とわだこ号 (高速バス)

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とわだこ号（ - ごう）は岩手県盛岡市と青森県十和田市十和田湖を結ぶ、岩手県北バスが運行する高速バスである。

季節限定運行なので注意が必要である。

目次 1 概要 1.1 沿革 2 運行本数 3 運行経路 4 乗車券 5 利用状況 6 関連事項

[編集] 概要

東北新幹線の開業に合わせ、鹿角地域や十和田湖へ観光路線として、当時十和田南線を持っていた国鉄バス（東北自動車部）、地元で中間事業者の秋北バス、さらに盛岡側拠点事業者の岩手県北バスの3社で運行を開始した。のちにヨーデル号が成功したのを機に、兼ねてから十和田湖への路線開設を狙っていた岩手県交通が参入した。

開業後、数年間は比較的好調な利用が続いたが、十和田北線のように目だった観光地も無かったため、1990年代後半になると徐々に減便され、秋北バスが撤退した。

その後、JRバス東北十和田南線が廃止され並行路線バスがなくなることから、十和田湖側で実施していたクローズドドア制度を廃止し、途中停留所での乗降を可能にしたが乗客は伸びなかった。ついにはJRバス東北と岩手県交通も撤退し、岩手県北バス単独となってしまった。

[編集] 沿革

• 1982年 - 国鉄バス・岩手県北バス・秋北バスの3社で運行を開始する。
• 1986年 - 岩手県交通が参入する。
• 1987年 - 国鉄分割民営化により、国鉄バス担当便がJR東日本バス（東北自動車部）担当となる。
• 1988年 - JR東日本のバス部門分社化に伴い、JR東日本バス担当便がJRバス東北担当となる。
• 1998年 - 減便改正。
• 2002年 - 秋北バスが撤退する（運行参加は2001年まで）。
• 2003年 - JRバス十和田南線廃止に伴い十和田IC～十和田湖駅間のクローズドドア制度廃止、相互利用が可能となった。またJRバス東北の担当営業所が十和田南営業所から青森支店に変更となる。
• 2004年 - 湯瀬PAに新規停車する。
• 2006年 - JRバス東北・岩手県交通が撤退する（運行参加は2005年まで）。またみどりの窓口での乗車券発売を廃止。

[編集] 運行本数

• 2006年度の運行は1往復である（2006年の運行期間：2006年4月28日～5月7日/7月15日～11月5日）。

[編集] 運行経路

○：乗車専用、●：降車専用、◎：乗降とも可能、｜：通過、∥：他経路経由、休：休憩

停留所名	盛岡行	十和田湖行		所在地
十和田湖（３番のりば）	○	●	青森県	十和田市
十和田ホテル前	∥	∥	秋田県	鹿角郡小坂町
和井内	◎	◎
発荷峠	｜	｜
中　滝	｜	｜		鹿角市
四ノ岱	｜	｜
大湯温泉	◎	◎
十和田ＩＣ（東北道）	◎	◎
花輪ＳＡ（東北道）	◎(休)	◎(休)
湯瀬ＰＡ	◎	◎
安代ＪＣＴ（東北道）	｜	｜	岩手県	八幡平市
盛岡ＩＣ（東北道）	｜	｜		盛岡市
前　潟	｜	｜
中川町	∥	∥
盛岡駅西口（５番のりば）	●	○

[編集] 乗車券

• 基本的に、乗車当日下車時清算となる。
• 県交通・県北バス共通バスカードの利用はできない。

[編集] 利用状況

年度	運行日数	運行便数	年間輸送人員	1日平均人員	1便平均人員
平成15年度	145	867	11,242	77.5	13.0
平成16年度	152	913	9,851	64.8	10.8

[編集] 関連事項

• 十和田湖
• 十和田南線