あしずり (列車)
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あしずりとは、四国旅客鉄道(JR四国)が高知駅~中村駅 間を、土讃線・土佐くろしお鉄道中村線経由で運行するエル特急である。
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[編集] 運行概況
特急に格上げされてからは「南風」・「しまんと」を高知駅で系統分離した色合いが強い列車で、運転本数が上下で違っていたり、運転本数が大きく変わったりしている。2000系気動車になってからは、高知運転所からの送り込み列車の色合いが強くなり、上りは「しまんと」・「南風」として高松駅・岡山駅に直通するため、下り5本、上り1本になったり、下り5本のみの時期もあったが、2003年以降は上り列車の運行はなく下りの「あしずり1号」1本のみ設定されている。
また2006年3月18日の改正からは、号数表示が無くなり「あしずり」と表記されている。昼行特急列車で号数表示が無いのは珍しい。
[編集] 車両
2005年現在、2000系気動車を使用している。2~3両編成で運転されている。
[編集] 運転本数
高知駅 - 中村駅間 下り1本
[編集] 停車駅
高知駅 - 佐川駅 - 須崎駅 - 土佐久礼駅 - 窪川駅 - 土佐佐賀駅 - 土佐上川口駅 - 土佐入野駅 - 中村駅
[編集] 沿革
- 1961年、高松駅 - 窪川駅間を運行する準急列車として「足摺」(漢字による名称)この名称が使用される。
- 1966年、「足摺」急行列車に昇格。
- 1968年、高松駅 - 窪川駅間急行の名称を「あしずり」に変更し、同時に同じ区間を運行していた「南風」も合わせる。
- 1972年3月、「あしずり」中村駅まで延長。
- 1989年、「あしずり」高松駅乗り入れ終了。現行の運転形態となる。
- 1990年、「あしずり」エル特急に昇格。下り2本、上り1本で運転開始。キハ181系、キハ185系を使用。
- 1991年、「あしずり」3往復に。キハ181系を使用。時刻表ではしまんと1・12号を含めグリーン車連結の3両編成になっていたが、実際は毎日1両の増結が入り3両で運転されたことはなかった。
- 1993年3月、「あしずり」に振り子気動車を使用開始。下り2本、上り1本に。
- 1993年10月、「あしずり」下り3本、上り2本に。
- 1997年10月1日、「あしずり」土佐くろしお鉄道宿毛線開業により一部列車が宿毛駅発着となる。
- 1998年3月、「あしずり」下り4本、上り2本に。
- 1998年10月、「あしずり」下り4本、上り1本に。
- 1999年3月、「あしずり」下り5本、上り1本に。
- 2001年3月3日、「あしずり」下り5本、上り0本に。上り列車運行中止。
- 2003年10月1日、「あしずり」下り1本、上り0本に。宿毛駅乗り入れを中止。「あしずり1号」高知駅→中村駅間の運行となる。
- 2006年3月18日、この日の改正で号数表示が無くなる。
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