ガジュマル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ガジュマル | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||
|
||||||||||||
学名 | ||||||||||||
Ficus microcarpa L.f. | ||||||||||||
和名 | ||||||||||||
ガジュマル |
ガジュマルは熱帯地方に分布する常緑高木。日本では沖縄県や屋久島など南西諸島に、世界では台湾やインドからオーストラリアなどにかけて自生している。小笠原諸島では植栽がなされている。
樹高は20m。幹は多数分岐して繁茂し、囲から褐色の気根を垂れる。垂れ下がった気根が自分の幹にからみつき、派手な姿になる。気根は当初はごく細いが、太くなれば幹のように樹皮が発達する。地面に達すれば幹と区別が付かない。
枝には輪状の節があり、葉は楕円形または卵形、革質でやや厚く、毛はない。イチジクのような花序は枝先につき、小さい。
目次 |
[編集] 利用
樹木は防風林、防潮樹、生垣、材は細工物として利用される。 近年は観葉植物としても人気がある。耐陰性があるが日光を好み、光量が不足すると徒長しやすい。熱帯の植物の中では耐寒性もあるが、降霜には耐えられるほどではない。良く成長した葉は近縁のインドゴムノキよりは小さいが、ベンジャミンより一回り大きい。
名護市にはひんぷんガジュマルと呼ばれる大木があり、名物になっている。
[編集] 伝承
沖縄ではガジュマルの大木にはキジムナーと言う妖精のようなものが住んでいると伝えられる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
分類表はウィキプロジェクト 生物のテンプレートを用い、分類体系はクロンキスト体系に従っています。