アゼルバイジャン空軍
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アゼルバイジャン空軍(アゼルバイジャン語:Azərbaycan hərbi hava qüvvələri)は、アゼルバイジャンの空軍組織である。アゼルバイジャン軍の下部組織となっている。
[編集] 概要
2002年の時点で、およそ7900名の人員と部隊を保有する。また、172機の航空機と60機のヘリコプターを装備する。使用する基地は16ヶ所で、これに加えて50の空港を臨時で使用できる態勢にある。隣国アルメニアとの紛争では、対地攻撃任務や輸送任務、空戦任務に従事した経験がある。現地駐在のソ連空軍の組織・機材を引き継いだため、組織はソ連軍に順じており、保有機も旧ソ連製のものが多い。
アゼルバイジャンでは、空軍の他に防空任務を専門とする防空軍も置かれており、地対空ミサイルや防空システムに関してはこちらの管轄となっている。
[編集] 主な保有機
2002年時点での保有機は以下の通りとされる。
- Su-17 - 4 機
- Su-24 - 21機
- Su-25 - 12機
- MiG-21 - 18機
- MiG-25P/PD - 11 - 33機
- MiG-25RB - 5 - 14機
- MiG-25PU/RU - 8 機
- Tu-16 - 10機
- L-29 - 18機
- L-39 - 12機
- Mi-24 - 40機
- Mi-8 - 13機
- Mi-2 - 7 機
- Il-76 - 3 機
- An-24 - 1 機
- An-12 - 1 機
- Tu-134A - 1 機
今後、2007年には保有機材のグレードアップを計画しており、2002年時点の計画では以下のようになっている。
- MiG-25P/PD - 19機
- Su-25 - 6 機
- Su-24 - 9 機
- Tu-16 - 10機
- Mi-24 - 25機