UFC
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UFC (Ultimate Fighting Championship)は、1993年、アメリカ・コロラド州デンバーで開催された総合格闘技の大会である。
ケーブルテレビのPPVで始まった企画ではあったが、「金網、究極ルール」という過激かつ斬新な演出に、世界中のマニアな格闘技ファン達も度肝を抜かれ、類を見ない興奮を味わったと言われている。
初期は体重無差別によるワンナイト・トーナメントであったが、現在は階級別でのタイトルマッチ(UFC *** Weight Championsip)によりチャンピオンを決めている。
1993年から2000年まではSEG社、2000年以降はズッファLLCが運営に当たっている。
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[編集] 草創期
空手家、柔道家、ボクサー、プロレスラー、相撲の力士らによる異種格闘技トーナメントはさながら当時大流行していた格闘ゲームの現実化で、これも大いに話題になった理由と思われる。
この大会をプロデュースしたのはブラジルのグレイシー一族のホリオン・グレイシーである。ホリオンは実弟のホイス・グレイシーをこの大会でデビューさせた。ホイスは、このルールを想定した練習体系を持つブラジルの格闘技グレイシー柔術を修得しており、危なげなくトーナメントを制覇。グレイシー一族の目論見であったグレイシー柔術のアメリカでのプロモーションは成功する。なお、ホリオンとホイスはUFCの運営方針を巡ってSEG社と衝突し、1995年のUFC5を最後にUFCを離脱している。
ホイスが活躍した初期大会のPPVの契約数は数十万を獲得したとも言われ大成功を収めたが、それが逆に既得権益を脅かしかねないとボクシング業界の警戒感を抱くことになった。同時にまた暴力性に対して不健全であるとのバッシングも起こり、UFCは逆風に直面した。アメリカでスポーツを管轄する各州のアスレチックコミッションで興業の認可を得られずに開催地を規制の緩い州で転々とし、あるいはケーブルテレビでの放送を断られ、アメリカではマイナーな存在であるCSテレビでのPPVを余儀なくされ、UFCを主催するSEG社の経営状況は悪化していく。
初期の同大会は現在のように総合格闘技のセオリーが全くと言って良いほど知られていなかったため、試合は目がテンパった者同士の殴り合いでしか無く、さながら街の喧嘩で、ルールある格闘技の試合には見えなかった。また出場していた選手の流派は数多く、さらにはアマチュアからプロの格闘家まで多岐に渡っていたが(中には流派が忍術という選手もいた)、名の通った選手はパンクラスのケン・シャムロックと極真空手やリングスで活躍したジェラルド・ゴルドーのみで、殆どは全く無名の選手ばかりでレベルはとても低かった。ただ、ほぼ全選手が緊張し興奮した状態で試合をしていたのとは対照的に、冷たい氷の様な目をし、的確に相手の急所に突きや蹴りを入れて決勝まで勝ち進んだジェラルド・ゴルドーは下り坂にある選手という評価を払拭し、ケン・シャムロックは二回戦でホイスのチョークスリーパーで破れたものの、その後はUFCの顔としてホイスと好勝負を繰り返した。ケンは一時期WWF(現WWE)でプロレスラーに転向しUFCを離れたが、現在は現役に復帰しており、リビング・レジェンドとして尊敬を集める選手である。
[編集] ルールの変遷
初期トーナメントで採用されたルールは、制限時間なし、ラウンド制なし、ブレイクなし、グローブなしで、反則は目潰し・噛み付きのみ。金的攻撃すら許される(第一回大会は金的は反則であったが自分の流派には金的攻撃があるという格闘家がいたため第二回大会から有効になった)という過激なもので、これはあらゆる格闘技の攻撃が有効とする公平なルールとされ最強の格闘技を決めるのに最適なルールと謳っていた。
これはブラジルで行われていたポルトガル語で何でもありを意味する「バーリトゥード」と言われるルールである。このルール自体はブラジルでは、かつてテレビマッチが行われ、非商業ベースの草試合も行われていたお馴染みのものだと言う。
日本では紹介され始めた当初、UFCを「アルティメット大会」、あるいは単に「アルティメット」と呼称することが多かった。アルティメットあるいはアルティメット大会はUFCのみならず、同種の何でもありルールの大会の代名詞としても用いられた。今日では一般に本国アメリカと同じく、日本でもUFCと呼ぶのが通例である。
[編集] 日本におけるUFC
第1回大会に日本の格闘技団体パンクラスに定期参戦していたケン・シャムロックが参戦したことにより、格闘技雑誌、プロレス雑誌はいち早くUFCの登場を伝えた。しかし、格闘ゲームの現実化とも言えるUFCの衝撃は、マニアの範囲にとどまらず、一般のテレビ番組でも大きく取り上げることになった。これにより、日本の格闘技界に多大な影響を受けた。打撃系格闘技のK-1が、1994年と1995年に総合格闘技の試合を組み込んだのをはじめとして、UFC開催以前から日本で行われていた総合格闘技大会の修斗、パンクラス、リングスはUFC寄りにルールを改定し、PRIDE、DEEPなどをはじめとする総合格闘技の新規プロモーションが勃興した。
SEG社時代には、スーパーステージの子会社UFC-Jとの間でフランチャイズ契約を結び、1997年から2000年にかけて計4度の日本大会を開催している。
UFC-Jは代表者の不祥事によって解散になり、ズッファ社体制になってからは、ボクシングの帝拳プロモーションをパートナーとして、テレビ放送を行いつつ日本大会の開催を模索している。2004年12月、2005年6月には、一旦は開催を発表した日本大会を延期している。
[編集] 現在のUFC
初期のUFCはワンデイ・トーナメント形式であったがボクシングの様な階級制になり、ルールも整備された。またUFCとは無関係のローカル大会が多く開かれるようになり底辺も広がった。さらにアマチュアレスラーが多く台頭したこともあり選手のレベルが向上した。結果初期の様な喧嘩さながらの試合はなくなり、より洗練された格闘技となった。圧倒的な強さと人気を誇った格闘技のバックボーンを持たない喧嘩屋タンク・アボットをブラジルの超新星柔術家ビクトー・ベウフォートが見事なボクシングテクニックでKOしたUFC13での試合は、喧嘩から格闘技へと進化したUFCの象徴的な出来事であろう。
近年、UFCにとって最も大きな変化は運営母体がSEGからズッファ社に変わったことであろう。ズッファ社はラスベガスに「ステーション・カジノ」というカジノを経営するイタリア系の会社でオーナーはロレンツォ・ファティータである。前述の通りUFCはアスレチックコミッションの力が強い州では興行がうてなかった(K-1がアメリカで大会を開くときK-1オフィシャルルールで試合が行われないのはアスレチックコミッションが定めるキックボクシングのルールに則っているため)。しかしボクシング業界と表裏一体にあるカジノを運営するズッファ社はコネクションを使いMMAのオフィシャルルール(UFCルール)を制定させた。その為、一時期のバッシングから起こった、PPVが打ち切りや、コミッションの力が弱い片田舎でしか興行をうてないといった事態を脱して、ラスベガスのホテルで行えるようになったのである。
2005年からアメリカのケーブル局スパイクTVで新人UFCファイターを発掘、育成すると言うテーマのリアリティーTV”The Ultimate Fighter”の放送が開始され高視聴率を獲得した。また同局が放送していたWWEロウが打ち切りになったため、後釜として放送されることになったUFCも相乗効果で高視聴率をマークした。これによりUFCは近年に無い盛り上がりを見せている。現在はスパイクTVではUltimate Fight night(UFN)というUFC本戦の二軍的大会が無料で放映されていて、スパイクTV開局以来の最高視聴率をマークしたりしている。
[編集] 日本の総合格闘技イベント『PRIDE』との差異
UFCに遅れること4年、プロレスラーの高田延彦とグレイシー柔術のヒクソン・グレイシーの対戦を実現させる為に発足したイベントがPRIDEである。当初、PRIDEは総合格闘技(MMA)のイベントではなく空手ルール等、様々な形式の試合を提供するイベントであったが現在は独自の総合格闘技ルール(PRIDEオフィシャルルール)のみとなっている(一部特別試合除く)。PRIDEはUFC、修斗以降の総合格闘技の流れを汲んだルールであるという認識が一般的であるが、現在は少々異なる部分もある。これにより試合自体の流れ、選手における技術体系に大きく差が出る。以下がPRIDEとUFCの主な違いである。
- 『オクタゴン(金網)』と『リング』
- UFCとPRIDEの最も大きな違いは試合の行われるマットであろう。PRIDEがロープに囲われた正方形のリングで行われているのに対し、UFCの試合はオクタゴンと呼ばれる金網で囲われた八角形のマット上で行われている。オクタゴンの直径は9メートルとかなり広い(これはレスリングのマットのサイズを参考にしたと思われる)。PRIDEのリングも7メートル四方とボクシングやプロレスのリングなどと比べて1メートルほど大きく決して小さくはないが、オクタゴンはほぼ円形に近いということもあり、リングに慣れている選手はかなり広く感じるらしく過去UFCに登場した日本人選手の多くがそのような感想を述べている。この広さと円形に近い形状の為、リングでの試合のようにプレッシャーをかけられてロープに詰まるという様な展開は少ない。しかし一度金網際まで詰められてしまうとかなり不利な状況になってしまう。特にタックルで金網に押し付けられた場合タックルをされた側はテイクダウンを取られる危険性がリングに比べると遥かに大きい。これはオクタゴンがマット上から2メートルの高さまで隈無く金網で囲われている為である。リングにおいてもロープ際まで詰められると不利な状況になるのは違いないが、リングの場合、ロープの下にスペースがあるのでそこから足を出して踏ん張ることが可能である。またロープの間から手を外に出して倒れるのを防ぐことも出来る。しかし金網の場合、手や足を外に出すことが出来ないため、押し込まれてしまうと足が金網で揃ってしまい(棒立ちの状態)膝の裏に手を回されテイクダウンされてしまうパターンが多い。また金網の利点として、PRIDEで良く見受けられるロープに詰まって試合が止められること(所謂ストップ・ドントムーブ)やグラウンドで一方が攻撃を続けている時に相手の体がリング外へ出てしまった時にストップのタイミングがあやふやになってしまう様なことは一切無いという様なことがある。またPRIDEで反則とされるロープを掴む行為も、ロープと違い金網の場合は目が細かいため「たまたま手が引っかかった」という様な言い訳は通用しない(初期のUFCでは金網を掴むことは許されていたが現在は禁止されている)。この様に問題が多いにも拘らずPRIDEがリングを使っているのは、「金網だとスポーツに見えない」「暴力的に見える」というところが大きかったようである(単純に客席から見え易いという理由もある)。
- 『顔面への肘打ち』と『グラウンドでの頭部への蹴り(膝蹴り)』
- 実際の競技におけるルール上の違いの中で最も技術的に影響を与えているのは「顔面への肘打ち(UFC)」と「グラウンドでの頭部への蹴り(PRIDE)」であろう。UFCではPRIDEで禁止されている顔面への肘打ちが認められている(但し上から下に振り下ろす様な打ち方は禁止されている)。これによりサブミッションや柔術の様なグラウンドの技術が無くとも上になりガンガン肘を打つことによりグラウンドでの攻防が成立するため試合が膠着することが少ない。肘打ちの使い方や防御の技術に不慣れな選手がこのルールで試合をすると「グラウンド状態から肘を打ち→肘を嫌がって後ろを向きバックマウント→背中に肘を打たれ最後はチョークスリーパー」というパターンに嵌ることが多い。このパターンで五味隆典はBJペンに惨敗している(五味は打ち慣れていないせいか全く肘打ちを使っていなかった)。逆にUFCで禁止されPRIDEで認められているのが「グラウンドでの頭部への蹴り(膝蹴り)」(原則両者の体重差が10kg以内の場合に限る)である。これはまだ寝技での技術体系が完成されていなかったため膠着が多かったPRIDE初期に膠着をなくす為にPRIDE13から導入されたルールである(グラウンドの攻防を全く理解しない観客が多かったのも理由の一つ)。両手、両膝をマット上に着いた(4点ポジション)相手選手の頭部への蹴りや膝蹴りが認められた為、それまで多かった所謂カメの状態での防御が使えなくなり、ポジション取りやグラウンドでの打撃の防御の技術が向上し膠着が激減した。しかし攻撃面においては特に革新的な技術の向上はなく、また防御面においても肘打ちの防御と共通する点も少なく無かったためUFCの選手がPRIDEで試合をした際、ルールに対応出来ないなどという場面は無かった。因にこのルールでの最初の犠牲者は、ボコボコに腫れた顔が印象に残っているせいか桜庭和志である様に語られることがあるが、実際はアラン・ゴエスである(対マーク・コールマン戦 タックルをガブられ頭頂部へ膝を入れられKO)。余談ではあるが修斗では後頭部の打撃が認められており、UFCやPRIDEとはまた違ったグラウンドでの展開を見ることが出来る。
- 判定
- 判定の基準はPRIDEの場合、審判員によりやや異なるが、概ね攻勢をしかけた方が勝利する場合が多い。勿論UFCもこの点は同じだが全ての審判員が一致して重視するポイントがある。それはテイクダウンとグラウンドで上のポジションをキープしたかどうかという点である。特にポジションに関しては露骨に判定に反映され、下の選手が下から一方的に攻め続けたとしても判定になれば上のポジションにいた選手の勝利ということになる。日本の総合ファンには全く理解出来ない判定基準ではあるが、アメリカのファンの間では一致してこの基準が受け入れられているらしく『PRIDE GP 2003 開幕戦』でのリコ・ロドリゲスとアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの試合結果(判定でノゲイラの勝利)はインターネット上でかなりの物議を醸していた。
- また、特に最近は白人選手のみが活躍するケースが増えているが、ある意味、素のアメリカを象徴しているともとれ、それは判定にも影響する。典型的な例はバス・ルッテンとケビン・ランデルマンの試合で露呈した。試合は常にランデルマンが上を取り圧倒するが判定はなんとルッテンに挙がる。自国の黒人選手よりも、オランダ出身の白人選手を贔屓した場面は、人種差別的な要素があったことは否定できないであろう。この判定にランデルマン陣営は激しく講義するも、あっさり撤退して会場を去った。判定は覆らない空気を読んでしまったと思われる。
- 『競技』と『エンターテインメント』
- PRIDEを運営するDSE側は「プロとしての試合をしない選手は、勝敗抜きに次呼ぶ事は無い」と公言している。
- PRIDEを運営するDSE側は「プロとしての試合をしない選手は、勝敗抜きに次呼ぶ事は無い」と公言している。
階級別国際ランキング制など設けず、基本的には階級・体重や選手層などに縛られ過ぎないマッチメイクを心がけている。
この様な、ファン心理やメディア心理を重要視したプロモーションの姿勢は、それまでオリンピック競技や武道以外の"いわゆる格闘技"に興味が薄かった層からも、新に多くのファンを生むことで成功した。
だがその一方で長年の格闘技愛好家・研究家からは疑問・不満の声が年々増していると言える。
ショー・アップされすぎた興行、試合内容、会場演出などはまさに賛否両論分かれるところである。
やはり格闘技というジャンルはその性格上、厳正なる競技としての質の向上よりも人気商売としての姿勢を大事にしていくほうが、より自然であると思われる。
国内ではプロレスリングと空手道の関係者が始めた異種格闘技という概念。この両者の最大の持ち味を最も発展した形でお客に見せる。そのためには新しいルールと新しい選手が必要である。そして新しい演出が生まれ、新しいドラマが作り上げられていく。格闘家と呼ばれる選手達はもうそこからスポーツ選手と呼ばれることはない。
それは、格闘技の最大の魅力が“競技”であって“ショー”でもあるからである。
かつて“ルール無しルール”による喧嘩大会の様相で始まったUFCは現在では確立したスタイルとして整備され、階級別によるマッチメイク、ランキング性の導入など行いプロボクシングに近い「スポーツ格闘技像」を目指している(修斗もこちらに近いスタイルである)。
しかし格闘技には他にも相手がいる。テレビ視聴率に象徴される数字至上主義である。
近年のUFCはWWEと(日本では格闘技番組とバラエティ番組が)視聴率で張りあうためか、ある種のエンターテインメント路線を敷いており、政治的な意図や主催者の都合などが見られる試合も見え隠れするようになってきている。
- これら以外にもラウンド数等、細かい違いもある。
[編集] 日本でのテレビ放送
- ホイス・グレイシーが活躍した初期大会は、NHK衛星放送、日本テレビ「世界まる見え!テレビ特捜部」、テレビ朝日「リングの魂」などの番組内で紹介。
- 1997年の第1回UFC-Jは日本テレビが深夜に放送した。
- CSテレビのディレクTV(スカイパーフェクTV!に吸収)は1500円のPPV放送を行った。
- 2000年、CSテレビ、ケーブルテレビチャンネルのJ SKY SPORTS(現・J SPORTS)はSEG社とUFC28から毎回放送の契約を締結したが、UFC29を放送した時点で、UFCの運営がズッファ社となり、契約を解消した。
- 2001年にズッファ社体制になって、UFC31からUFC34フジテレビ「SRS」の番組内でダイジェスト放送した。
- 2002年4月からボクシングの帝拳プロモーションを仲介して、 WOWOWでの定期放映が始まる。WOWOWはUFC36から2時間枠で放送している。実況は高柳謙一。解説は格闘家の高阪剛が担当することが多い。
- 2005年2月からはテレビ東京が地上波での放送権を取得した。ただし契約は、2005年6月に開催とされた日本大会を含む4大会のみと言われる。テレビ東京では1時間枠で放送している。
- 2006年4月からCSテレビの日テレG+でWOWOWから1ヶ月遅れでの放送を再開。1時間30分枠で、実況は日本テレビアナウンサーが務める。解説はプロレスラーの高山善廣。
[編集] 日本大会(UFC-J主催)
- 1997年12月21日「UFC Japan - Ultimate Japan 1」(横浜アリーナ) 桜庭和志が総合格闘技デビュー
- 1999年11月14日「UFC 23 - Ultimate Japan 2」(千葉・東京ベイNKホール) 高阪剛対ペドロ・ヒーゾ
- 2000年4月14日「UFC 25 - Ultimate Japan 3」(東京・国立代々木競技場第2体育館) ヴァンダレイ・シウバ対ティト・オーティス
- 2000年12月16日「UFC 29 - Defense of the Belts」」(東京・ディファ有明) 近藤有己対ティト・オーティス
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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