クラシック・ギター
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クラシックギターとは、ガット、ナイロン、フロロカーボンなどの弦が張られた、木製のギターのことである。スパニッシュ・ギターとも呼ばれる。
おおきくわけて、アントニオ・デ・トーレスが確立したと言われるモダンギターと、パノルモ、ラコート等に代表される19世紀ギターに分別できる。 19世紀には、フェルナンド・ソルに代表される優れた作曲家、演奏家により楽器としての地位を確立していくが、一時衰退。 20世紀にはいると、スペインのギタリスト、アンドレス・セゴビアが、新しいトーレスタイプのモダンギターを使用し、勢力的に演奏活動、また多楽器からの編曲によるレパートリーの開拓を行い、再びギター音楽が注目され始める。彼の為に、数多くの優れた作曲家がギター曲を残した。その後、ナルシソ・イエペス、ジュリアン・ブリーム、ジョン・ウィリアムス、クリストファー・パークニングなどの名演奏家が、それぞれ独自のスタイルで愛好者の幅を広げた。また、山下和仁は、オーケストラ作品などの編曲演奏を通じ、高度の技巧を駆使した演奏を繰り広げ、ギターの楽器としての潜在能力を極限まで引き出した。その一方で、福田進一などが19世紀ギターを活用し、古楽器としてのギターの魅力を明らかにしている。
クラシックギターのレパートリーには、19世紀ギターの為にかかれたクラシックの作品や、近現代の作家の作品の他に、ルネサンス期のスペインの楽器、ビウエラの為のオリジナル曲、バロック時代のリュート作品や、幅広い時代の様々な楽器の為の楽曲からの編曲も多い。20世紀には、ホアキン・ロドリーゴ、カステルヌオーヴォ=テデスコなどギターを弾かない作曲家が数多くのギター作品を残した。その一方で、レオ・ブローウェルなど高いギター演奏能力を持つ作曲家の活躍も続いている。
目次 |
[編集] 著名なクラシックギター曲
[編集] ギターを含む室内楽曲
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- 他にも、パガニーニにはヴァイオリンとギターの二重奏曲が数多くある。ギタリストの愛人がいたためといわれる。
- ヨーゼフ・ハイドン
- 四重奏曲 ニ長調(ギター、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- 四重奏曲 ニ長調(ギター、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- ボッケリーニ
- ギター五重奏曲第1番 ニ短調(ギター、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- ギター五重奏曲第2番 ホ長調(ギター、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- ギター五重奏曲第3番 変ロ長調(ギター、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- ギター五重奏曲第4番 ニ長調「ファンダンゴ」(ギター、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- ギター五重奏曲第5番 ニ長調(ギター、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- ギター五重奏曲第6番 ト長調(ギター、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- ギター五重奏曲第7番 ホ短調(ギター、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- ギター五重奏曲第9番 ハ長調「マドリードへの帰営」(ギター、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- ヴィヴァルディ
- ギター協奏曲第1番 イ長調(ギター、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- ギター協奏曲第2番 ニ長調(ギター、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- シューベルト
- 四重奏曲(ギター、フルート、ヴィオラ、チェロ)
- ベートーヴェン
- アダージョ(ギター、ヴァイオリン、フルート、ピアノ)