか自己条件を勝ち上がり、優駿牝馬(オークス)へ出走することになった。岡騎手は当時まだGIでの騎乗条件である通算31勝を満たしていなかったため、再び熊沢騎手が騎乗することになった。22頭立ての10番人気だったコスモドリームは直線鋭く伸びマルシゲアトラスを1馬身半抑えて優勝。人馬ともに初重賞、初GI制覇であり、熊沢騎手は20歳3ヶ月での優駿牝馬優勝となり、最年少記録を更新した。(余談だが、この日実況を担当したフジテレビの堺正幸アナウンサーは、勝ったのはコスモドリームではなく同枠のサンキョウセッツだと勘違いし、ゴール後しばらくして解説の大川慶次郎氏に指摘されるまでサンキョウセッツ優勝の実況をし続けるという大ポカをやらかしている。この影響で彼はしばらく競馬実況から遠ざかった。)
この後勝ち鞍はオープン特別のオーストラリアトロフィーのみだが、京都大賞典2着など男馬相手に好走を続けた。1989年の高松宮杯9着を最後に引退、繁殖入りした。現在も現役の繁殖牝馬であり、2005年にはサウスヴィグラスの牝馬を出産した。
[編集] 主な勝ち鞍
- 優駿牝馬(オークス)(GI)
[編集] 血統表
コスモドリームの血統 (ボワルセル系(セントサイモン系)/Bois Roussel4×5=9.38% Pharos、Fairway5×5=6.25%) | |||
父
ブゼンダイオー 1974 鹿毛 |
ダイコーター 1962 鹿毛 |
*ヒンドスタン Hindostan |
Bois Roussel |
Sonibai | |||
*ダイアンケー Dianne K. |
Lillolkid | ||
Bonnie Luna | |||
アランバード 1963 鹿毛 |
*アドミラルバード Admiral Byrd |
Nearco | |
Woodlark | |||
*アランデール Allandale |
Propontis | ||
*フリローラ | |||
母
スイートドリーム 1979 鹿毛 |
*ラッキーソヴリン Lucky Sovereign 1974 鹿毛 |
Nijinsky | Northern Dancer |
Flaming Page | |||
Sovereign | Pardao | ||
Urshalim | |||
ゲラン 1964 栗毛 |
*ソロナウエー Solonaway |
Solferino | |
Anyway | |||
*ミスブゼン | Summertime | ||
Imperial Gold F-No.18 |
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