結婚記念日
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結婚記念日(けっこんきねんび)は結婚式を行った日を記念日扱いした日。この記念日は極めて個人的なものであるから、当事者である2人のみで祝われることが多い。
それぞれの結婚記念日には、結婚式からの経過年数によって名称が定められており、その名に相応しい贈り物を夫婦間で交換する。以下、イギリス式による結婚記念日呼称の一例を示す。
- 1周年: 紙婚式
- 2周年: 藁婚式、綿婚式
- 3周年: 革婚式、糖菓婚式
- 4周年: 絹婚式、皮婚式(皮革婚式)
- 5周年: 木婚式
- 6周年: 鉄婚式、花婚式
- 7周年: 銅婚式
- 8周年: 青銅婚式
- 9周年: 陶器婚式
- 10周年: アルミ婚式、錫婚式
- 11周年: 鋼鉄婚式
- 12周年: 亜麻婚式
- 15周年: 水晶婚式
- 20周年: 磁器婚式、陶器婚式
- 25周年: 銀婚式
- 30周年: 真珠婚式
- 35周年: 珊瑚婚式
- 40周年: ルビー婚式
- 45周年: サファイア婚式
- 50周年: 金婚式
- 55周年: エメラルド婚式
- 60周年: ダイヤモンド婚式
- 75周年: プラチナ婚式
銀婚式からダイヤモンド婚式までの5年毎に設定されている名称は広く用いられているものだが、それ以外の名称には様々なバリエーションがある。しかし、どの体系でも共通して、最初のうちは廉価で柔らかく日常的な物から始まり、徐々に高価で硬い貴重品へと変わっていく傾向がある。これらの記念日のうち、特に金婚式・銀婚式は盛大に祝われる事が多い。日本では、主に母親・妻である女性に夫や子・孫が高価な祝いの品を贈る事が多い。
欧米では紙婚式にはウェディングケーキの頭頂部を、お祝いに夫婦で食べるのが風習である。この為に頭頂部だけは持ち帰れるように、また日持ちするようにケーキ台はカステラで作られており、更に披露宴当日から1年後まで変質しないよう、冷蔵庫などで厳重に保存される。