おどるポンポコリン
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おどるポンポコリン | ||
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B.B.クイーンズ の シングル | ||
リリース | 1990年4月4日 | |
ジャンル | J-POP | |
レーベル | BMGビクター | |
チャート順位 | ||
最高順位1位(オリコン) |
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売上枚数 | ||
累計売上164万4200枚(オリコン) |
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B.B.クイーンズ 年表 | ||
おどるポンポコリン (1990年) |
ギンギラパラダイス (1990年) |
『おどるポンポコリン』は、B.B.クイーンズのデビューシングル。作詞はさくらももこ、作曲・編曲は織田哲郎。1990年4月4日に日本でシングルCDとして発売された。シングルCDのカップリングは「夢いっぱい」(後に、瀬木祐未子がリリース)。
テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」で1990年1月~1991年3月まで使用された初代エンディングテーマ曲であり、2001年1月から今度はオープニングテーマ曲として再びオリジナルが登場、2006年2月現在も使用されている。
1990年の第72回全国高等学校野球選手権大会では参加した49校中38校が応援歌として使用した。
1990年の日本レコード大賞ポップス・ロック部門を受賞。1991年の第63回選抜高等学校野球大会開会式の入場行進曲に選ばれた。
1990年オリコン年間シングルチャート1位を記録、累計売上は約190万枚。全国歌謡ベストテンでは1990年8月4日から13週連続1位を記録した(ただし年間チャートではこの年の7月までの集計であった関係か、13位に終わった)。
1990年度のオリコン主催「日本レコードセールス大賞」のシングル部門大賞はB.B.クイーンズ、作詞賞はさくらももこ、作曲賞・編曲賞は織田哲郎と『おどるポンポコリン』がらみが独占した。
[編集] ヒットの背景
この1990年頃はCDプレーヤーの普及に伴い、長く続いた日本におけるシングル売上低迷期からようやく脱出した時期であったことと、1989年末からの牛若丸三郎太の『勇気のしるし』、オヨネーズの『麦畑』、鷲尾いさ子と鉄骨娘の『鉄骨娘』などといったコミックソングのブームがあった。『おどるポンポコリン』の超特大ヒットは、そのような流れにタイミングよく乗った結果であるといわれている。
『おどるポンポコリン』以後も、晴山さおりの『一円玉の旅がらす』が大ヒットし、浪曲師の国本武春が歌う『ロックンロール福助』、敏いとうとハッピー&ブルーが歌った北海道と東北限定のCMソングだった『ゆれて動物』が話題になるなど、コミックソングのブームはしばらく続いた。
さくら曰く、「一部の歌詞は織田さんにアドバイスされた」とのこと。
[編集] 収録曲
- おどるポンポコリン
(作詞:さくらももこ / 作曲・編曲:織田哲郎) - ゆめいっぱい(B.B.クイーンズ・バージョン)
(作詞:亜蘭知子 / 作曲・編曲:織田哲郎)
[編集] カバー
1990年11月5日にWITCHというポップスデュオ(キングレコード:川上春水、もう一人は不明)が「おどるポンポコリン・ディスコバージョン」でカバーした。
1998年7月8日にはManaKana(三倉茉奈・三倉佳奈)がカバーしたCDが発売されている。ManaKanaのバージョンは1998年7月~1999年12月まで「ちびまる子ちゃん」のオープニングで使用された。
2001年に登場したアーケードゲーム『Dance Dance Revolution 5thMIX』や『Dance Maniax 2ndMIX APPEND J☆PARADISE』では、同ゲームの楽曲収録元であるダンスマニアの主要アーティストの一人であるキャプテン・ジャックによる英語歌詞のカバー版が使用されており、『Dancemania J☆Paradise』にも収録されている。
オリコン週間シングルチャート第1位 1990年7月9日付 |
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前作: JITTERIN'JINN 『にちようび』 |
B.B.クイーンズ 『おどるポンポコリン』 |
次作: TMN 『THE POINT OF LOVERS' NIGHT』 |
オリコン週間シングルチャート第1位 1990年7月23日付 (通算2週) |
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前作: TMN 『THE POINT OF LOVERS' NIGHT』 |
B.B.クイーンズ 『おどるポンポコリン』 |
次作: 中森明菜 『Dear Friend』 |
オリコン週間シングルチャート第1位 1990年8月20日付 (通算3週) |
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前作: 中森明菜 『Dear Friend』 |
B.B.クイーンズ 『おどるポンポコリン』 |
次作: 光GENJI 『CO CO RO』 |
オリコン週間シングルチャート第1位 1990年9月3日付~1990年9月24日付 (4週連続、通算7週) |
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前作: 光GENJI 『CO CO RO』 |
B.B.クイーンズ 『おどるポンポコリン』 |
次作: 工藤静香 『私について』 |
オリコン年間シングルチャート第1位 | ||
前年: プリンセス・プリンセス 『Diamonds (ダイヤモンド)』 |
B.B.クイーンズ 『おどるポンポコリン』 |
次年: 小田和正 『Oh! Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に』 |
日本レコード大賞受賞作品 | ||
前年度 1989年 第31回 Wink『淋しい熱帯魚』 |
1990年 第32回 堀内孝雄『恋唄綴り』 B.B.クイーンズ『おどるポンポコリン』 |
次年度 1991年 第33回 北島三郎『北の大地』 KAN『愛は勝つ』 |
選抜高等学校野球大会入場行進曲 | ||
前年度 1990年 第62回 相川恵理 『約束』 |
1991年 第63回 B.B.クイーンズ 『おどるポンポコリン』 |
次年度 1992年 第64回 槇原敬之 『どんなときも。』 |