アーネスト・ヘミングウェイ
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アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway, 1899年7月21日 - 1961年7月2日)は、アメリカの小説家・詩人。『老人と海』などで知られる。行動派の作家で、スペイン内戦や第二次世界大戦にも積極的に関わり、その経験を元に行動的な主人公をおいた小説をものにした。『誰がために鐘は鳴る』『武器よさらば』などはそうした経験の賜物。当時のハリウッドに映画化の素材を提供した。
短編には簡潔文体の作品が多く、これらはダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラーと後に続くハードボイルド文学の原点とされている。
晩年は躁鬱に悩まされるようになり、執筆活動もしだいに滞りがちになっていき、1961年、ライフルで自殺を遂げた。
作家のレスター・ヘミングウェイは彼の弟、女優のマリエル・ヘミングウェイは彼の孫娘である。
バハマのビキニ島にはアーネスト・ヘミングウェイ博物館があり、遺品などが展示されていたが、2006年、火災により焼失した。
目次 |
[編集] 主要著作
[編集] 長編小説
- 『春の奔流』"The Torrents of Spring", 1926年
- 『日はまた昇る』"The Sun Also Rises", 1926年
- 『武器よさらば』"A Farewell to Arms", 1929年
- 『持つと持たぬと』"To Have and Have Not", 1937年
- 『誰がために鐘は鳴る』"For Whom the Bell Tolls", 1940年
- 『河を渡って木立の中へ』"Across the River and into the Trees", 1950年
- 『老人と海』"The Old Man and the Sea", 1952年
- 『海流のなかの島々』"Islands in the Stream", 1970年
- 『エデンの園』"The Garden of Eden", 1986年
- 『ケニア』"True at First Light", 1999年
[編集] 短篇集
- 『三つの短編と十の詩』"Three Stories and Ten Poems", 1923年
- 『われらの時代』"In Our Time", 1924年
- 『男だけの世界』"Men Without Women", 1927年
- 『勝者に報酬はない』"Winner Take Nothing", 1933年
- 『第五列と最初の四九の短編』"The Fifth Column and the First Forty-Nine Stories", 1938年
- 『第五列とスペイン内戦に関する四つの短編』"The Fifth Column and Four Stories fo the Spanish Civil War", 1969年
- 『ニック・アダムズ物語』"The Nick Adams Stories", 1972年
[編集] その他
- 『午後の死』"Death in the Afternoon", 1932年
- 『アフリカの緑の丘』"Green Hills of Africa", 1935年
- 『スペインの大地』"The Spanish Earth", 1938年
- 『移動祝祭日』"A Moveable Feast", 1964年
- 『狩と旅と友人たち』"By-Line", 1967年
- 『危険な夏』"The Dangerous Summer", 1985年
[編集] 外部リンク
カテゴリ: アメリカ合衆国の小説家 | ノーベル文学賞受賞者 | 自殺した人物 | 1899年生 | 1961年没