30

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30（三十、卅、丗、さんじゅう、みそ、みそじ）は、自然数また整数において、29の次で31の前の数である。

30
素因数分解	2×3×5
ローマ数字	XXX
大字	参拾
二進数	11110
十二進数	26
十六進数	1E
二十進数	1A

[編集] 数学的性質

30 は合成数であり、約数は1, 2, 3, 5, 6, 10, 15 と 30 である。
1/30 = 0.03…（下線部は循環節）
1² + 2² + 3² + 4² = 30
正十二角形の中心角と外角は30°である。
三角関数では sin30° = 1/2, cos30° = √3/2, tan30° = 1/√3 。また 30° = π/6 rad である。
30は互いに素な数が全て素数になる最大数である。30の互いに素な数は7,11,13,17,19,23,29,である。
九九では 5 の段で 5 × 6 = 30 （ごろくさんじゅう）、6 の段で 6 × 5 = 30 （ろくごさんじゅう）と 2 通りの表わし方がある。

[編集] その他 30 に関連すること

三十を意味する「卅」という字もある。例：卅五年（= 三十五年）。
30を、ラテン語ではtriginta、ギリシャ語ではtricontaという。
日本では、参議院議員および都道府県知事の被選挙権は30歳以上。
原子番号30番の元素は亜鉛(Zn)。
古くから、1箇月は30日で概算されて来た。太陽暦、太陰暦（朔望月）共に、1箇月は約30日である。尚、月の公転周期は27日である。
転じて、時間の基数として30が多く用いられる。他には12もある。
- 時計においては、文字盤の1個分は30°であり、1°を1日に例える。
- 又、1°を1箇月とすると、一周（360°）は30年となる。
- 時間の単位で、30年を1世または1世代という場合がある。これは、1箇月を1°とした場合の一周に当たり、1世代のおよその活動周期を表す。
- 30年祭を、英語で“pearl jubilee”という。結婚30周年の祝賀を真珠婚式といい、特に西洋では、真珠が30周年の記念品や形容詞とされる事が多い。
- 法要においては、30周忌（＝31回忌）前後を弔い上げとするのが一般的であるが、これより長く続ける場合もある。
- 十干は、1箇月の日数（≒三十日）を表すものとも言われる。これは、十の3倍がジャスト三十となるため。
- 1時間を60 分、直角を90°、周角を360°とする単位体系は、30の倍数に則っている。
- 土星の公転周期は約30年である。
三十年戦争：1618年～1648年の間、ヨーロッパで行われた宗教戦争。
1時間（1度）の半分は30分。
30日を三十日（みそか）という。
30歳の別名：三十路（みそじ）、而立（じりつ。論語に因む）、半還暦。
ただし、本来は「みそじ（みそぢ）」または「みそち」自体が「30」という数そのものを表わした。この場合の「-ち」という接尾辞は「はたち：20」の「-ち」、あるいは9以下の「-つ」と同根である。後に専ら年齢について用いられるようになり、「路」という字が当てられるようになった。
30歳は大きな年齢的節目と感じる人が多い。女性の場合はそれがより顕著になる。
2個ある（直角）三角定規のうち一方の、一つの角度。
ソフトボールにおいて、背番号30は監督がつける背番号。
大相撲の第30代横綱は西ノ海嘉治郎である。
日本人の30％はO型の血液型であるといわれている。